子どもが生き生きとする授業スタイル-1-
社楽の会第222回報告で紹介した、森竹高裕氏の「子どもが生き生きとする授業スタイル」を復刻します。
子どもが生き生きする授業スタイルを、自分の実践を分析し、大きく6つに分けた50に類別しています。
50拾い出せることがすごいし、また、これだけやってきたこともすばらしいのひと言に尽きます。
これも、長年のシリウスでの活動で追試や実践を積み上げてきたからできることで、一人ではとてもできません。
よく読むと、理論的に多くのバックボーンが読み取れ、幅広く勉強しただろう足跡がうかがえます。
ぜひ、参考にしていただき、それぞれの教師が、自分が持っている技をまとめていただきたいと考えます。
今日から、6回に分けて紹介します。(※は私のコメントです。)
これまでずっと子どもが生き生きする姿をもとめて工夫をしてきました。子どもが好きなこと・喜ぶことには、コツがありそうです。注意深く見ると研究授業なども、これらを組み合わせています。
どんなときに子どもが喜び生き生きとした姿になるのか洗い出してみると、全部で50ありました。
「いい授業だった」という評価を得るときには、きっとこれらのコツをうまく取り入れているのだと思います。
■分類
A 具体物を使う B 思考する C 劇・シュミレーション、体験・実験
D 仲間・グループ E 表現する F ゲームやクイズ
■A:具体物を使う
1 モノを使って考える
具体物を使うと思考が高まり、子どもが生き生きとする。子どもは操作活動をしながら、思考を高めている。作業をしているときのつぶやきをうまく拾い、一斉学習の場面につなげたいたい。
例:3年社会「スーパーマーケット」売り場の工夫:商品が売れる工夫を考えながらバナナをならべよう。
6年算数「立体」四角柱の展開図:端から端までアリが移動するとき、一番の近道はどの道か?
※ 実物は集中化・具体化のためにもぜひほしいアイテムです。子どもの発表でも「何も見ない 何かを見せる」が大原則。
2 操作活動
具体物を使って操作しながら考える。
例:1年算数「たし算」:つみ木を使って2+3を考えよう。
5年社会「日本の工業」MADE IN JAPAN の特徴を知る: 身の回りの製品を集め、どの国で作ったか分類しよう。
3 食べ物づくり
モノを作って食べる。
例:総合「大豆を作ろう」大豆を原料としたものを作る:きなこ、枝豆、豆腐を作って食べる。
学活「めあてを決めてミニパーティーをしよう」:おむすび、べっこう飴、ホットケーキなどを作って食べる。
※ 興味・関心を高めるためには、食べ物づくりは抜群です。英語・家庭科の合科学習で、「英語のレシピを訳して作りなさい」という授業では、真剣に辞書を引いてグループで協力していました。
4 パソコン
パソコンを授業の中に取り入れる。パソコンがあると集中力が高まる。
例:5年理科「天気の変化」秋の天気:インターネットのライブカメラで各地の天気を天気図と比べて見る
3年算数「わり算」練習問題:ゲーム的要素のある子ども向けサイトで、基礎基本の練習問題をする
※ これが出た頃は、まだパソコンが珍しかった時代です。
パソコンは、これ以外にもいろいろなメリットがあります。可能性を広げていきましょう。
5 見えないものを見えるようにする
学習の進み具合(自分の成長)を学習カードやシールによってあらわす。
例:体育「鉄棒・なわとび」:練習方法を紹介し、できた所には印をつけていく。
国語「音読」:教材文を1回読んだら、○を一つぬりましょう。
※ 見える化です。これも、目標にもなり、評価にも生きる、いろいろと役に立つ基本の技です。
出典 MM小学1518 より
明日に続きます。
子どもが生き生きとする授業スタイル-1-
子どもが生き生きとする授業スタイル-2-
子どもが生き生きとする授業スタイル-3-
子どもが生き生きとする授業スタイル-4-
子どもが生き生きとする授業スタイル-5-
子どもが生き生きとする授業スタイル-6-
社楽の会第222回報告で紹介した、森竹高裕氏の「子どもが生き生きとする授業スタイル」を復刻します。
子どもが生き生きする授業スタイルを、自分の実践を分析し、大きく6つに分けた50に類別しています。
50拾い出せることがすごいし、また、これだけやってきたこともすばらしいのひと言に尽きます。
これも、長年のシリウスでの活動で追試や実践を積み上げてきたからできることで、一人ではとてもできません。
よく読むと、理論的に多くのバックボーンが読み取れ、幅広く勉強しただろう足跡がうかがえます。
ぜひ、参考にしていただき、それぞれの教師が、自分が持っている技をまとめていただきたいと考えます。
今日から、6回に分けて紹介します。(※は私のコメントです。)
これまでずっと子どもが生き生きする姿をもとめて工夫をしてきました。子どもが好きなこと・喜ぶことには、コツがありそうです。注意深く見ると研究授業なども、これらを組み合わせています。
どんなときに子どもが喜び生き生きとした姿になるのか洗い出してみると、全部で50ありました。
「いい授業だった」という評価を得るときには、きっとこれらのコツをうまく取り入れているのだと思います。
■分類
A 具体物を使う B 思考する C 劇・シュミレーション、体験・実験
D 仲間・グループ E 表現する F ゲームやクイズ
■A:具体物を使う
1 モノを使って考える
具体物を使うと思考が高まり、子どもが生き生きとする。子どもは操作活動をしながら、思考を高めている。作業をしているときのつぶやきをうまく拾い、一斉学習の場面につなげたいたい。
例:3年社会「スーパーマーケット」売り場の工夫:商品が売れる工夫を考えながらバナナをならべよう。
6年算数「立体」四角柱の展開図:端から端までアリが移動するとき、一番の近道はどの道か?
※ 実物は集中化・具体化のためにもぜひほしいアイテムです。子どもの発表でも「何も見ない 何かを見せる」が大原則。
2 操作活動
具体物を使って操作しながら考える。
例:1年算数「たし算」:つみ木を使って2+3を考えよう。
5年社会「日本の工業」MADE IN JAPAN の特徴を知る: 身の回りの製品を集め、どの国で作ったか分類しよう。
3 食べ物づくり
モノを作って食べる。
例:総合「大豆を作ろう」大豆を原料としたものを作る:きなこ、枝豆、豆腐を作って食べる。
学活「めあてを決めてミニパーティーをしよう」:おむすび、べっこう飴、ホットケーキなどを作って食べる。
※ 興味・関心を高めるためには、食べ物づくりは抜群です。英語・家庭科の合科学習で、「英語のレシピを訳して作りなさい」という授業では、真剣に辞書を引いてグループで協力していました。
4 パソコン
パソコンを授業の中に取り入れる。パソコンがあると集中力が高まる。
例:5年理科「天気の変化」秋の天気:インターネットのライブカメラで各地の天気を天気図と比べて見る
3年算数「わり算」練習問題:ゲーム的要素のある子ども向けサイトで、基礎基本の練習問題をする
※ これが出た頃は、まだパソコンが珍しかった時代です。
パソコンは、これ以外にもいろいろなメリットがあります。可能性を広げていきましょう。
5 見えないものを見えるようにする
学習の進み具合(自分の成長)を学習カードやシールによってあらわす。
例:体育「鉄棒・なわとび」:練習方法を紹介し、できた所には印をつけていく。
国語「音読」:教材文を1回読んだら、○を一つぬりましょう。
※ 見える化です。これも、目標にもなり、評価にも生きる、いろいろと役に立つ基本の技です。
出典 MM小学1518 より
明日に続きます。
子どもが生き生きとする授業スタイル-1-
子どもが生き生きとする授業スタイル-2-
子どもが生き生きとする授業スタイル-3-
子どもが生き生きとする授業スタイル-4-
子どもが生き生きとする授業スタイル-5-
子どもが生き生きとする授業スタイル-6-
楽しみにしています。
この方,お名前だけは存じております。
多くの実践を積み重ねてこられた方の理論は何にも勝るものです。
私ももっともっと勉強しなくてはなりません。
特に-2-では、思考力がつく技がいろいろとあります。
お役に立てば・・・・。