文部科学省より多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導に関するワーキンググループ(第3回) 議事要旨を紹介します。
どんなことが話し合われているのか気になっていました。
ここから https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/168/001/siryo/1413457_00002.htm
1.日時
令和3年11月5日(金曜日)10時00分~12時00分
2.場所
Web開催(Webex)
3.議題
- 多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導に関するワーキンググループにおける審議結果の報告内容(案)について
- その他
4.出席者
委員
浅野委員,岡田委員,奥村委員,笹森委員,野田主査,藤田委員,八並委員
オブザーバー
小野オブザーバー,滝オブザーバー,宮古オブザーバー
文部科学省
鈴木生徒指導室長
5.議事要旨
【主査】 第3回の多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導に関するワーキングを開催する。今日のワーキングで多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導に関して取りまとめ、親会議のほうに提案させていただく。
まず、全体として、一旦、この章の場合、多様な課題をということで、その下に発達とか健康とか家族とか入るため、他の章とディレクトリーが異なる。また、ほかの領域の根っこで理解しておく必要のある側面もある。
ほかと重なる部分があるけれども、一応、資料にあるように、関連法規から対応、それから関係機関までという構成で示していただきつつ、どこまで細かくこの章で書く必要があるかということが出てくるかと思う。この辺りのすみ分けについては、作業の入り口、あるいは途中のあらあらの構想が立ったところで何らかの形で、親会議を含めて、ほかの章、あるいは1部、2部との関係で調整できるようになればと思う。
【委員】 参考資料の1回目、2回目の主な意見を読むと、第1部でもある程度書けそうな部分がある。第10章に関しては、まさに極めて困難なケースなので、ほかの第2部の各章のように、関係法規から組織体制、未然防止や連携という形は取りづらい。
それよりは、項のところで特定のトピックを扱って、そこで関連法規や現場での連携の仕方といったものを書くほうが書きやすく、ほかの部分との重複も避けられると思う。
【主査】 今までの提要に入っていなかったこともしっかり受け止めていくとことは必要と思う反面、例えばヤングケアラーなどは、制度的に新たな概念として入ってきているので、構成をつくりにくい。この辺は、また児相サイドとの関係でも議論の余地がある。全体としては、各トピック、テーマを意識しながら記述していただくということで合意いただければと思う。
次に、第10章の内容について。全体としては、項のところは、このような立てつけを考えつつも、どれをどこに当てはめるかというのは、今の話のように若干悩ましいところもあった。しかし、10章の中の大きなカテゴリーとしては、発達と、それから健康あるいは医療問題と、家庭、家族という、大きな3カテゴリーで特段動かす必要がないのではないかということであった。
例えば、LGBTQを含む性的な問題等も幾つか出たが、これも第1部、あるいはほかの章のところで吸収できる部分と、今後のことを考えれば、逆に1章とか、1部とか2部のほかの章で扱い切れない部分で10章に回ってくるものもあり得る。一旦は、この3部構成そのままで、発達関係と健康・医療関係と、それから多様な家族という部分で進めさせていただきたい。
第10章第1節については、発達障害とその周辺域の障害について記述してはどうか。また、学習障害を含む特別支援に係る対応、特に合理的配慮などの記述も要るのではないか。検査機関へのつなぎ方をどうするか。それから、校内連携体制のつくり方。文部科学省のほうで令和3年6月に「障害のある子供の教育支援の手引」を作成しているので、ここへリンクを飛ばすと同時に、手引との間でのつなぎも考える必要があるのではないかというような御意見をいただいた。この点について、御意見をいただきたい。
(以下略)
【文部科学省関連サイト】
文部科学省、小学校、中学校、高等学校、中央教育審議会、平成29・30年改訂 学習指導要領、解説等、教育に関する基本的な法律・計画など、GIGAスクール構想の実現について、統計情報、学校におけるICT環境の整備・運用について、文部科学省/mextchannel、
【教職員支援機構サイト】