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4月2日の社説は・・・

2019-04-02 05:54:59 | 社説を読む
「令和」に決まりました。

朝日新聞
・ 平成から令和 一人一人が時代を創る
・ 景気息切れ 急変への備えはあるか

読売新聞
・ 元号は令和 新時代を実感できるように

毎日新聞
・ 新しい元号は「令和」 ページをめくるのは国民

日本経済新聞
・ 新しい元号「令和」がひらく未来は

産経新聞
・ 新元号に「令和」 花咲かす日本を目指そう

中日新聞
・ 希望のもてる時代に 新元号は「令和」



朝日です。
「新天皇の即位まであと1カ月となったきのう、新たな元号が「令和(れいわ)」に決まった。元号はこれまで中国の古典を典拠としてきたが、初めて国書の「万葉集」から選ばれた。

 皇位継承前の元号発表は、憲政史上初となる。昭和天皇の病状悪化を受け、水面下で極秘に準備された30年前の平成改元と異なり、選定の日程や手続きは事前に公表された。

 世の中が自粛ムードに覆われることもなく、元号予想があちこちで行われた。入社式で新入社員全員が、自分の「新元号」を披露した企業もあった。人々は思い思いに、この日を受け止めたのではないか。

 中国に起源を持つ元号は、「皇帝による時の支配」という考えに基づく。明治以降に制度化された、天皇一代にひとつの元号という「一世一元」は維持されているものの、国民主権の現憲法の下、国民の間には、西暦との自然な使い分けが定着しているようにみえる。」 


読売です。
「令和は、日本最古の歌集である「万葉集」の「初春の令月にして、気淑よく風和やわらぎ」から引用した。国民の理想としてふさわしく、読みやすく書きやすいなどの条件を踏まえたという。」

「特許庁は、新旧の元号を商標登録できないように審査基準を改訂した。特定業者に独占的に使われるのを防ぐ狙いはうなずける。

 4月30日の退位と、5月1日の即位の儀式の細目が決まった。退位の儀式終了後、皇位の証しである剣璽けんじ(剣と曲玉)をいったん元の保管場所に戻し、翌日改めて即位の儀式に持ち込む。

 天皇陛下が自らの意思で、皇太子さまに皇位を譲ったと受け取られないようにするのは適切だ。

 代替わりに伴う儀式は来年まで続く。つつがなく執り行われるよう準備を尽くすべきである。」


毎日です。
「今回は、どんな元号になるのかインターネット上などで自由に予想が飛び交ったのが特徴だ。

 昭和の終わりには昭和天皇の病状悪化が日々伝えられ、社会は自粛ムードに包まれた。当時のような抑圧的な空気から解放されたことは、国民生活にとって望ましい。

 こうした明るい雰囲気は、陛下の退位を大半の国民が支持したことも影響しているだろう。」

私もその一人です。

産経です。
「現在、元号を使用している国は日本だけになった。日本は、4つ目の「大宝」(701年)から、1300年以上、途切れることなく使い続けてきた。

 日本が継承してきた東洋の生きた文化であるのはもちろん、日本自身にとっても極めて大切な未来へ繋(つな)ぐ伝統文化である。

 元号を建てることは、国の独立の象徴でもあった。中国の歴代王朝は、傘下の国に中国の元号の使用を強いていた。日本の元号の歴史は、天皇を戴(いただ)く日本の国が、途切れることなく独立を保ち続けたことを示している。」

中日はやや異質です。
「「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ、という意味が込められている」。安倍晋三首相は新元号の「令和」の意味をそう説明した。

 出典は「万葉集」。歌の序から採取した二文字の意味のつながりは、読み取れるだろうか。

 それに比べ、「易経」が典拠の「大正」は、政治が正しく行われるという意味がある。「昭和」は「書経」から。皆で平和を目指すという意味だ。「平成」は「史記」と「書経」から。内外が安定し、天地とも平和になるという意味があった。

 むろん「万葉集」は誇るべき日本の古典である。天皇から庶民までの膨大な古代の歌集は世界に類をみないほどである。それを大切に思う気持ちに異存はない。

 日本の元号は七世紀の「大化」から数えて二百四十八ある。出典が判明しているものは、すべて中国古典である。だから、今回の「国書」を典拠とした改元は初だ。長い日本の元号の伝統からはまさに異例といえる。

 ナショナリズムの反映とも受け止められる。」

二文字のつながりは感じられません。

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