《 指示は具体的に(体の動き、目・耳でわかるように)》
指示は具体的にするべきである。体の動き、視覚・聴覚でわかるものがよい。
○ 「前を向きなさい」
→「おへそを先生に向けなさい」;体の動きが明確である。
○ 「食器はていねいに返しなさい」
→「食器は音が出ないように置きなさい」;個々に聴覚で判断できる
○ 合唱で「のどを開けましょう」
→「あくびをするときにアーと声を出しましょう」「声の質が変わりました。それをのどが開いたと言います」;体の動きを具体的に説明する。
○ 「手はしっかり挙げましょう」
→「指先が天井に刺さるように上げましょう」「肩で耳の穴をさわりましょう」
○ 「話を3つします」
→「話を3つします。指を折りながら聞きましょう」
○ 「背筋を伸ばしましょう」
→「自分の背が一番高くなるように立ってごらんなさい」
できたらすかさずほめる。そこで子どもは学習する。
「すぐにまねする子もえらいよ」これで他に伝わる。
具体的な指示ができる教師は、子どもの姿が見えている。評価しているのである。