新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会 (第18回) 議事録
1.日時
令和2年11月13日(金曜日)14時00分~17時00分
2.場所
文部科学省(WEB会議)
東京都千代田区霞が関3-2-2
3.議題
- 新たな学びの実現に向けたICTの活用について
- 関係部会等からの検討状況の報告
- 答申(素案)について
- その他
ここから https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/083/siryo/1422565_00023.htm
堀田委員の発言です。
いわゆるコロナ禍で学校が臨時休業をしていたときに,どれぐらいオンラインでの学習が学校から提供できたかという数値でございます。同時双方向型のオンライン指導においては,小学校で8%,中学校で10%の設置者しか実際できなかったと。この設置者の管下の学校が全てやれたというわけではないことを考えますと,市民から見れば,スマホでテレビ会議ができるこの時代に,学校現場からオンラインで授業も提供してもらえなかったということに対しては,やはり随分非難があったところでございます。これは学校現場のICTインフラ,これは端末の問題でも高速ネットワークの問題でもありますけれども,そういうところが不足していたということは否めないかと思います。
次のスライドお願いします。OECD諸国では,既にICTの授業での活用あるいは家庭での活用について調査がされておりますが,御存じのとおり,PISA2018でも我が国はOECDで最下位でございまして,子供たちは,ネットでチャットをするとか,1人用ゲームで遊ぶとかいうのはOECDでトップなんですけれども,学習においてICTを使う,学校内外,どちらもそうなんですが,それはOECDで最下位ということになります。したがって,学校のICT環境の整備が不十分であるということが,子供たちにとってICTを用いて学ぶという経験の不足に既につながっており,これはもしかしたら将来,ICTを用いながら仕事をしていく,そういう人材のコンピテンシーに影響する可能性があります。
ぜひお読みください。