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風車の国 オランダ -5-

2009-12-22 06:04:27 | 社会科関連情報
ワールドカップ相手国のオランダを紹介するシリーズです。
しかし、出島の話になり、出島の三学者を紹介しています。

今日は、カール・ツンベルクです。



スウェーデンのツンベルクは、1775年(安永四年)に出島に赴任しました。
翌年には江戸参府を果たし、徳川家治に謁見しています。

ツンべルクは、江戸滞在期間中に、吉雄耕牛、中川淳庵、桂川甫周らの蘭学者を指導しました。そして、わずか在日一年で出島を去り帰国しました。

日本に関する彼の報告をもとに編集した『ツンベルク日本紀行』や『日本植物誌』、『ヨーロッパ、アフリカ、アジア紀行』などの著書があり、日本植物学の基礎をつくりました。

在日中に採集した植物800余種の標本は、今も学長を務めたウプサラ大学に保存されています。

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