選挙結果を各紙がどう報じたのか。
朝日新聞
・ 自公勝利という審判 「安定」の内実が問われる
読売新聞
・ 与党改選過半数 安定基盤を政策遂行に生かせ
毎日新聞
・ 19年参院選 自公が多数維持 課題解決への道筋見えず
日本経済新聞
・ 大きな変化を望まなかった参院選
産経新聞
・ 参院選で与党勝利 「大きな政治」の前進図れ
中日新聞
・ 政権運営は謙虚、丁寧に 改憲派3分の2割れ
※ 各社自公勝利を報ずる中で、中日だけが「改憲派3分の2割れ」
これが新聞社の色なのです。
朝日です。
「12年に1度、統一地方選と参院選が重なる「亥年(いどし)選挙」。前回の亥年の参院選で与野党逆転を喫し、1年で政権の座を去った安倍首相にとっては雪辱を果たしたことになるのだろう。
きのう投開票された参院選は、自民、公明の与党が改選議席の過半数を上回り、勝利した。日本維新の会を加えた改憲に前向きな勢力は、国会発議に必要な3分の2を維持することはできなかった。
首相が訴えた「政治の安定」は、ひとまず有権者に支持された形だが、「1強」による長期政権のおごりと緩みは誰の目にも明らかになっている。
首相は自ら緊張感をもち、野党に投票した有権者も意識して、丁寧な合意形成に努めなければ、国民の重い負託には応えられないと肝に銘じるべきだ。」
読売です。
「安定した政治基盤の下で内外の難題に正面から取り組み、結果を出してほしい。そうした民意が示されたと言えよう。
第25回参院選は、自民と公明の与党が、非改選の議席と合わせて、参院の過半数を確保した。今回の改選に限っても、半数を超えた。
自民党は、カギを握る32の「1人区」で勝ち越した。複数区でも堅調で、北海道などで2人が当選を果たした。公明党は、複数区に擁立した7人全員が当選した。」
毎日です。
「第2次安倍政権の発足以降、3回目となる参院選が終わった。
自民党は改選前より議席を減らしたものの、自民、公明の与党で参院の多数派を維持した。6年半に及ぶ長期政権に対し、有権者は一応の支持を与えたと言えよう。
ただし、今回の参院選が日本の抱える人口減少や少子高齢化という長期的な課題の解決に資するものだったかというと、心もとない。
衆参の2院制をとる日本で特に参院は「熟議の府」たる役割を期待される。解散のある衆院と異なり、参院議員には6年間の任期が保証されるからだ。政党間の対立とは距離を置き、大局的に政策を論じることが参院選には求められる。」
日経です。
「有権者は大きな変化を望まなかった、ということだろう。選挙戦で、与党の自民、公明両党は「政治の安定」を掲げ、野党の立憲民主党などは「まっとうな政治」や「家計第一」を訴えたが、双方とも追い風を生み出せなかった。低調な論戦の結果、地力に勝る与党が改選議席の半数を超え、3年前とほぼ同水準の勝利を収めた。」
産経です。
「憲政史上最長の首相在任を視野に入れる安倍晋三首相は、有権者から引き続き政権運営を託された。第25回参院選で与党の自民、公明両党が過半数を得て、国会での安定基盤を確保した。
1人区で統一候補を立てて共闘した野党側は、外交・安全保障や経済、社会保障で、明確な対立軸をすえて具体的政策を競うことが十分にはできなかった。
与野党の憲法改正に前向きな勢力は、改選、非改選合わせ3分の2に達しなかった。
安倍首相は21日夜、民放テレビ番組で憲法改正について「改選議席の過半数を得た。しっかり議論していけという国民の声をいただいた。国会で議論が進んでいくことを期待したい」と語った。」
中日です。
「有権者は政治の安定を望んだが、改憲勢力に発議可能な議席を与えなかった。安倍晋三首相は強引な改憲でなく、謙虚で丁寧な政権運営に徹するべきだ。
自民党総裁の安倍首相には厳しい戦いだったに違いない。今回の参院選は大勝した二〇一三年の前々回からの議席減をどこまで食い止められるかが焦点だった。
与党は首相が設定した勝敗ライン「非改選も含めた過半数」を超え、改選だけで過半数を獲得。一二年に党総裁に返り咲いた安倍氏は国政選挙六連勝となったが、与党と日本維新の会などを合わせた改憲勢力は改正発議に必要な三分の二を参院で割り込んだ。」
朝日新聞
・ 自公勝利という審判 「安定」の内実が問われる
読売新聞
・ 与党改選過半数 安定基盤を政策遂行に生かせ
毎日新聞
・ 19年参院選 自公が多数維持 課題解決への道筋見えず
日本経済新聞
・ 大きな変化を望まなかった参院選
産経新聞
・ 参院選で与党勝利 「大きな政治」の前進図れ
中日新聞
・ 政権運営は謙虚、丁寧に 改憲派3分の2割れ
※ 各社自公勝利を報ずる中で、中日だけが「改憲派3分の2割れ」
これが新聞社の色なのです。
朝日です。
「12年に1度、統一地方選と参院選が重なる「亥年(いどし)選挙」。前回の亥年の参院選で与野党逆転を喫し、1年で政権の座を去った安倍首相にとっては雪辱を果たしたことになるのだろう。
きのう投開票された参院選は、自民、公明の与党が改選議席の過半数を上回り、勝利した。日本維新の会を加えた改憲に前向きな勢力は、国会発議に必要な3分の2を維持することはできなかった。
首相が訴えた「政治の安定」は、ひとまず有権者に支持された形だが、「1強」による長期政権のおごりと緩みは誰の目にも明らかになっている。
首相は自ら緊張感をもち、野党に投票した有権者も意識して、丁寧な合意形成に努めなければ、国民の重い負託には応えられないと肝に銘じるべきだ。」
読売です。
「安定した政治基盤の下で内外の難題に正面から取り組み、結果を出してほしい。そうした民意が示されたと言えよう。
第25回参院選は、自民と公明の与党が、非改選の議席と合わせて、参院の過半数を確保した。今回の改選に限っても、半数を超えた。
自民党は、カギを握る32の「1人区」で勝ち越した。複数区でも堅調で、北海道などで2人が当選を果たした。公明党は、複数区に擁立した7人全員が当選した。」
毎日です。
「第2次安倍政権の発足以降、3回目となる参院選が終わった。
自民党は改選前より議席を減らしたものの、自民、公明の与党で参院の多数派を維持した。6年半に及ぶ長期政権に対し、有権者は一応の支持を与えたと言えよう。
ただし、今回の参院選が日本の抱える人口減少や少子高齢化という長期的な課題の解決に資するものだったかというと、心もとない。
衆参の2院制をとる日本で特に参院は「熟議の府」たる役割を期待される。解散のある衆院と異なり、参院議員には6年間の任期が保証されるからだ。政党間の対立とは距離を置き、大局的に政策を論じることが参院選には求められる。」
日経です。
「有権者は大きな変化を望まなかった、ということだろう。選挙戦で、与党の自民、公明両党は「政治の安定」を掲げ、野党の立憲民主党などは「まっとうな政治」や「家計第一」を訴えたが、双方とも追い風を生み出せなかった。低調な論戦の結果、地力に勝る与党が改選議席の半数を超え、3年前とほぼ同水準の勝利を収めた。」
産経です。
「憲政史上最長の首相在任を視野に入れる安倍晋三首相は、有権者から引き続き政権運営を託された。第25回参院選で与党の自民、公明両党が過半数を得て、国会での安定基盤を確保した。
1人区で統一候補を立てて共闘した野党側は、外交・安全保障や経済、社会保障で、明確な対立軸をすえて具体的政策を競うことが十分にはできなかった。
与野党の憲法改正に前向きな勢力は、改選、非改選合わせ3分の2に達しなかった。
安倍首相は21日夜、民放テレビ番組で憲法改正について「改選議席の過半数を得た。しっかり議論していけという国民の声をいただいた。国会で議論が進んでいくことを期待したい」と語った。」
中日です。
「有権者は政治の安定を望んだが、改憲勢力に発議可能な議席を与えなかった。安倍晋三首相は強引な改憲でなく、謙虚で丁寧な政権運営に徹するべきだ。
自民党総裁の安倍首相には厳しい戦いだったに違いない。今回の参院選は大勝した二〇一三年の前々回からの議席減をどこまで食い止められるかが焦点だった。
与党は首相が設定した勝敗ライン「非改選も含めた過半数」を超え、改選だけで過半数を獲得。一二年に党総裁に返り咲いた安倍氏は国政選挙六連勝となったが、与党と日本維新の会などを合わせた改憲勢力は改正発議に必要な三分の二を参院で割り込んだ。」