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新・授業で役立つ指導の技術-35-

2024-10-29 05:15:29 | 全員参加型授業の指導技術

《 自主学習コンクール 》

例えば、家庭学習を充実させたいとしよう。
しかし、なかなかノートを点検する時間がない。

5分で点検が済み、しかも、内容が充実していく方法がある。

自分のノートを持って全員で円をつくる。
スタートの合図で、左の隣の人にノートを渡すのである。
これを、7秒毎に繰り返すのである。

5秒は短い。しかし、7秒あれば内容は分かることがやってみて分かってきた。
7秒×40人=280秒(約5分) で終わる。

見られて伸びる子が多い。
みんなに見てもらえるから頑張る。
よいノートの使い方、自主学習の仕方のイメージができる。
そのため、日に日にレベルが上がっていく。

ノートを出さなかった子はどうなるか?
叱ってはいけない。
そのままにしておけばよい。
その子の分が空白になるので、みんなが気付く。
それに本人が一番感じる。
「明日は必ず出そう」と。

教師は、ノートの済みにリンゴマークや、お日様マークなどを書いていく。
1周し終えた所で発表する。
「今日の優秀賞は、リンゴマークの人です。」
「最優秀は○○さんです。理由は、・・・だからです。」

最優秀の子やリンゴマークをもらった人は大喜び。
「やっぱりな…」とか「見せて!」という声が聞こえる。

これは一つの方法であり、他にもあるだろう。


何でも工夫である。

この方法は他にも応用ができる。


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