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ある投書より

2009-12-06 09:33:29 | 教育関連情報
教えていただいた新聞記事を紹介したいと思います。
埼玉県の大島 栄さんの読売新聞への投書です。

---以下引用--- 

通勤ラッシュの電車内で、私の隣に80才くらいのおばあちゃんが、背が低いためか、ぶらさがるようにしてつり革につかまり立っていました。彼女の前を見ると40歳前後の会社員らしき男性が座っていて書類に目を通していました。

そこで、勇気を出して彼に一言、声を掛けました。

「お仕事で大変お疲れだと思いますが、おばあちゃんに席を譲っていただけますか。」
すると、彼は、「気が付かなくて大変申し訳ないですね」と言って、すぐに席を譲ってくれたのです。

「人として当然のことを言ったまで」と思いつつも、勇気を出した自分をほめたいような満足感がありました。

ところがです。この男性がある駅で下車しようとドアまで歩いていく姿を見た時、彼の足が不自由なことに気付きました。申し訳なくなり、声を掛けました。

「気が付かなくてすみませんでした。」

彼は「私こそ早く気が付けばよかったのに」と言い、さわやかな笑顔を残し下車していきました。悲しい思いをさせてしまったかもしれないと落ち込んでいた私は、彼の言葉に救われた思いがしました。

だれもが弱者の立場に立って物事を考え、互いをいたわる心を持ち、人に優しい社会を築いていければと思いました。

---引用終わり--- 
人間って、何て素晴らしいのでしょうか。

今日も1日がんばりましょう!

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