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初等社会科教育法 受講生の感想(11)

2025-02-28 07:25:51 | 大学・社会教育講義資料

令和7年2月17日、18日の2日間にわたり、初等社会科教育法の試験(ふり返りレポート)を184名に対して行いました。

時間は90分で、一人平均、約3,800文字(最高6,442文字)をその場で入力しました。この半期で学んだものを、何も見ないで整理して論述することは、本物の力が表れます。貴重なOutputの時間と位置づけています。

これまでもその一部を紹介し、共有してきましたが、今回は、最後の感想を共有します。

次の質問です。 4 最後に、「初等社会科教育法」を受けた感想を書いてください。

前回に続き、12回に分けて、匿名で全員分を紹介します。

今回は、その11回目。

※ 最後の設問なので、3までに時間を使った人は文章量は少なくなります。4番の文章量で評価が決まるわけではありません。


◆ 私が「初等社会科教育法」を受けて一番良かったと思う事、自分の力になったと思うものは自分が作る授業のバリエーションが圧倒的に増えたという事です。kahoot !をはじめとするAIやパソコンの活用はもちろん、授業で使えるちょっとした技術などをたくさん吸収する事が出来ました。特に、子どもたちに楽しませながら授業を受けさせる工夫に関しては全ての授業でいろいろな技術を吸収できたと思います。私が目指す理想の教師像は、子どもたちが常に楽しく授業を受け、その分野に興味をもち、主体的な学びが出来るような環境を作ってあげられるような教師です。これは私が教師を目指そうと思ったきっかけでもあります。しかし、実際にはその目標ばかり大きく、どのような授業をすれば子どもたちが楽しく主体的に授業を受ける事が出来るのかを具体的なものにすることは出来ていませんでした。しかし今回の授業を受け、子どもたちを楽しませるための工夫にはこんなものがあるのかや、子どもたちが授業に遅れず、主体的に取り組むためにはこんな風にすれば良いのかなど、さまざまなものを自分が子ども側となりながら感じる事が出来ました。これらのことを今後、私が目指す理想の教師像への自分の力に出来たことが私が今回の授業で一番良かったこと、学べたことです。短い期間ではありましたが、本当に多くのことを学び自分の糧とする事が出来ました。ありがとうございました。


◆ 15回を通し、授業案の作成、ICT活用といった、実践的な物が多く、学ぶ部分が多かった。土井先生の実際の授業では、学習課題の理解が深まるような、本や文献をピックアップしてくることで、生徒にこちら側が伝えたいことを分かりやすくしていた。また、動画を見せることで、言葉だけではない、映像という可視化されたものを観れるので、内容理解が深まると感じた。
 ワークシートでも、生徒一人ひとりで回答がそれぞれ異なるような工夫が施されていて、それぞれの生徒の考えを共有していく中で、新しい物の見え方が生まれてくると思った。
 模擬授業を行うに当たり、どのICTを活用するか悩んだ。Kahootの活用は、生徒の楽しさを向上させるが、時間が掛かると考えた。しかし、ペアで行うことにより、コミュニケーションが活発になるといったプラスの影響も見られたので、良い結果だと感じた。時短のため、パワーポイントでの書き込みは削ったが、実際に進行した場合、時間通りに進められるのか、不安である。パワーポイント共有では、他の班のスライドも見ることが可能であるので、分からない生徒でも、お手本として活用することで、少しずつでも進められると思う。また、振り返りの場面では、生徒に発表してもらうのも良いが、googleformを活用することにより、生徒の本音を聞けると感じたので、googleformを採用した。
 他の班の授業を受けると、それぞれの班で進行の方法に違いがあり、これからの授業作りでのポイントとして、活用していきたいと思った。
 今回、触れなかったICTが多々あるので、教育実習までに、色々錯誤して、この授業ではこのICT活用が有効だと理解できるように触れていきたい。また、生徒の主体性向上のためのカギを掴み、様々な授業で取り入れていきたいとも思った。
 教科ごとでも、進行の違いがあると思うので、理解していきたい。


◆ 初等社会科教育法の授業を受けて、子どもたちに発表してもらうという1つの行為でも多くの方法が存在しているということを学ぶことができ教員になって授業を行う際に使うことができる手段が増加した。早く終わる子やできる子をいかに遊ばせずに授業に集中させることができるかが大切であるかを知ったので、早く終わった子にはヒントを考えるという役割を与えるなどして上手に使うようにしていきたいと思った。全員参加型の授業実践について多くの方法を学ぶことができ、どのような授業展開をすると子どもたちが飽きずに授業を受けることができるのかということを学ぶことができた。


◆ 土井先生の授業や、自分・仲間の模擬授業を通して、社会科の授業をより良くするためのポイントが見えてきた。以下に、具体的な項目ごとにまとめる。
1. 学習の目的を明確にする
社会科は暗記科目と思われがちだが、本来は「なぜこの出来事が起こったのか」「今の社会とどうつながるのか」を考える科目である。プロの講師の授業では、最初に「今日の授業で何を学ぶのか」「どのような力をつけるのか」を明確に示している。このように目的をはっきりさせることで、学習者が意識を持って授業に取り組みやすくなると感じた。模擬授業では、目的がはっきりしないと「何を学んだのか分からない」という課題が見えた。そのため、導入部分でテーマを明確にし、授業の最後に振り返る時間を設けることが大切だと学んだ。

2. 興味・関心を引き出す導入の工夫
土井先生の授業では、クイズや動画、身近な話題を用いて、生徒の関心を引く工夫がされていた。例えば、土井先生が活用したカフートでは「知りたい」という気持ちを引き出していた。模擬授業では、ICTを活用しても単調な解説により、生徒役の仲間が退屈してしまう場面があったこの経験から、授業の導入部分に「問いかけ」「映像」「簡単な活動」を入れることで、主体的な学びにつなげることができると気づいた。

3. 資料やICTを効果的に活用する
社会科では、地図・グラフ・写真・動画など、視覚的な資料が多く活用される。土井先生の授業では、当時の写真や絵を見せ、「この絵からどんなことが分かる?」と問いかける場面があり生徒の思考を深めている。また、模擬授業での地理をやった班の授業では、デジタル地図を活用し、変化の様子を可視化することで理解を促していた。資料をただ見せるだけではなく、「どのように問いを立てるか」が重要だと感じた。例えば、地図を見せるだけでなく、「この地域の特徴は?」「なぜこの場所に城が作られたのか?」と考えさせることで、資料の活用がより効果的になると学んだ。

4. 発問を工夫し、主体的な学びを促す
単なる「知識の確認」ではなく、考えさせる発問が大切だと思った。土井先生の授業で例えば、「なぜこの時代にこの黒人の法律が作られたのか?」という問いを投げかけ、生徒同士で話し合う場面があった。これにより、生徒が自分の意見を持ち、考えを深めることができていた。一方、模擬授業では、「答えが決まっている質問」ばかりになってしまい、生徒役の仲間が受け身になってしまうことがあった。この経験から、「答えが一つではない問い」を投げかけ、考える時間をしっかり確保することの重要性を実感した。

5. 生活や現代社会と結びつける


◆ 初等社会科教育法を受けて、授業の進め方をたくさん知ることができた。今までは、授業は、教科書の内容をやればよいと思っていたが、教科書の内容をやるのにも、様々な工夫が必要で、興味の誘い方ひとつをとっても、多くの準備が必要なことが分かった。児童の様子を見ながら授業を進めることは想像以上に難しく、授業の計画通りにいかないことの方が多いと思う。それでも、児童のためにたくさん準備をして、全員が楽しいと思えるような授業作りができるようになりたいと強く思った。授業を聞きたいと思えないのは、授業の内容に興味が湧かないからであるので、まずは児童の興味を誘うところから始めたい。児童が興味をもってくれたら、次は、児童が積極的に学びたいと思うような授業展開を考えられるようにたくさん練習したい。初等社会科教育法で学んだ、興味の誘い方、様々な資料の提示、授業内での話し合いや意見交換、全員参加型授業の考え方を駆使して、教師になったら、児童に「先生の授業好き!」と言ってもらえるように努力していきたい。


◆ 今回、初等社会科教育法の授業を受けて、社会科の授業に対するイメージが大きく変わりました。私が今まで受けてきた社会科の授業は、教科書や資料集などの重要な部分が穴あきになったプリントが配られて、授業の前半では教科書や資料集からひたすら言葉を探して穴埋めをしていき、授業の後半では穴埋めしたものの答え合わせをしていくというものがほとんどでした。その印象もあって社会科は一問一答の暗記科目だから覚えるのが大変で苦手意識を持っていました。しかし、今回初等社会科教育法の授業を受けて、全員参加型の授業であったり、周りの人と一緒に考える機会が多く設けられた授業方法を学んだり、実際に模擬授業として何度も経験して自分で考えたり友達と深めていく社会科の授業はこんなにも楽しいんだなという風に感じました。今の小学校現場では教科担任制が進んでいるところもあり、私が教員になった時に社会科の授業を担当することができるかはわかりませんが、自分が子どもの時に経験したような授業ではなく、初等社会科教育法の中で学んだり経験したことを活かした授業ができるように今後より一層学びを深めていきたいと思いました。また、指導案の書き方であったり授業の中で使える導入の仕方や発表方法、おでこにぐーなどは社会科だけでなく他のどの授業においても活用していける指導方法であると思います。来年の教育実習や教員になってからも学んだいろいろな方法を活用して授業作りをし、子どもたちの学びが得られる楽しい授業ができる指導者になりたいと思いました。


◆ これまで社会科はあまり得意でなかったが、この授業を受けてみて、社会が面白いと思ったし、少し社会を好きになることができた。これまでは、社会なんて暗記教科だと思っていたが、実際には世界のことについていろいろ学ぶことができるし、自分の暮らしのことも学ぶことができる、私たち人間には必要不可欠な教科ということが分かった。さらに、人に対しての感謝もたくさん学ぶことができた。紙を後ろに渡すときなども、感謝することによって気持ちよくその授業を受けることができる。感謝というものは素晴らしいことなんだと再確認することができた。


◆ 今回の保健体育科後期の時間割は3の問いにあったように「良い教育とは」という問いに関して、考えさせられる内容の講義が多く合ったように感じます。初等社会科教育法もそのうちの一つです。中等保健体育科教育法の授業では指導法だけではなく学校教育・保健体育科の在り方のようなものについての学習もありました。その先生曰はく、学習指導要領は必要ないのだそうです。つまり、ここでは○○をする、この時にはこういう声掛けをする、など指導要領に書いてある通りにプログラミング的に授業が進んでいくのは間違いであるということです。道徳教育法の授業でも、長年教員であるベテランの先生が新しい学校に赴任した時、前の学校では・昔はこれで言う事聞いたのに、今の子は変わったなあという発言に対し、教員自身が変わってしまったんだということに気づいてほしいという内容の授業がありました。教員が新しいものを取り入れず、生徒とあっていない指導法をしているとき、生徒からの信頼関係も失われていくように感じました。
 このような形式ばった授業構成は初等社会科教育法では全く感じられませんでした。一人一台タブレットが主流となった今、土井先生の授業はICTを積極的に活用し、教員が現在の情報技術に追いつき次世代へのアプローチをすることができる段階まで、来ているように感じます。子供たちにとって、スマートフォンやタブレットは身近なものではあると思います。しかし、zoomを用いて、チャットを送信したり、画面を共有して、資料を作ったりという機会はなかなかないと感じます。そんな目新しいものを用いて授業をしている自分たちはかっこいいと思う生徒もいるのではないでしょうか、こういった些細な部分から生徒の自信も高め、教師―生徒間、生徒‐生徒間も信頼関係を強く結ぶことができると感じています。
 これに対して、ICTだからこそ起こるデメリットも十分にあります。私は三点あげます。私が一番ショックだったのは、課題レポートのデータが消えていたことです。一生懸命書いたのに、次開いてみたら白紙だった、という場合、自信が失われてしまうこともあるでしょう。生徒の不注意の防止に加えて、教員と生徒の両方でデータの保存をしておくことが重要だと思いました。二点目は、ネットがつながらないとき、想定の時間配分と大きくずれてしまうこともあり得ると思います。その時の対応策をよく考えておくべきだなと感じます。
 三点目は、電子機器に慣れていない子、特にスマートフォンを持っていない子と持っている子の格差です。一人一台タブレットの影響で解消されているかと思いますが、この影響により、ICTを日常で活用することが増えると思います。最初の方で、スマホを持っていない子が躓いてしまわないか懸念しています。学校でも、今回の社会科のように、活用できる場を積極的に活用していけたらいいなと思います。


◆ 初等社会科教育法を受けた感想としては、いくつかのポイントに触れることができると思う。社会科教育は子どもたちに社会に対する理解を深めさせ、日常生活や歴史、文化についての知識を与える大切な科目である。授業を受けてみて以下の点が印象に残った。
 1つ目は、授業づくりの工夫と教え方の工夫である。どうしたら生徒は話を聞いてくれるのか、どのような声掛けで、生徒は気づきを得ることができるのか考える良い機会になり、自分も現場に出たときに使いたい技術も多くあった。Kahootやスライドなどの視覚的な体験をすることで、インプット・アウトプットの様々な方法も学ぶことができた。
 2つ目は、多様な視点を持つことである。多くの意見を聞いて、それがなぜそう思うのかを深掘りをしたり、教科書に書いてあることだけが真実ではないことを伝えたりと、多様な視点から物事を見ることでなぜそうしたのか、よりじぶんが納得できる意見が見つかると思う。
 今回の授業は、社会科だけではなく、他の授業や日常生活、あらゆる場面で役に立つと思った。今回の学びを他の場面にも活かしていきたい。


◆ 今までの自分が受けてきた授業とは全然違い、これから教員になったら、こんな風に授業をしたいとか、これを授業に活用したいと具体的な授業の構成や工夫を学ぶことができ、これからの人生にとても役立つような授業でした。また、授業に対する考え方も変えることができ、知識もたくさん身に付けることができ、とても良い機会になったと感じました。また、第15回の先生の授業では、今まで自分の持っていた秀吉に対するイメージとは全然違っていたり、秀吉の行った政策の意味を全然知らないままにしていたということに気付くきっかけになり、新しい知識を身に付けることができ良かったと感じました。新しい知識であったり、考え方が変わるような授業だと、すごく興味関心がわくし、もっと知りたいという気持ちになると感じた。


◆ 最初に、ここまでAIやPCを授業を含めた学校活動で活用できると思っていなかったので、とてもいい経験ができた。指導案を作成するときも、発問を考えるときも、確認テストするときも、保護者の方に連絡するときも、多くの場面で使うことができると知り、ますます教員という職業の興味・関心が高まった。自分は、保健体育という教科のため社会よりもより実践的な動きの中で活用する必要がある。児童・生徒一人一人正解の動きが違う中で、効果的な指導は最初のうちは難しいと考える。その時は、積極的にAIやPCを活用し、どのような動きがいいのか、どのようなアドバイスがその子にとって効果的なのかを学んで、授業を受けた全員が成長を感じられるような授業を考えていきたいと思う。
 後期は、学校体験活動で実際に小学校に行く機会があり、現場の環境やどのような指導をしているのかを見ることがあった。先生によって板書を多く使う人も、デジタル教科書やロイロノートを多く使っている人も様々いた。どちらの授業も経験した自分だからこそ2つの授業を使いこなせるようにし、教師としてより一層成長したいと考えるようになった。今回の授業で様々なPCの活用方法や指導の実践方法を学ぶことができた。まだ、小学校に行く機会があるので、使う教材や使い方をほかの先生に質問し、よりより活用方法を学び、自分の教科にどのように活用できるのかを残りの学校生活で考えたいと思う。
 最後の第15回の授業で実際に土井先生が授業をしてくださった感想は、授業ではたくさんの資料を用いることで深いまなびを提供できるようになるということ。自分たちが、行った模擬授業は、内容の復習だったため、あまり資料を活用せず、グループ活用が中心だったため比較しづらいが、あらたな豊臣秀吉のことを学ぶにあたって、多くの資料がなければ上手に理解することができなかったと思う。保健体育という教科は、苦手な子、得意な子が大きく分かれる教科である。苦手な子には、どのような動きから始めるのか、どのような動きのポイントがあるのかなど、多くの資料を配布し、課題に挑戦できるような工夫をしたいと思う。時には、苦手な子、得意な子でペアを組み、苦手な子は動きの吸収と実践。得意な子は、自分の動きの言語化と改善ポイントの思考力の育成し、様々な動きができるようになるという大きな目標とともに、小さい目標も同時に設定し、充実した45分を過ごせるような工夫も取り入れていこうと考えるようになった。


◆ 模擬授業は他の大学の授業でもあった。しかし、先生が先に様々な技や情報を共有してくれてから模擬授業が行われることはなかった。大学生だから、小中高と今まで実際に授業を受けてきたから、授業できるだろうとするのではなく、たくさんの情報や技を伝授してくださってから模擬授業を行ったことで今までとは違う授業の組み立て方や生徒の反応といったものを見ることができた。今回の講義は「知識を蓄える」「実践する」「振り返る」のサイクルが徹底された授業だったように思う。毎回、講義内容が違ってもこの「一定のサイクル」が徹底されていたことによって授業を受ける側も混乱なく進むことができた。あらたな方法を試すことも大切かもしれないかもしれないがある程度一定のやり方で授業をすすめることの大切さも学んだ。 


◆ 今まで自分が受けてきた社会の授業は、先生から教科書の内容を説明されそれを覚えるだけであることが多く、自分で考える機会はとても少なく、覚えることが苦手な自分も社会という教科に苦手意識をもってしまっていた。しかし、今回の初等社会科教育法の授業を通して、授業で子ども達の声がこんなにも聞こえる授業は本当に素敵なことだなと感じた。工夫した授業の導入から子ども達のキラキラとした目線が感じられ、自分の意見を恥ずかしがらず自信を持って言える、友達と話し合い、様々な意見を知りながら自分の学びを深めていくことが出来る、そして、誰一人置いていくことなく全員が参加することが出来る、そんな社会科の授業を目指していきたいと強く思った。情報機器が発展してきた現在だからこそ、ICTを上手く活用し、子ども達の未来にも活きていくような力を多く引き出せる教師になりたいと感じた。


 

◆ 初等社会科教育法の授業を受けてみて、授業としては初めていい意味で気持ち悪いなと思った授業でした。授業で半強制的に授業に参加していた経験はなく、それに気づいたときはこれが教員としてのあるべき技術だなと感じました。やはり授業は先生が一人でしゃべって行うものではなく、生徒たちも含めて作っていくのが授業だと思うので、もちろん全員が参加している授業というものが一番良くて、それをすることができる工夫をたくさんしていかなければ教員としてはまだまだ未熟だなと思いました。ただ学習指導要領を見て、それに沿って授業案を作る、あとはその授業案通りに話すだけ、ではなく、しっかりと授業を事前に作ったうえで、当日どんな風に授業を作っていけるのか、どんな声掛けをするのか、生徒たちの様子をしっかりと見ながらその場その場で発問していくことがとても大切だなと感じました。一人で授業は作れないと改めて実感した授業でした。授業の中でいろんな発問の仕方やみんなが参加しやすい状況の作り方を学ぶことができたので、これらを駆使しながらこれからの模擬授業、教育実習に取り入れていきたいなと感じました。本当にためになることが多くて身になる授業でした。本当にありがとうございました。


◆ まず初めに指導案についての感想を述べる。指導案を作成してみて、まずその難しさを痛感した。授業の目標を明確にし、それを達成するための具体的な方法や手段を考えることは、非常に重要であると感じた。指導案では、生徒がどのように学び、どのように理解するかを意識しながら、活動を設計する必要がある。特に、授業の導入部分や展開部分でどのように興味を引き、理解を深めるかに工夫が求められると実感した。具体的な内容として、例えば地域社会について学ぶ単元を考えた際、ただ一方的に知識を伝えるのではなく、グループワークを取り入れたり、実際の事例を紹介したりすることで、より生徒が興味を持ちやすくなることに気づきました。社会科は、抽象的な概念や過去の出来事を扱うことが多いため、生徒が身近に感じられるような具体的な例を取り入れることが大切だと感じた。また、指導案を作成する中で、評価の方法についても考慮する必要があった。授業が終了した後、どのように生徒の理解度を確認するか、どんな形でフィードバックを与えるかが重要。生徒が自分で考え、意見を出し合う場を提供することで、学びが深まると感じた。この指導案作成を通じて、教師として授業を計画することの難しさと、それをどう実践に落とし込むかを学んだ。今後は、もっと生徒の視点に立ち、効果的な授業を提供できるように努力していきたいと思う。

 今回の講義では教員になるための資質、能力を学べるいい授業だったと思う。土井先生の講義はもちろん、友達の講義からもたくさん吸収したいところがあった。例えば、わかりやすく丁寧に講義をすることが改めて大切であると思った。自分が思うように授業展開しても生徒が納得していないようでは元も子もない。なので、進捗状況を常に考えようと感じた。このように反省したところは次で修正し、教員になったらできるようになりたい。この授業で学んだことを活かし、次につなげたい。


◆ 他の初等教育の授業よりも何倍も楽しかったです。自分は土井先生の授業の方法の引き出しにまず驚きました。「おでこにグー」をはじめとするキャッチ-な言葉を活用した授業方法がとても新鮮で毎回の授業が非常に印象に残りました。特に印象に残ったことは隣の人と関わる機会が他の授業に比べて多かったことです。授業の始まりと終わりのあいさつを先生にするのではなく一緒に協力する仲間に対してしたり、クイズの中に隣の人との小さな話し合いをしたりなどを組み込むことで楽しさを感じるなどの、仲間と気持ちや言葉を共有する時間の多さが印象に残っています。このように仲間と意見を共有することは自分の専門としている保健体育の授業にも役立つのではと感じました。同じ活動だったとしても一人でやるよりは、意見や気持ちを共有して仲間と高め合いながら学んでいく方が何倍も意欲的に取り組むことが出来るということを学ぶことが出来ました。また知らなかったインターネットのアプリもたくさん知ることができ、模擬授業で多く使われていた「kahoot!」を知ることができたのも嬉しかったです。土井先生の授業には他の授業にはない視覚的にも聴覚的にもインパクトの残る授業が多く、このような授業が自分のもできたらよいなと思いながら授業を受けていました。しかし実際に模擬授業を作った時にはその技術や工夫をどのように組み込めばよいのかが分からず、単調な授業になってしまいました。生徒側がアクティブに活動できるような授業を目指してこれからも学んでいきたいです。そのために自分も土井先生のようにアクティブでパワフルな人でいたいと思います。半年間ありがとうございました。


さらに第12回(最終回)に続きます。

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