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このブログでの震災記事 2011.5.6

2021-03-26 06:05:27 | 日本を見つめる世界の目

このブログでは、東日本大震災の2日後から、世界の新聞社・通信社がこの震災をどう報道したかを毎日切り取ってきました。

あれから10年になるあたり、当時の記事を再掲して当時の様子を振りかえってみます。

今回は、2011年5月6日付けの記事です。

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日本は新聞休刊日ですが、海外メディアはニュースを更新していました。
海外のメディアが東日本太平洋沖地震をどう報道しているかを見ましょう。

【中国】
人民日報 http://j.peopledaily.com.cn/home.html

日本の青少年の半数が武力放棄の継続に賛成
 日本の「憲法記念日」にあたる3日、日本各地で憲法普及関連活動が催された。愛知県平和委員会は名古屋市内で青少年119人を対象に街頭アンケートを行った。武力放棄の継続に賛成した青少年は5割を超え、「自衛隊は現状維持」の意見は6割に急増した。「環球網」が伝えた。

 中日新聞によると、回答者119人の中には10数歳の小学生も含まれる。「憲法9条2項は変えず、自衛隊は現状維持」との意見は63%に達した。

 憲法改正の是非については、半数近くが「わからない」と答えた。「武力行使の放棄」という現状を維持すべきとの意見は54.6%で、「日本は武力を行使しないことを世界に誇れるから」との理由が挙げられた。

 また多くの青少年が今後の生活への不安を表明。東日本大震災と原発事故の影響は現在も続いているが、「今までの生活に慣れすぎている」との声が多く、今後の日本の変化への「抵抗感」が少なからず浮かんだ。(編集NA)



「スパート」をかける人民元国際化


チャイナネットhttp://japanese.china.org.cn/

三一重工の技師を取材 救援に参加した12日間
三一重工ポンプ事業部浙江支社の技師である彭延寿氏は、2007年からアームの長さ66メートルのポンプ車のメンテナンスを担当し、同社の長いアームを持つポンプ車の性能をよく理解している。そのため、長さ62メートルのポンプ車を使った日本での救援活動にも派遣された。記者は彭延寿氏にインタビューし、日本で救援活動に参加した12日間の経験と感想を伺った。

記者:今回参加した救援活動の日程について簡単に話してもらえますか。

彭延寿氏:3月22日夜9時過ぎに日本の大阪に着き、23日にポンプ車の寄贈式に参加しました。24日に大阪の港でポンプ車を迎え、25日から26日まで千葉県で東京電力の作業員に操作訓練を行いました。31日にポンプ車は正式に注水作業を開始し、私たちは電話などを通して後方支援を行い、4月4日に帰国しました。

記者:東日本大震災の発生後、余震や放射能漏れの2つの危険がありましたが、日本に向かう当初はどのような心情でしたか。

彭延寿氏:会社は日本に行くよう電話で通知した時、身体の危険があることから意見を求めましたが、私は快く引き受けました。あれこれ考えず、ただ災難を前に自分のできることをすべきだと思いました。私は2007年に三一が開発した長さ66メートルのポンプ車に触れ、同じ型のポンプ車のメンテナンスを担当するようになり、三一の長いアームを持つポンプ車の性能を十分に理解しています。会社が私を日本に行かせたのは、私を信頼しているからでもあると思います。

記者:ご家族は日本に行くことに賛成でしたか。

彭延寿氏:正直に言うと、心配しなかったと言えば嘘になります。でも、心の中では応援してくれていました。その日の夜、大阪に着いて家に電話をかけたのですが、誰も出ませんでした。数日後に家族と電話で話して、最初はとても焦っていたけど、テレビで私の姿を見て安心したことを知りました。

記者:日本で活動した12日間に何か困難に遭遇しましたか。

彭延寿氏:私たちの日本での主な任務は、東電の作業員がポンプ車を理解し、操作できるように千葉県で2日にわたる操作訓練を行うことでしたが、比較的スムーズに進みました。もっとも不便だったのは言葉が通じないことで、多くの場合で中国と日本の文字を照らし合わせて交流するしかありませんでした。そのほかに飲み水の問題です。日本の水道水が汚染され、初めの数日はミネラルウォーターもなかなか手に入らず、私と2人の技師で協力してなんとか6本のミネラルウォーターを買うことができ、3日間持ちこたえました。日本の食事に慣れず、自分たちでカップ面を食べたりもしました。

記者:救援活動に参加した数日間で、もっとも印象に残っていることは何ですか。

彭延寿氏:日本で最初に感じたことは、日本人の民族的素養が高いということです。特に、大地震の後も社会秩序を守っていることに感心しました。私がもっとも誇りに思っていることは、三一のアーム62メートルのポンプ車のずば抜けた性能が日本で認められ、「メイドインチャイナ」が国際救援で再び最大の効果を発揮したことです。

日本で飛行機を降りて税関を通るとき、税関職員に救援作業に参加するために来たことを伝えても初めは信じてもらえませんでした。でも迎えに来ていた代表を見て、私の身分を確認すると、称賛する目を私に向けて「がんばって」と何度も励ましてくれました。

もっとも心を打たれたのは、東京電力の3人の作業員の中に家族が津波に巻き込まれた人がいたのに、訓練中もみんな非常に真剣で、家族が犠牲になっても訓練に影響がなかったことです。災害を自ら体験したわけではないけど、私自身も壊滅的打撃を深く感じました。彼らが悲しみを力に変え、一刻も早く美しい故郷を再建できることを心から望んでいます。



日本大地震 被災動物にも心のケア
人間と同じように、日本の大地震と大津波による被害を動物たちも免れなかった。震災後緊急に被災動物臨時救護対策本部を設置した仙台動物管理センターでは、地震が発生した3月11日から4月末現在までに合わせて100匹以上の犬や猫を受け入れた。各地から登録された行方不明のペット数353匹に比べ、この数はまだ3分の1にも及ばない。これまで半数近くのペットはすでに飼い主に引き取られた。

残ったペットたちの世話は、仙台動物管理センターの管理者やボランティアがしている。彼らは毎日えさやり、散歩、シャワーなど通して、動物たちの傷ついた心を慰めている。



認知度の高まった日本料理
最近、北京、上海、大連、天津など日本の企業が多数進出している中国の大都市では、日本料理店が次々と出店しており、かなり繁盛しているようである。

当初、中国人のかなりの人たちは、生ものを食べる習慣がなかったので、日本料理店はマイナーな存在であったが、日本に留学した人たちが多数増え、日本旅行もかなりハードルが低くなり、さらには日本のファッション誌やタウン・ペーパーなどのPRなどもあったせいか、認知度がかなり向上している。もうイタリア料理、フランス料理などと肩を並べられるようになっている、と言っても過言ではない。

かつては、値段のほうも割高なので、敬遠されていた時期もあったが、最近は食材を中国近海産のものにしたせいか、それほど高くはなくなり、特にどこから流れてきたのか、日本料理はダイエットに向いている、というウワサが口コミで広がり、北京などでは日本料理が若い女性の間で人気になっている。

私も、ときどき仕事のお付き合いで、若者たちとの打ち上げなどでは、いつも日本料理に舌つづみを打っている。若者たちはGPSなどでサッと適当な店をさがすコツを知っているので、私もその恩恵をこうむっている。

しかし、厳格に言えば、ほとんどのお店は日本でいう居酒屋スタイルのものなので、五つ星ホテルの高級日本料理店のようなムードではないが、これは文化、生活習慣とも関連がある。ただ、ありがたいことに中国は土地が広いせいか、日本の居酒屋のような雰囲気ではなく、結構ゴージャスなお店もある。

中国もマクドナルドやケンタッキーで育った世代がどんどん増えているので、中国料理そのものも時代とともに変わりつつあるようだ。

今回の東日本大地震で、日本の料理は大丈夫かと懸念する人もいるが、中国のメディアも、国連や日本側の公表データーを流して、国民に心配ご無用ということをくり返し伝えているので、風評被害らしきものはまだ見かけない。



中国人には分からない日本企業の8つの「不思議」

他の国と比べ、日本の企業には特別な伝統が存在する。今回、「日本企業の8つの不思議」として整理してみた。

第一:オフィスに年配の女性がいない

日本企業のオフィスをみると、1990年代初めの中国の外資系企業に戻ったような感覚に陥る。なぜかというと、日本の会社で働く女性はほとんどが若い女性で、多くが二十代、三十代になると少なくなり、中国の企業にいる接客の上手な白髪交じりのおばさんなど、どこにも見当たらない。

ここで一つ疑問がある。「日本の年配女性はどこに行ってしまったのか?」日本の女性は結婚後、仕事から離れ、家事に専念する。したがって、26,7歳の結婚年齢になると、女性職員はみな「寿退社」を果たし、オフィスから姿を消すのである。

第二:男は生まれながらにして得をする

日本社会において、男性の地位は非常に高い。世界では「レディーファースト」の伝統が存在するが、日本企業においては、例えば、エレベーターでは女性が笑顔でエレベーターのボタンを押し、男性は我が物顔で先にエレベーターに乗り込む。これが普通となっている。したがって、日本で「レディーファースト」を守るのは、基本的に外国人である。このように男女の順序が逆になるのは、世界のどの国を見ても唯一日本だけではないだろうか。

このような不平等は、給料や昇給にも反映されており、男性は生まれつき有利である。同じ時期に会社に入った場合、男性の給料のほうが何万円か多い。奇妙に感じるのは、日本の女性がこのような現象を甘んじて受け入れていることである。これはおそらく伝統的な考えが意識に刷り込まれているからだろう。

第三:日本企業の儀式

日本企業では「礼」が非常に重視されている。これは同僚に対する礼儀ではなく、会社内部で行われる各種の儀式の事を指す。日本の多くの会社が出勤時に「朝礼」を行い、退勤の時間になると、「夕礼」を行なう会社も多い。

一度、西洋人の社長と日本の大企業を見学したことがあるが、「夕礼」にまつわる事件が発生した。その原因はその企業の創業者が考えた社歌にある。創業者はおそらく創業に至るまでの苦労を社歌に込めたのだろう、その旋律は悲壮感のただようものだった。社歌を聴いた瞬間、この西洋人社長は、「我々は来る時を間違えたようだ。会社の重要な人物が亡くなったに違いない」と厳しい口調で話した。

第四:英語を最も恐れている

筆者のいる企業はグローバル企業である。日本は先進国であり、筆者は入社したてのころ、日本の社員の英語力にかなり期待していた。

しかし、後になって分かったことは、日本の社員は書くことはできるが、話す・聴くができないのだ。筆者の話す片言の英語に意見を言う社員がいる。それも一人や二人ではない。それら社員は、英語はうまいが、発音が少しおかしいという。なぜかと言うと、私の発音は日本式ではないからだ。

第五:コーヒー依存症

日本の会社員が会社で最も消費するものは、タバコとコーヒーである。

タバコに関しては、喫煙室に行かなければならず、また「喫煙は健康を害する」といった注意があるため、多くの日本人がタバコを吸わないようになった。

しかし、コーヒーは違う。依存性はあるものの、癌になるといった話はまだないため、多くの会社員が好んでコーヒーを飲んでいる。各会社にはコーヒーの自動販売機が設置されており、一日5,6杯飲む会社員も珍しくない。笑い話ではあるが、日本経済を潰そうとするのはすごく簡単で、コーヒー依存者をドラッグ中毒者と同等に扱えば、日本の会社からは誰もいなくなるのだ。

第六:七三分けとスーツ

初めて日本で髪を切りに行った時、美容師さんが「ビジネスマンカット」にするかと聞いてきた。初めは何を言っているか理解できなかったが、美容師さんは私の頭の上で、3:7で分けるしぐさを見せてくれた。

後になって分かったが、日本の会社員は左が3、右が7というように決まった髪型をしている。いちいち詳細に調べたことはないが、見た目はまさに3:7となっている。

日本人の典型的なイメージは目を閉じればすぐに想像できる。四季を問わずスーツを着用している。白いシャツに黒い革靴、落ち着いた色のネクタイとスーツ。これこそが日本のホワイトカラーの典型的なイメージである。これにプラスして、先ほど述べた七三分けである。

第七:飲み会の集まり

日本の会社員は頻繁に飲み会を開く。飲み会の理由は誰々の退職や新人歓迎などである。

ここにもこだわりがある。詳しく観察して分かったことは、個人が好き勝手に集まって飲んでいるのではなく、組織の一体感を高めるために飲み会を開いているのだ。通常、水曜日ごろになると、幹事が他の社員に対し、「週末に誰々のために、どこどこで飲み会を開く」とメールで通知する。通知には地図が添付してあるのが普通である。表面的には、自主参加に見えるが、実際、参加しなければ浮いた存在としてみられる。このため、週末の飲食店は人でいっぱいなのだ。

第八:隠れたルールに慣れている

筆者は一度、仲の良い日本人社員に聞いたことがある。「毎日、何百度もおじぎをして疲れないか?」その社員はびっくりした様子で「そんなにお辞儀しているかな?なんとも思ってなかった」と言った。




大紀元http://www.epochtimes.jp/

牡鹿半島 漁具片付け 留学生ら参加
東日本大地震で起きた12メートルの津波により、宮城県石巻市牡鹿地区では、カキの養殖施設が壊滅的被害を受けた。全国から有志のボランティア数百人が、打ち上げられた漁具を回収する作業を、先月29日から進めている。日本人の学生・社会人に加え、日本に滞在する留学生らも多数参加している。

 ボランティア団は朝9時から現地に入り、小網倉浜、小渕浜、給分浜で手作業による片付け作業を行った。三陸名産のカキが、牡鹿半島周辺でも養殖されており、竹で出来た養殖カキ用のイカダは、すべてが陸に打ち上げられたり、沖に引かれたりして消失した。海岸から1キロほどの山裾にも浮や魚網があがっており、ボランティア団は手作業でこれらを片付けている。

 拓殖大学で日本語を学ぶ、スペイン人留学生、サンドラ・ブラボウさんは、現地の被害状況を見て
スペイン人留学生、サンドラ・ブラボウさん(曹景哲・大紀元)
、海が起こした大津波の恐ろしさを実感したという。「海というと、母国スペインでは夏の穏やかな波と音がまずイメージにあるが、今回の日本の津波被害を宮城県で実際に見て、その威力に驚き、恐ろしいと感じた」と語った。

 震災後、ブラボウさんのスペイン人の友人らは皆、原発や余震の恐怖から母国へ帰った。またスペインでは、ニュースで日本の津波・地震被害の凄惨な状況ばかり報道されているため、両親も非常に心配している、という。しかしブラボウさんは、「私は日本が大好きだから、日本に残り、何かできることがしたかった」ときっぱりと話した。

 台湾からの留学生・白里立さんは、東京大学で建築を
台湾からの留学生、白里立さん(曹景哲・大紀元)
専攻している大学院生。被災地に入る前は、津波で数万人の死者が出ているので、悲しくて心は暗くなっていたが、実際に被災者たちに接してみると、その気持ちが逆向きに変わった、という。「被災者の方が、自宅の家財や生活用品が全くなくなった状況でも、しっかりと片付け作業などを着実に進めているので、その強い心にこちらが励まされ、私も上向きになっていった」という。

 小網倉浜には大漁旗と共に、鯉のぼりが海風に煽られて泳いでいた。「いつ挙げられたかわからねぇが、来ているボランティアさんたちも、こういうのが見れていいんでねえの」と、地元の漁師は鯉のぼりを見上げて笑った。
 
 このボランティア団に同行する日本財団・沢渡一登さんによると、小網倉浜、小渕浜、給分浜で活動するこの漁具片付け作業は、日本財団が牡鹿地区の被害状況を調査し、県漁協の許可を得て行っているものだという。募集はインターネットや新聞広告欄で呼びかけた。牡鹿半島での作業は5月5日まで予定している。



GWボランティア 美術で子供の心のケア 阪神の体験を今に
宮城県石巻市立渡波小学校では4日、東京都多摩美術大学OB生らで構成されたボランティア団体「TAF」の13人が、子供たちに気軽に楽しんでもらおうと、図工や体育のイベントを催した。

 避難所の多くのスペースは利用者たちの共有空間となっており、被災地で子供たちがのびのび遊べる場所は少ない。渡波小の校内は臨時宿泊施設や物資保管場所となり、校庭は自衛隊やボランティアなどの関係者の車両で狭くなっている。「子供たちを自由に楽しませる」をモットーに連休の間、被災地でボランティア活動を行うTAFメンバーに、話を伺った。

 リーダー役を務める目瀬幸太さんは兵庫県明石市出身。中学生だった1995年に阪神淡路大震災に遭い、自宅が倒壊するなどの被害を受けた。「あのとき感じたのは、物の支援じゃなくて心の支えが大きな意味をもつということ。自分にとって小さなサポートが大きな助けになった」と話す。3月11日の震災後、まもなく現地入りしして、NPO団体「つなプロ」に参加。災害弱者を見つけ出し、ニーズを知り、社会福祉協議会や日本赤十字社へその情報を伝える、という活動をしていたという。

 数週間の滞在後、東京に戻って自らの体験を周辺に話し、有志を募り、ゴールデンウィークを利用した被災地ボランティア活動を計画した。大学のサッカー部OBや先輩らに声をかけ、最終的に13人で3日、宮城県に入った。参加したメンバーは、「東京に居ると、被災地にはボランティア敬遠のような雰囲気がある、という思い込みが広がっているように伝わってくる。友人らに実際の現状を見て確認してもらいたかった」という。目瀬さんらは6日には東京へ戻るが、長期的な支援の必要性を知る目瀬さんは、土日を利用した活動計画を立てている。

 目瀬さんと共に多摩美大のサッカー部だった秋山朋也(ともなり)さんは、「被災地にいる子供たちの小さな仕草から、内面的なダメージが大きいのではないか、と感じる」という。現在、東京の成城学園初等学校で図工の科目を担当している。秋山さんの実家は茨城県いわき市にあり、自宅の一階部分は津波で使えなくなった。メンバーからは最初、秋山さんの実家に行こう、という声もあったが、秋山さんは「状況の酷い地域に行ったほうがいい」と提案を断り、津波の被害が深刻な宮城県石巻市を選んで来たという。「6日に東京に戻ったら、他の教員たちと、震災被害と生徒たちに対する心のケアについて研究会を開きたいと考えている。そして夏休みになったら、状況を調べ、またこちらに来たい」と付け加えた。

 TAFの活動に参加した、東京世田谷区にワークショップを構える美術家・山添joseph勇さんは、渡波小学校の校庭に、軽い粘土や顔料、ビーズを使ってアクセサリーや腕輪が作れる簡易アトリエを設置した。小学生たちは夢中になって遊んでいた。「簡単に楽しめるもので子供たちの心が明るくなれば。笑顔作りに役に立ちたい」と山添さんは述べた。

 山添さんは他にも視覚的に楽しい作品を作った。校舎と地面を結んだ紐に、子供たちはプラスチックで作ったカラフルな風車を通した。風が吹けば、クルクルと色とりどりの風車が上へ回る。校舎に掲げられた鯉のぼりと合わせて、可愛らしい風車が空で踊っているようだった。



「女性が綺麗になれば男性も元気に」 自衛隊キャラバン隊 最後の配布
宮城県石巻市にあるスーパー・ヨークマート大街道店前では、およそ50日間、自衛隊災害派遣部隊のキャラバン隊による物資配布が行われていた。4日で、この場所での配布は最後となる。配布の列に並ぶのは、石巻市大街道と薗周辺地区の自宅に戻った住民らだ。最終日は特別に、日用品に加えて女性のスキンケア用品が配布された。

 化粧品の配布について、自衛隊員は拡声器を使って被災者
最終日は特別に、女性のスキンケア用化粧品も配布された(大紀元・曹景哲)
にアナウンスする。「女性がキレイになれば、男性も元気になれますね。もちろん、皆さんは今だって綺麗ですよ!」。およそ250人が並ぶ配布の列に待ちくたびれた被災者の顔に、笑みがこぼれる。「最後の日ということで、またぜひこの配布所へ戻ってきたいと言う隊員もいました。皆さんの人柄がそうさせているのではないかと思います。どうもありがとうございました」と隊員はアナウンスを締めくくり、最後の配布が始まった。

 石巻市に住む伊藤和子さんは、夫と高校2年生、中学3年生の子供と一緒に支給の列に並んでいた。「片付け作業に追われていたので、肌の手入れなどすっかり忘れていました。化粧品の配布は嬉しい限り。いつも通りのことをしていれば、日常が戻ってきたと感じます」と話した。

 「1カ月間通い続けていたので、最後になるのは寂しいですね
北海道から派遣された石原隊員(大紀元・曹景哲)
」と北海道から派遣された石原隊員は話す。列に並んだ被災者一人ひとりに声をかけながら、ティッシュや石鹸などの救援物資、そして化粧品を渡していた。

 石巻市産業部・斉藤課長によると、自衛隊員らが直接被災者の声に耳を傾け、ニーズを聞き出して、市に届けられた全国の配布物資から選んで支給しているという。

 NHKによると、水道や電気、ガスが多くの住宅で復旧していない宮城県石巻市では、避難所生活を避けて、壊れたままの自宅に戻って2階などで暮らす人が9500人余りに上る。市は1日2回、食料品や日用品の配送も行っているという。





【韓国】
中央日報http://japanese.joins.com/

米国車「前進」 韓国車「躍進」 日本車「後進」
米ビッグ3自動車企業が息を吹き返している。金融危機後に燃費が良い小型車の開発に力を注いだが、これが原油高とかみ合った。昨年の大量リコールに続き、今年は大地震の影響で部品調達に苦労している日本自動車企業の不振も米ビッグ3の復活を助けた。日本車とは対照的に現代・起亜(ヒョンデ・キア)車は過去最高の販売増加率を記録している。

ゼネラルモーターズ(GM)は4月、前年同月比26.6%増の23万2538台を販売し、米国市場でトップを取り戻した。GMは3月、フォードにトップを明け渡していた。フォードは4月に前年同月比16.3%増の18万9284台を販売し、2位となった。4月の販売台数が22.5%増加したクライスラーも13カ月連続の増加で5位に浮上した。

韓国自動車の活躍も目覚しい。現代車は同40.3%増、起亜車は56.7%増となった。現代・起亜車を合わせれば4月の販売は10万8828台で、日産(7万1526台)を上回り、ホンダ(12万4799台)を追っている。日本車は振るわなかった。一時フォードを抜いたトヨタは販売が1.3%増で3位にとどまった。日産が12.2%増、ホンダが9.8%増で体面を保った。

米ビッグ3が復活したのは、金融危機後に出した小型車やハイブリッド車がよく売れているからだ。GMが昨年出した「クルーズ(Cruze)」がその代表車だ。フォードも8気筒エンジン搭載のピックアップトラックF-150に6気筒エンジンモデルを出したのが原油高とかみ合って成功した。小型車開発が遅れているクライスラーも燃費が良い車の開発に注力している。

これに対し日本ラグジュアリーブランドは苦戦を免れなかった。レクサスは16%減、アキュラは4.2%減、インフィニティは6%減となった。




朝鮮日報http://www.chosunonline.com/

関連記事の更新なし

【米国】
ウォール・ストリート。ジャーナルhttp://jp.wsj.com/

4月29日を最後に、震災関係の記事はなく、原発事故しか報道されていません。

原発補償問題、政府が枠組み案公表へ
東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴う損害賠償が膨大な額になると予想されるなか、誰がどの程度負担するかという問題について国内で新たに議論が巻き起こっている。

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Kyodo /Landov

計画的避難区域に指定された地区で開かれた住民説明会(福島県、4月)

 この問題では利害関係者らがお互いに対立する立場にある。東電の経営陣が同社の賠償負担の縮小を希望する一方、金融機関と投資家はそのバランスシートを守りたいと思っており、また政治家は増税と電気料金値上げの影響を受ける有権者の反応に憂慮している。さらに一部の政策立案者は、原発産業の維持コストとして、国内の電力関連会社11社にかなりの賠償額を負担させたい考えだ。この提案が浮上すると、電力株が一斉に下落した。

 与党民主党の長島昭久衆議院議員は東電について、現在、国民の間で非常に評判が悪いと指摘しながらも、大き過ぎてつぶせないと語った。

 東電は首都圏など日本経済の中心地域で独占的に電力供給を行っており、長島氏はそれを考えると、東電を破綻させることは実行可能な選択肢ではないとの見方を示した。

 日本政府は、自宅から避難している住民と、放射性物質関連で営業被害を受けた農家に対する損害賠償について、その枠組みの案を週明けにも公表する。多くの被害者は現金の即時支給を求めている。

 日本の報道機関によると、この枠組みでは新機構が設立される。新機構は東電の優先株引き受けや融資で同社の賠償支払いを支援し、公的資金、銀行融資、他の電力会社からの拠出金が同機構の財源となる。また、東電がその膨大な資産(その大半は不動産と保有株式)を売却して賠償資金を捻出するとの報道もある。

 福島第1原発では今でも深刻な状況が続いており、そこから生じるコストは日ごとに膨らんでいる。最終的なコストがどのくらいになるかは全く分からない。東電の賠償負担は数兆円に達する可能性が高い。さらにアナリストの話では、賠償とは別に、原子炉の廃炉費用が60億ドル(約4800億円)に上る可能性もあるという。

 東電は莫大な資産を保有している。同社は日本の電力需要の3分の1を供給しており、2010年3月期決算では、連結で売り上げが5兆163億円、純利益は1340億円だった。また、同期末時点での連結総資産は13兆2039億円だった。

 しかし、原発危機に関連した賠償金とその他費用を計上した後には大幅な債務超過に陥るであろうと、アナリストらは考えている。東電の勝俣恒久会長は3月の記者会見上で資金不足になることを認めている。

 納税者が負担を求められるのは必至というのが政策立案者とアナリストの見方だ。しかし、チェルノブイリ以降では最悪となった今回の原発事故をめぐり、東電と政府に対して国民から怒りの声が高まっているだけに、納税者を説得することには限界があると見られる。その上、国と地方の長期債務は国内総生産(GDP)の200%と、先進国の中では最大の水準であり、国がさらに支出を増やすことにも限界がある。米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先週、日本の長期国債格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。東電で生じる費用を国がカバーする必要が出てくる可能性があるというのが、変更理由の一つだった。

 枝野幸男官房長官は東電への免責適用を否定している。

 東電は先週、役員報酬の半減と来春の新卒採用の見送りを含む費用削減措置を発表。これにより、540億円が節約されることになる。

 東電株は国内外の機関投資家や60万人の個人投資家によって保有されている。同社の株価は既に80%下落。日本経済新聞の報道によると、東電の株主である生保や銀行12社は2011年3月期の決算で、東電株の値下がりによる損失を計上するという。計上される減損処理の損失額は全社合わせて50億ドル(約4000億円)になるもようだ。

 主要銀行は3月、東電に対して同社の運転資金用に2兆円の融資を行ったが、現在、政府に対して融資費用の一部を負担するよう働きかけている。

 一方、一部議員の間では、東電の賠償負担の軽減に同調する動きがある。そのような議員の選挙区では原発受け入れによって政府から補助金を得ているというケースが多い。さらに、電力会社の労働組合から支持を受けている議員も賠償軽減に前向きである場合がある。



【英国】
ロイター http://jp.reuters.com/

福島いわきで震度5弱
5:22am

円急騰、79円台に突入
2011年 05月 5日 22:21 JST
5日のロンドン外国為替市場で、円相場が一時1ドル=79円59銭へ急騰、日米欧などの中央銀行が東日本大震災後の急激な円高を抑えるため円売り協調介入に踏み切った3月18日以来の高値を更新した。米国経済の先行き不安が要因。円相場は3月17日に記録した戦後最高値76円25銭をうかがう展開となった。


再送:域内新興国は一段の貢献を、日本は透明性保ち情報提供=野田財務相
2011年 05月 5日 21:41 JST

財務相、防災を開発の主流に
2011年 05月 5日 19:04 JST
野田佳彦財務相は5日、ベトナムの首都ハノイで開かれたアジア開発銀行(ADB)年次総会で演説し「(東日本大震災に)世界中が注目している今、防災について考える絶好の機会だ」と指摘し、防災を開発の主流に位置付けるよう訴えた。
 財務相は「自然災害は多くの人命を一瞬にして奪い、それまでの開発努力を台無しにする」と説明。一方、実際に災害が発生しなければ防災の効果が見えないことなどから「軽視されやすい分野だ」として「今般の経験を生かして、アジア・太平洋地域の防災の強化に一層貢献していきたい」と表明した。福島第1原発事故を受け、日本からの輸入品に対する規制強化が広がっていることについては「(放射線が)基準値を超過した農水産品や食品は、国内向けにも輸出向けにも出荷されることはない」と強調。「科学的事実に基づいた冷静な対応をお願いしたい」と各国に呼び掛けた。



東北、常磐以外も無料化検討
2011年 05月 5日 19:00 JST

東電、賠償限度への配慮要望
2011年 05月 5日 18:23 JST
 福島第1原発事故の賠償問題で、東京電力が賠償限度への配慮や算定基準の明確化などを求める要望書を、原子力損害賠償紛争審査会に提出していたことが5日、分かった。審査会の議論に東電の主張を反映させる狙いがあったとみられ、審査会の独立・中立性を損ないかねないとの批判も出そうだ。審査会は原子力損害賠償法に基づき、政府や産業界から独立した立場で賠償の目安となる指針を策定。4月28日に原発事故の賠償範囲の第1次指針をまとめたが、要望書は3日前の25日に提出された。この中で東電だけで賠償費用を負担するのは困難だと指摘。東電が負担可能な賠償限度に配慮しつつ、第1次指針を策定するよう要望した。さらに賠償手続きを公正、円滑に行うために、損害内容と原発事故との因果関係を判断するための基準の明確化や、損害を認定するための証拠基準を指針に盛り込むことなども求めた。


福島原発、事態改善ほとんど見られず=米NRC委員長
2011年 05月 5日 13:24 JST
米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は4日、下院エネルギー・商業委員会で証言し、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原子力発電所について、日本当局による事故収束に向けた作業が難航しており、事態はほとんど改善していないとの見方を示した。
 同委員長は証言で「新たに重大な安全上の問題が生じてはいない一方、原子炉と使用済み核燃料プールの状況の安定に向けてはわずかな進展しか見られない」と指摘した。

 日本の原発事故を受け、NRCでは現在、米国内の原子炉104基の安全性を再審査しており、来週にもタスクフォースがNRC幹部に対し、初めての状況報告を行う予定。



枝野氏、宅地復旧へ新支援策検討
2011年 05月 5日 11:58 JST

日本の震災復興、リスク水準変える可能性=S&P
2011年 05月 5日 04:12 JST


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