白坂慎太郎先生の哲学入門
第83回は明六社です。
ここから https://www.youtube.com/watch?v=ncniB2UHpD0
世界大百科事典 第2版の解説を見てみましょう。
めいろくしゃ【明六社】
明治初年の開明的知識人の結社。
1873年7月アメリカから帰国した森有礼が,西洋の知識人のように〈ソサヱチー〉を組織して,協力して学問を進め,公衆を啓蒙することを提案,同年秋には,森を社長とし,西村茂樹,津田真道,西周,中村正直,加藤弘之,箕作秋坪,福沢諭吉,杉亨二,箕作麟祥が加わって活動を始め,この年明治6年にちなんで〈明六社〉と称した。
発足当初から活動の中心だった月2回の定例会ではやがて〈演説〉が行われるようになり,これは75年2月からは公開されて多くの聴衆を集めた。
明治維新以来、
日本はいろいろな文化を取り上げることが得意なのです。
維新直後の明治政府は、文明開化というスローガンの元、西洋化を通じての近代化をめざしました。
こうした文明開化の方向に日本を導こうとしたのが、明六社に結集した啓蒙思想家たちでした。
啓蒙思想とは、「光を照らすこと」です。
過去からやっているからと言う、偏見・迷信・因習を取り払い、理性的な考え方をしましょうということです。
明六社は、
天賦人権論とは、
ここが吉田松陰とは違うところです。
松陰は、天皇以外は平等と唱えたからです。
日本の中に「自由」という思想を輸入したのです。
これが、後の自由民権運動に引き継がれていきます。
第83回は明六社です。
ここから https://www.youtube.com/watch?v=ncniB2UHpD0
世界大百科事典 第2版の解説を見てみましょう。
めいろくしゃ【明六社】
明治初年の開明的知識人の結社。
1873年7月アメリカから帰国した森有礼が,西洋の知識人のように〈ソサヱチー〉を組織して,協力して学問を進め,公衆を啓蒙することを提案,同年秋には,森を社長とし,西村茂樹,津田真道,西周,中村正直,加藤弘之,箕作秋坪,福沢諭吉,杉亨二,箕作麟祥が加わって活動を始め,この年明治6年にちなんで〈明六社〉と称した。
発足当初から活動の中心だった月2回の定例会ではやがて〈演説〉が行われるようになり,これは75年2月からは公開されて多くの聴衆を集めた。
明治維新以来、
日本はいろいろな文化を取り上げることが得意なのです。
維新直後の明治政府は、文明開化というスローガンの元、西洋化を通じての近代化をめざしました。
こうした文明開化の方向に日本を導こうとしたのが、明六社に結集した啓蒙思想家たちでした。
啓蒙思想とは、「光を照らすこと」です。
過去からやっているからと言う、偏見・迷信・因習を取り払い、理性的な考え方をしましょうということです。
明六社は、
天賦人権論とは、
ここが吉田松陰とは違うところです。
松陰は、天皇以外は平等と唱えたからです。
日本の中に「自由」という思想を輸入したのです。
これが、後の自由民権運動に引き継がれていきます。