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哲学入門83 明六社

2019-04-15 05:33:16 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第83回は明六社です。

 ここから https://www.youtube.com/watch?v=ncniB2UHpD0

世界大百科事典 第2版の解説を見てみましょう。

めいろくしゃ【明六社】

明治初年の開明的知識人の結社。
1873年7月アメリカから帰国した森有礼が,西洋の知識人のように〈ソサヱチー〉を組織して,協力して学問を進め,公衆を啓蒙することを提案,同年秋には,森を社長とし,西村茂樹,津田真道,西周,中村正直,加藤弘之,箕作秋坪,福沢諭吉,杉亨二,箕作麟祥が加わって活動を始め,この年明治6年にちなんで〈明六社〉と称した。
発足当初から活動の中心だった月2回の定例会ではやがて〈演説〉が行われるようになり,これは75年2月からは公開されて多くの聴衆を集めた。


明治維新以来、


日本はいろいろな文化を取り上げることが得意なのです。



維新直後の明治政府は、文明開化というスローガンの元、西洋化を通じての近代化をめざしました。

こうした文明開化の方向に日本を導こうとしたのが、明六社に結集した啓蒙思想家たちでした。

啓蒙思想とは、「光を照らすこと」です。

過去からやっているからと言う、偏見・迷信・因習を取り払い、理性的な考え方をしましょうということです。

明六社は、


天賦人権論とは、


ここが吉田松陰とは違うところです。
松陰は、天皇以外は平等と唱えたからです。

日本の中に「自由」という思想を輸入したのです。

これが、後の自由民権運動に引き継がれていきます。


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