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市内巡りシリーズ-3- 徳姫物語

2009-07-28 06:24:56 | 郷土の歴史
昨日は、市内巡り。
 ちょうどその間だけ晴れて、最高の条件でした。
 39名の参加者も熱心に学習してくれました(と思います)。

 資料集に載っている事はそちらに譲り、このブログではそれ以外の事で説明できなかった話を紹介します。

 久昌寺関係では、やはり、徳姫。ある意味、戦国の女性を象徴しています。

 徳姫は、信長と吉乃の間の長女。
 生駒屋敷の吉乃御殿(現在の龍神社社務所付近)で産まれています。

 戦略的に、徳川家康の嫡男、信康に嫁がされます。
 女の子は産まれますが、嫡子が産まれないのを心配した築山殿(家康の正室)が、信康に、元武田家家臣の娘を側室に迎えさせたため、徳姫が怒ります。

 「お父さん、何とかしてよ!」と十二ヶ条の訴状を書き送りました。

 通説では、今川義元の姪にあたる築山殿が、武田と協力して家康を倒し、連合で織田打倒を企てたとされています。

 築山殿にとっては、嫁は憎っき信長の娘。そもそもうまくいくはずはありません。
 徳姫と築山殿の「嫁・姑関係」の話なのか、謀反なのか?このあたりの真相ははっきりしませんが、結果的に、信長は、信康の殺害を命じ、築山殿も殺害されています。

 徳姫にとっては、自分の訴えで、夫が殺されてしまったのです。政策上の具だったのか、スパイだったのか…、それが戦国の女性なのです。

 本来、家康の後を継ぐはずの信康が殺された事で、確実に歴史が変わった事は事実です。

 徳姫の人生はその後も翻弄され、77才で亡くなりました。

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