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堀川七橋めぐり -5-

2024-05-03 07:25:09 | 取材・旅行

2024年4月29日(月)、愛知ウォーキング城巡りクラブ GW番外編史跡散策会「堀川七橋めぐり」へ行ってきました。 講師は、七種英康先生です。その様子を、7回にわたって紹介しています。

今回の結論は、次の動画に象徴されています。堀川の視点でご覧ください。

ただし、尾頭橋は新橋と表記されています。

アーカイブス 江戸時代の名古屋CG(古地図と尾張名所図会)

第5回は 伝馬橋 周辺です。

当時の図と比べると興味深いですね。

茶色い部分が町人街で、碁盤割と言われています。

出典 https://network2010.org/edomap

伝馬通本町通の交差点には、高札場がありました。

次の絵にも描かれています。

出典 https://network2010.org/article/1188

説明を引用します。


碁盤割とは、徳川家康によって東西は久屋通から堀川、 南北は広小路から外堀通にいたる区域を京の碁盤割にならい 碁盤の目に区画された地域を指す。 家康は、ここを町人の住居とした。区画の中心の空き地には 寺院を配し住民の監視に当たらせた。 美濃路はその中央を南北に走り、伝馬町本町で 本町通(熱田からここまで美濃路の一部)と分岐する。 また伝馬町本町付近は本陣等はないが美濃路の名古屋宿を成し 高札場も設けられていた。


また、この交差点の北西にあるのが、桜天神(桜天満宮)です。

現在の様子です。

当時の様子です。

当時はとても大きな敷地を占めていました。

出典 https://network2010.org/article/1188


西に折れた美濃路(伝馬通)が堀川を渡る橋が、この  伝馬橋 です。

当時の町人街を横断する、広小路とともに代表的な道に架かる橋です。ちなみに、本町から東は飯田街道です。

また、清洲越しの時に、五条橋と同じく、清洲から運ばれた橋でもあります。

北を見ると・・・・櫻橋です。

説明板です。

文字起こししてみましょう。


伝馬橋(てんまばし)

一六一〇年、徳川家康の命により、数年で清須の町が名古屋へ移された。世に言う「清須越」である。翌年、福島正則により名古屋城下の物流の大動脈、堀川が開削された。その時、堀川に架けられた七橋の一つがこの伝馬橋である。
当時、長さ十一間五尺(約二二M)、幅三間(約六M)、高欄擬宝珠付の板橋で、五条橋と同じく清須越の橋といわれる。美濃路がこの橋を通るため、西国大名や旅人が名古屋を通る時には、皆この橋を渡り、名古屋を代表する橋として多いに賑わった。 橋の東側には清須越した材木商などが集まっていた。

熱田に発した美濃路は本町通りを伝馬町筋で西に折れ伝馬橋に至る。 清須越により清須から移った伝馬町の名前がこの橋の名前の由来である。美濃路はここから北上し、五条橋西端を通り、枇杷島、清須、起(一宮市)を経て中山道垂井(たるい)へ向う。徳川家康による街道整備と清須越により美濃路は現在の位置となった。


図の拡大です。清洲から来た多くの材木商がいました。

櫻橋です。

 

ここからが美濃路です

これも美濃路。

ここで、美濃路についてまとめてみましょう。

美濃路は、東海道(宮宿)中山道(垂井宿)をつなぐ、約60kmの脇往還です。

画像 https://www.fujinsha.co.jp/books/h/t/toukaido/about-minoji/

名古屋市内は次の道を通っています。オレンジ色です。

次は、上・下街道です。

どちらも、美濃路同様、東海道と中山道を結ぶ脇往還です。

出典 https://butuyokuko.hatenablog.com/entry/Old-road-in-Nagoya

もっとシンプルにすると、分かりやすいですね

名古屋市内に戻ると

動画です。

明日に続きます。

堀川七橋めぐり-1- -2- -3- -4- -5- -6- -7-


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