金融経済教育研究会での真能秀久氏(中日新聞編集局経済部長)の話を紹介しています。
今回は、なぜ食料品の価格が高騰したのか?
シカゴ市場では、トウモロコシが05年から3年間で3.5倍、小麦が2.7倍、大豆が2.5倍になりました。
その理由その1は、アメリカが高騰した原油に換えて、大量にバイオエタノール生産へ使用していることです。
バイオエタノールとはサトウキビのかすや廃木材、大麦やとうもろこしなどの植物原料とする、エタノールのことです。
それらに含まれるグルコースを発酵させてエタノールとして精製します。
理由その2は、中国などでの飼料穀物の消費が増えていることです。
Biofuels Digestの新たな研究によると、1995年以来の中国の食肉消費の増大で、年に約2億3000万トンの穀物が家畜飼料に転換され、このまま進むと2010年9月には世界穀物在庫が空っぽになる可能性があるそうです。
理由その3は、豪州における2年続きの干ばつ・不作です。
それどころか、豪州東部の干ばつは永久化の恐れがあり、世界から一つの穀倉地帯が消えるかも?とさえ言われています。
今回は、なぜ食料品の価格が高騰したのか?
シカゴ市場では、トウモロコシが05年から3年間で3.5倍、小麦が2.7倍、大豆が2.5倍になりました。
その理由その1は、アメリカが高騰した原油に換えて、大量にバイオエタノール生産へ使用していることです。
バイオエタノールとはサトウキビのかすや廃木材、大麦やとうもろこしなどの植物原料とする、エタノールのことです。
それらに含まれるグルコースを発酵させてエタノールとして精製します。
理由その2は、中国などでの飼料穀物の消費が増えていることです。
Biofuels Digestの新たな研究によると、1995年以来の中国の食肉消費の増大で、年に約2億3000万トンの穀物が家畜飼料に転換され、このまま進むと2010年9月には世界穀物在庫が空っぽになる可能性があるそうです。
理由その3は、豪州における2年続きの干ばつ・不作です。
それどころか、豪州東部の干ばつは永久化の恐れがあり、世界から一つの穀倉地帯が消えるかも?とさえ言われています。