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『スマホが学力を破壊する 』(集英社新書) 川島 隆太

2018-04-07 06:14:28 | MY BOOK
川島 隆太先生の『スマホが学力を破壊する 』(集英社新書) を読みました。



教育現場では、経験知として「スマホは学力に悪影響がある」と思われていましたが、こうして世界の脳科学者にデータで示されると「やはりそうか」と思わされます。

この本は、仙台市の小中学生7万人を対象に、数年がかりの追跡調査を行い、スマホの使用と学力の推移を調査したものです。

そのデータには驚きです。

長時間のスマホ使用が、試験の点数に影響しているのは間違いがありません。
帯にある「スマホを使用すると、偏差値が最大で10下がります」には誇張があるかもしれませんが、いくらか下がるのは事実です。
ただ、「脳に悪影響があるのか」か「勉強時間が減るからか」は今ひとつわかりません。個人的には後者が大きいと思いますが・・・。

文字を手書きすれば前頭前野は活性化するの部分は、むしろ大人への警鐘です。将来の認知症を予防するためには、タイピングではなく手書きに戻ることが必要かもしれません。

肥満が生活習慣病であるというのは定着しましたが、認知症は脳を使う生活習慣で予防できるかもしれません。

amazonのサイトから引用します。

内容紹介
スマホを使用すると、偏差値が最大で10下がります。
下手をすると、脳発達に悪影響を与えている可能性もあります。
それでも、あなたは自分のお子さんにスマホを持たせますか?


2010年以降、急速に普及したスマートフォンは日本人の生活に深く浸透し、街中を歩けばスマホを使う人を見かけないことのほうが珍しくなった。しかし、その使用に付帯するリスク、とりわけ子どもたちによる長時間使用の危険性や、成績に及ぼされる影響についてはあまり知られていないのではないか。

本書は、仙台市の総計7万人を超える子どもたちを対象に、数年間にわたって行われた大規模調査の結果を基に、スマホやアプリの使用がもたらす影響を解明し、スマホ使用のリスクを正面から論じた衝撃のレポートであり、現代人、とりわけ全保護者必読の一冊である。

■主な内容
・スマホを4時間以上使用すると、2時間分の学習効果が消える
・自宅学習の減少や、睡眠不足が成績低下の原因ではない
・スマホを持つようになった生徒は成績が下がっていった
・スマホを使わなくなると成績が急回復した
・LINE等のメッセンジャーアプリが集中力に及ぼすの悪影響
・スマホ+テレビの「ながら行動」が、成績を一気に下げる
・使用アプリの数が多いほど学力が低下する
・使用を1日あたり1時間以内に制限できる子どもは4人にひとりだけ
・スマホの長時間使用は脳発達に悪影響を与えている可能性も

■目次
はじめに
第1章 スマホを使うだけで成績が下がる! ?
第2章 睡眠不足が成績低下の原因か
第3章 スマホが先か、学力が先か
第4章 LINE等インスタントメッセンジャーの影響
第5章 テレビやゲームの影響
第6章 どれだけの生徒がスマホ等を長時間使用しているのか
第7章 勉強中のスマホ使用の実態
第8章 メディア・マルチタスキング
第9章 スマホが脳発達に悪影響を与えている?
第10章 スマホの依存度評価
終章 スマホにまつわる雑感
おわりに


内容(「BOOK」データベースより)
二〇一〇年より急速に普及したスマートフォンは日本人の生活に深く浸透し、街中を歩けばスマホを使う人を見かけないことのほうが珍しくなった。しかし、その使用に付帯するリスク、とりわけ子どもたちによる長時間使用の危険性や、成績に及ぼされる影響についてはあまり知られていない。本書は七万人の子どもたちを対象に、数年間にわたって行われた大規模調査の結果を基に、スマホやアプリの使用がもたらす影響を解明し、スマホ使用のリスクを正面から論じた、現代人、とりわけ全保護者必読の一冊である。


参考
スマホ使用で成績・学力が下がる (小中学生調査) 文部科学省,川島隆太 https://kurashinomemo.com/98

LINEの利用で学力低下!?大学の研究結果により驚きの事実が判明!?
https://matome.naver.jp/odai/2142701331538352101



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