ハイドン:交響曲第90番ハ長調 (スコア付き)
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン: 交響曲第90番ハ長調 Hob.I:90 (スコア付き) 作曲年代:1788年 演奏:ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア
00:00 第1楽章 Adagio – Allegro assai (ハ長調) 07:00 第2楽章 Andante (ヘ長調) 14:20 第3楽章 Minuet – Trio (ハ長調) 19:32 第4楽章 Finale. Allegro assai (ハ長調)
ハイドンの交響曲《第90番》から《第92番》は、パリとマルセイユの間の郵便事業を独占していたフランスのドーニ伯爵 (comte d'Ogny) からの依頼で作曲されたことから、『ドーニ交響曲』と呼ばれる。《第82番》から《第87番》と同様に、パリで新たに創設された「コンセール・ド・ラ・オランピック」のために作曲された。 《第90番》は、『R字』の愛称としても知られる。これは、ロンドンのフォースター社がハイドンの交響曲から23曲を選曲して出版した際に、AからWまでのアルファベットを付けたことの名残で、曲の内容とは一切関係ない。 ハイドンは《第94番『驚愕』》のように交響曲に様々なユーモアを組み込んでいるが、《第90番》にも面白いアイデアが随所にみられる。特に第4楽章では、結尾部に入る前に4小節間の全休止があり、初めて聞いた聴衆のほとんどは曲が終わったと思うであろう。