漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

類義語・対義語:舒遅=閑雅 遅日=永日 遅明=遅旦 遅暮=晩年・・・

2017年07月03日 | 類義語・対義語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検2の「遅」の下つき熟語、大見出しに次の熟語あり。

舒遅(ジョチ):(広辞苑) ゆったりとおちついたさま。閑雅。君子のようすにいう。

遅日(チジツ):(漢検2)日が暮れるのがおそく感じられる春の日。日なが。季)春

 *念の為、他にも調べた・・・
  広辞苑:(日脚が遅くて容易に暮れない意)春の日。昼間の永い日。日なが。
  大字源:暮れるのが遅い日。春の日。永日
  
  (広辞苑)
   永日(エイジツ):①日中のながいこと。特に春にいう。ひなが。はるなが。 
            ②別れの挨拶や手紙の終りなどに用いる語で、「いずれ他日ゆるゆる会おう」の意。

遅明(チメイ):(漢検2)夜が明けるころ。由来:明(メイ)を遅(ま)つ意から。  *大字源では、「遅」に“ま(待)つ”意も読みもある。

 広辞苑:(熟語ナシ)
 大字源:よあけ方。遅旦。 類)比明黎明

(ついでに、大字源の他の「遅」熟語を見ていたら) 

遅暮・遅莫(チボ):だんだん年をとる。晩年になる。


こういう調べ方をしていると、類義語として

舒遅=閑雅

 (*すでに「漢検1級 27-②に向けての学習状況  その71 類義語問題 2015年10月01日 | 類義語・対義語」で、“舒遅=閑雅”を出題済み。)

遅日=永日

遅明=遅旦=比明=黎明 *他の類義語もたくさんある、また対義語もいろいろと考えられる。

遅暮・遅莫(チボ)=晩年

などの知識や情報が増えていく。

👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

対義語・類義語: 暖気・暢気・呑気 = 消遣・銷遣 ≠ 消閑・・・ 

2017年07月03日 | 類義語・対義語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●<漢検2>掲載の準1以下の漢字や熟語を調べている過程で、「暖気(ノンキ)」(当て字で、「暢気・吞気(ノンキ)」でちょっと中断した。

●「暖気(ノンキ)」
(漢検2)
暖気(ノンキ):性格がのんびりしていて、物事にこだわらないさま。「暢気・吞気」とも書く。「ダンキ」と読めば別の意になる。

・何気に、広辞苑をみたら、
暖気・呑気・暢気(ノンキ)」(ノンは「暖」の唐音。「吞気」「暢気」は当て字)
 ①気晴らし。気散じ。<日葡> 
 ②気分や性格がのんびりしていること。心配性でないこと。「・・・に構える」「・・・な人」
とあった。
念の為、ネット上で、他の国語辞典も当たってみたところ、やはり上記の①の意味も記載されていた・・・。
(デジタル大辞泉)
のん‐き【呑気/暢気/暖気】《「のん(暖)」は唐音。「呑気」「暢気」は当て字》
1 性格や気分がのんびりとしていること。こせこせしないこと。また、そのさま。「―な人」「―に暮らす」
2 気晴らしをすること。気散じをすること。 「ちっとの間―させましょかと」〈浄・浪花鑑〉

・さらに、念のため、意味①にあたる語源・由来のようなものを調べたら、<語源由来辞典>に以下のようなことが書かれていた。
  “中世頃の日本では「気晴らし」や「遊山」の意味として暢気(ノンキ)が使われていた
  “近世末期頃より意味が転じ、人の気性などを表す言葉として用いられるようになった”

・大辞泉の「ちっとの間―させましょかと」〈浄・浪花鑑〉を見ると、浄瑠璃では今でも使われているのだろうから、この意味として、“死語”にはまだなっていないようだ・・・

・なぜ、「気晴らしをすること。気散じをすること。」という意味のあることを、漢検は載せていないのか・・・これも理解に苦しむところ・・・

●暖気・暢気・呑気 = 消遣・銷遣? ≠ 消閑・・・
・「暖気・暢気・呑気」に「気晴らしをすること。気散じをすること。」という意味があるなら、以下は同義語・類義語となるかも・・・

消遣(ショウケン):(広辞苑)①うれえを消しやること。俗念を追い払うこと。②俗に、遊戯をして煩悶を解消すること。気ばらし。

〇「銷遣(ショウケン)」「銷遣の具」・・・広辞苑にはこの漢字での熟語はないが、同じような意味で、よく使われている(当ブログでも文章題ほかで何度か掲載済み) (注)“「消」は「銷」の書きかえ字”(漢検2)だから、同じ意味・・・。昔の文章では「銷」でよく使われているってことか。

 *漢検2には「消遣」「銷遣」とも、掲載は見当たらないが・・・。

消憂(ショウユウ):
(広辞苑)うさばらし。気ばらし。
(大字源)うさばらし。消遣遣悶(ケンモン) 同)銷憂

銷憂(ショウユウ):(大字源)うれいを消す。うさばらし。消憂。

遣悶(ケンモン):(大字源)憂さをはらす。消悶

消悶(ショウモン):(同上)

排悶(ハイモン):
(広辞苑)心中のもだえを払い去ること。うさばらし。
(大字源)心の憂さを払い去る。うさばらし。遣悶。

 *四字熟語で「医鬱排悶」なんてのがある・・・。(当ブログにも掲載済み)

・なお、漢検2に「消閑(ショウカン)」という熟語があるが、これは、
✕消閑(ショウカン):(漢検2)ひまをしのぐこと。ひまつぶし。「・・・の具」 
 という意味なので、ちょっと“うさばらし、気ばらし”とは違うようだ・・・。

👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熟語の読み・一字訓読(その84:準1以下):弾(ひ)く 弾(はじ)く 弾(ただ)す

2017年07月03日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。

●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<弾:中学…ダン、たま、はず(む)、ひ(く) 準1…はじ(く)、はじ(ける)、はず(み)、ただ(す)>
(漢検2)
意味:①たま。銃砲のたま。「弾丸」「銃弾」
   ②はずむ。はじく。はねかえる。はずみ。「弾力」「弾性」
   ③ただす。せめる。「弾劾」「糾弾」
   ④ひく。かなでる。「弾琴」「連弾」
下つき:糾弾(キュウダン)・凶弾(キョウダン)・散弾(サンダン)・指弾(シダン)・実弾(ジツダン)・銃弾(ジュウダン)・肉弾(ニクダン)
    ・爆弾(バクダン)・砲弾(ホウダン)・防弾(ボウダン)
大見出し:弾(たま)弾圧(ダンアツ)弾雨(ダンウ)弾劾(ダンガイ)弾丸(ダンガン)弾丸雨注(ダンガンウチュウ)弾丸黒子(ダンガンコクシ)
     弾弓(ダンキュウ)弾痕(ダンコン)弾指(ダンシ)弾正台(ダンジョウダイ)弾性(ダンセイ)弾奏(ダンソウ)弾頭(ダントウ)
     弾道(ダンドウ)弾幕(ダンマク)弾薬(ダンヤク)弾力(ダンリョク) 
     弾く(はじ-く) 弾む(はず-む)〈弾機〉(ばね)弾く(ひ-く)

*「連弾」:ピアノの二重奏のことだから 「連弾 - 弾(ひ)く」。“たま”の意味ではない。ちょっと調べたけど、それはなさそう・・・。
*「弾弓」:意味からして、また漢字の意味からしても、「弓を弾(ひ)く」とは読まない!!“弾(はじ)く”か“弾(たま)の意。
  「弾弓(ダンキュウ)」①繰り綿(種をとっただけで精製していない綿)を打ってやわらかくする弓状の道具。わたゆみ。
             ②古代中国で、小石などを用いた球形の弾丸をはじきとばし、小鳥などを射た弓。はじきゆみ。
              ②「ダングウ・ダング」とも読む。
   “弾(たま)”の中に、「はじきゆみの石弾(いしだま)」の意あり(大字源)。
    また、“はじく”の意味の中に“うつ、たたく、うちたたく”意も含まれている(大字源)

*「弾劾」「糾弾」以外にも「弾(ただ)す」意味に対応する熟語は、大見出し熟語の中では、
 「弾圧」(漢検2)政治権力や武力によって強く抑えつけること。「言論―」
     (大字源)権力で強く抑えつける。しずめ、おさめる。弾は、ただす意という。
 「弾正」(漢検2)弾正台(ダンジョウダイ)律令(リツリョウ)時代の警察機関。風俗や犯罪の取り締まりを行った役所。「弾正」はその役人のこと。
         「弾正」は罪を責めただす意。
     (大字源)ダンセイ:罪をただす。 ダンジョウ:(国語)弾正台のこと。また、その官吏。
    *漢検2では“「弾正」は罪を責めただす意”と、読みを振っていないが、この説明は「弾正(ダンセイ)」で読んで良いのかな・・・。
    *国語辞典やネットでは「弾正」・・・ダンジョウと読んでいるのがほとんどだが・・・ 
 
*弾丸黒子(ダンガンコクシ):きわめて狭い土地のたとえ。「弾丸」は小鳥などを捕るために使うはじきだま、「黒子」はほくろの意。
               (参考)「黒子の地」「弾丸の地」ともいう。 類)尺寸(セキスン)の地
 *漢検四字熟語辞典の「弾丸之地」の類義語のところにも、「黒子之地」・・・とある。
 *「コクシの地」なんて出題もありうるので、漢検辞典も、こういう(参考)のところもそういう目で見ておいた方が良い。

弾く(はじ-く):①はねとばす。「指で―く」 ②はねかえして寄せつけない。「水を―く」 ③計算する。「そろばんを―く」 ④弦楽器をつまびく。
弾く(ひ-く):弦楽器や鍵盤(ケンバン)楽器を演奏する。かなでる。「琴を―く」「ピアノを―く」

 ・ネットでみると、「弾(はじ)く:文語活用形辞書:〔「引く」と同源〕」に、“弦楽器や鍵盤楽器を 鳴らす。かなでる。 「琴を-・く」 「バイオリンを-・く」 「ピアノを-・く」”とあるので、弦楽器や琴を「弾く」は“はじ(く)”と読んでも良いのかも・・・広辞苑など国語辞典などでは、弦楽器などを奏でる場合は、「・・・を弾(ひ)く」という漢字・読みが一般的なようだが・・・。

(大字源)その他、気になった「弾」関連の熟語

弾冠(ダンカン):①冠をはじいてちりを払う。少しの汚れをも嫌うたとえ。②冠のちりを払って君のお召しを待つ。③転じて、仕官すること
弾冠振衣(ダンカンシンイ・カンをはじきころもをふるう):①新たに仕官しようと、招きを待つ。②辞職して隠遁する。
弾鋏(ダンキョウ):刀剣のつかをたたく。(孟嘗君の故事あり・・・略)・・・貧しい者が俸禄や地位を求めるたとえ。弾剣。
                    ➪ 「長鋏(チョウキョウ)帰らんか
弾剣(ダンケン・ケンをダンす):弾鋏に同じ。(孟嘗君の故事)
弾治(ダンチ):悪弊をただし、よく治める。
弾黜(ダンチュツ):不正を責めて退ける。
弾駁(ダンバク):弾劾に同じ。

弾を見て鴞炙(キョウシャ)を求む:はじきだまを見ただけで、ふくろうの焼き鳥を食べようと思う。命中するかどうかわからないから、早計なたとえ。(荘子:斉物論)
 *鴞(キョウ(慣用)ヨウ(漢・呉音)):ふくろうの意味あり(他に、みそさざいの意も・・・)。
  鴞炙(キョウシャ):ふくろうのあぶり肉。ぜいたくな食物をたとえていう。
  鴞鳥(キョウチョウ):ふくろう。悪声残忍の鳥とされ、凶悪な者にたとえる。

 *「鴞」は“類)梟 同)梟”とはなっていないので、この成語が「弾を見て“梟炙(キョウシャ)”を求む」なんて内容で出題されることはないと思う、たぶん・・・。念の為、「梟炙」なんて熟語があるかどうか調べたが、大字源ではなかった・・・。

👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする