漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

類義語問題 (おアソビ4) ・・・動物類の巻・・・

2017年07月29日 | 類義語・対義語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●またまたオアソビ4・・・・・一応、動物類の類義語・・・でも、一応、マトモな熟語・読みです(主として大字源ベース)・・・
●動物類の類義語でひっかかった・・・問題形式でお楽しみください(笑)
●中には、なるべく発想できそうな出題(設問)にしたものもあり・・・そうでないものは難問かも・・・
<類義語>
1.鼯鼠 2.黄犢 3.鴛鴦 4.涎蝣 5.蝗虫
6.吟蛩 7.蛤子 8.海舌 9.犁鼠(犂鼠) 10.蛟竜
<語群>
( ひめい、えんそ、かぎゅう、しんこう、ちろう、こうおう、すいぼ、ひそ、かつゆ、そくしょく )
👍👍👍 🐔 👍👍👍

1.飛鼠(ヒソ):①こうもりの異称 ②むささび。鼯鼠
漢検2:〈鼯鼠むささび〉
(参考・既出・・・飛鼠は以前、「蝙蝠」の類義語でオアソビ出題)
蝙蝠=
飛鼠(ヒソ):①こうもりの異称。②むささび。鼯鼠(ゴソ)。 広辞苑にはナイが、他の国語辞典などにはアリ
・蝙蝠 :〈服翼〉〈仙鼠〉〈夜燕〉の 別名がある(ネット)
・天鼠(テンソ)・・・・当て字ないんだ! 大字源にはナシ。各国語辞典にはアリ。
・仙鼠(センソ)・・・・大字源アリ。広辞苑にはナシ
・服翼(フクヨク)・・・大字源アリ *体に翼をつけている動物の意だって・・・
・夜燕(ヤエン)・・・・大字源、広辞苑にはナシ
2.黄犢(コウトク):①黄色の子牛。②蝸牛(カギュウ)の異称。
3.黄鴨(コウオウ):おしどりの異称。鴛鴦
4.涎蝣(センユウ):虫の名。なめくじ。蛞蝓(カツユ)。  
     *ナメクジの別名をまた発見した!!もひとつは、蜒蚰(エンユウ・なめくじ)。(注)*げじ・げじげじは「蚰蜒ユウエン」
5.飛螟(ヒメイ):いなご。いなむし。飛蝗(ヒコウ)。蝗虫(コウチュウ)
 *当て字では<飛蝗(ばった)>
 *飛蛩(ヒキョウ):(大字源にはナイが、漢検2下つきでアリ)いなごのことか、たしか、過去問の熟字・当て字で“いなご”だったような・・・漢検2巻末には載ってない・・・漢検2「意味 ②いなご(蝗)。ばった。「飛蛩」」
6.吟蛩(ギンキョウ):こおろぎ。きりぎりす。促織。蟋蟀(シッシュツ)
 (蟋蟀) *漢検2 <蟋蟀こおろぎ> <螽斯きりぎりす>
  趨織(ソクショク):こおろぎの異称。促織・趣織
 「趨趨」(ソクソク)=<大字源>①歩き方の速いさま、慌ただしいさま 
                 ②こおろぎの別称。促織。趣織(ソクショク)。趨織(ソクショク)。
            <漢字源>①せわしげに歩くさま  ②こおろぎのこと。促促。
7.蜃蛤(シンコウ):はまぐり。大きいのを蜃、小さいのが蛤。
≒蚌蛤
<漢検2>(「蚌」のところで)
 ・意味:①どぶがい。からすがい。イシガイ科の二枚貝。「蚌貝」  ②はまぐり。マルスダレガイ科の二枚貝。「蚌蛤(ボウコウ)」
 ・大見出し項目:<蚌貝(からすがい)>  蚌(はまぐり)
 *「蚌」の項で、かつ、意味「②はまぐり・・・」の所に「蚌蛤」」と続けている
 *<大字源>では「蚌蛤(ボウコウ)」:“どぶがいとはまぐり”とも・・・。 
 蛤子(コウシ):はまぐり
 蛤蜊(コウリ):(大字源)はまぐりの類
 蚌蛤(ボウコウ)=はまぐり *大字源は「ボウコウ・ホウコウ」
8.海月(カイゲツ):水母(スイボ)、水月(スイゲツ)、海舌 
9.鼴鼠(エンソ):もぐら・・・。田鼠。犁鼠(リソ)(=犂鼠) *「犁」は「犂」の異体字。 *漢検2〈鼴鼠もぐら>
10.蛟竜(コウリョウ):みずち。一説に、うろこのある竜をいう。
<螻:ル、ロウ、けら、おけら>*ル(呉音)ロウ(漢音)
・けら、おけら:螻蚓(ロウイン)=けらとみみず=螻螾(ロウイン)、螻蟻(ロウギ)=けらとあり(*つまらぬもののたとえ)、「螻蟻潰堤」=小隙沈舟、<螻蛄(ロウコ)けら>=天螻(テンロウ)←大字源。
・その他:地螻(チロウ)=みずち   
<追加補筆(20160508)>
*「天螻」:大字源では“けら”、字通では“こがねむしの幼虫、すくもむし” *地螻:みずち(大字源)
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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龐統展驥 黄楊厄閏

2017年07月29日 | 四字熟語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●お知らせ①:「龐」の音訓整理(熟語の読み・一字訓読(その91))、補筆・加筆してあります。末尾に参考掲載。
●お知らせ②:ご指摘を頂いていた「賁茹」➪「賁如」に訂正・・・該当箇所を修正しておきます。
●お知らせ③:その他、“要・調査”となっていた幾つかの熟語について意味等判明したものがあるので、補筆しておきます。
*図書館で本の返却・借り出しなどを行った序でに、久しぶりに大漢和と字通にも当たってみました。序での序でに、周辺の語彙なども目についたのでメモしてきました・・・そのうち、“還元”いたします(笑)
*行きは車で送ってもらったけど、帰りは徒歩・・・暑さもぶり返したみたいで疲れた・・・まだ本調子には程遠い感じかな・・・

*てっきり、予約投稿していたと思ったら、以下の記事、未投稿だった・・・ので、「お知らせ②」以下を追加して掲載・・・“一日一善”をめざして投稿しています(笑)
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龐統展驥(ホウトウテンキ)
・「蒙求」の一句。龐統は、重要な地位に置けば一日千里を走る名馬のようにその才能を展ばすといわれた故事。
・「龐統」は、三国時代の蜀の劉備の軍師。諸葛亮とともに、「臥竜鳳雛」で有名。“鳳雛”のほうだったと思う・・・。

黄楊厄閏(コウヨウヤクジュン)
・つげの木は生長が遅く、陰暦の閏年になると衰えるという伝説があるので、人が逆境で苦しむたとえ。


ー参考ー(「龐」の音訓整理 )

<龐:ホウ、ロウ、おお(きい)、みだ(れる)>
(漢検2)
意味:①たかどの。 ②たかい。おおきい。 ③みだれる。入り乱れる。「龐錯」
(大字源)
①ホウ(漢音)ボウ(呉音):
・たかどの。大きな高い建物。   ・大きい、高大な。「龐鴻(ホウコウ)」 類)大。厖。 
・みだれる。乱雑なさま。     ・「龐龐(ホウホウ)」
②ロウ(漢音):「龐龐(ロウロウ)」

・おお(きい):龐眉(皓髪)=眉が太く大きい。老人の形容。
        龐鴻(ホウコウ)=厖鴻=①天地が未だ別れずその兆しのないさま ②大きい・広大 (大字源)おおきい。広大なこと。
・みだ(れる):龐錯(ホウサク)=入り乱れる=乱雑 龐→「厖錯」、「尨錯」とも書ける。
・その他:龐龐(ロウロウ)=充実したさま。肥えているさま。(詩経)「四牡龐龐」 
     龐龐(ホウホウ)=鼓の音の形容。ぽんぽん。 
*2016.1.11追加補筆:漢字源は「ホウ、ボウ」音のみで両方とも「ホウホウ」。

*「龐統展驥(ホウトウテンキ)」:「蒙求」の一句。龐統は、重要な地位に置けば一日千里を走る名馬のようにその才能を展ばすといわれた故事。

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