
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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・漢検2、全然すすまん・・・颱風5号のように迷走中・・・今日も「北(ホク)」の“北溟・北冥”から脱線・・・
(トラは襤褸負けするし、気分悪かったけど、先ほど、読売が焼売にサヨナラ勝ちしてくれたのでちょっと気分持ち直した、へへ。)
北冥・北溟(漢検2掲載熟語)
関連成語類
北溟に魚あり、その名を鯤と為す(荘子) 対)南冥 南冥は天池なり(荘子)
北極に羈羽あり、南冥に沈鱗あり(韓愈「北極、李観に贈る詩」(の一節))
(以下、“漢文委員会”ブログから借用)
*羈羽:旅人のことを言うのであるが、下句が魚のことなので、故郷を離れた鳥と訳すのが妥当。
*南溟:南のはての海。
*沈鱗:水底深くもぐったままの魚。人に認められないことのたとえ。
(天下世界の北のはてにふるさとを遠く離れた鳥がおり、南のはての海には水底深くもぐったままの魚がいる。)
(大字源)南柯 南華
南柯(ナンカ)の夢:①(有名な故事にもとづく・・・内容略・・・)槐安の夢。
②人生のはかないたとえ。
③(国)後醍醐天皇が笠置山で楠木正成を夢みたこと
④(国)小説。「南柯記」に基づいて滝沢馬琴が作った「三七全伝南柯夢」の略。
*③、④の意味は知らなかった(汗)
南華(ナンカ・ナンゲ):①「南華真経(ナンカシンキョウ・ナンゲシンギョウ)」の略で、「荘子」の別称。
②(国)うそつき。変人。また、愚者。「荘子」に寓言(たとえ話)が多いのでいう。
*「南華」については以下の過去記事で“ナンカ、ナンガ”と読んでいますが、大字源では“ナンカ、ナンゲ”ですのでご留意ください。
・syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第9回 「8.ナンガ(南華)を読むを悔ゆ」
・漢検1級 27-②に向けての学習状況 その8 南華 広辞苑から・・・2015年07月20日 | 日記
・故事成語類 「南華の悔い」と「南柯の夢」・・・なんとも紛らわしい・・・2015年01月11日 | 故事成語類
・故事成語類(実践問題その6)2014年08月06日 | 故事成語類
「治世の要は、半部の論語、出世の要は、一巻の南華(なんが・なんか)あり。」
余談1:「南」については他の成語などもありますが、すでに紹介済みなので詳細略。
南山・・・南山不落、南山之寿、「南山を錮(コ)すと雖も猶 隙(ゲキ)あり」など
余談2:あまり関係なさそうだが、「南阮」という熟語を発見・・・
南阮(ナンゲン):晋の阮咸・阮籍などをさす。道路の南側に住んでいたので、こういわれた。また、みな貧しかったので、転じて貧者をいう。
(大辞典)鵜翼(テイヨク):小人が朝廷に仕えているたとえ。・・・以下略・・・
・以前の記事で、
「維(こ)れ、鵜(テイ)、梁(リョウ)に在り。其の翼を濡さず・・・」(詩経) (注)文中「、」は当方挿入。
「鵜梁」(テイリョウ)という熟語で有名です。覚えておいて損はないかも(^^)
*「鵜」とは、ここではペリカンのことだそうです。鵜が梁(流れを堰き止めて魚を獲る造作。”やな”のこと。)の上にあり、翼を濡らす苦労を為さず、魚を得ていること。転じて、つまらない人物が本来つくべきではない高い地位についているという意味。
と、説明していたが、大字源には「鵜梁(テイリョウ) 」という熟語は載っていなかった。「鵜翼(テイヨク)」も同じような意味だと思うので、合わせて記憶しておいたほうが良いと思います。
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