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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その96:準1以下):杜

2017年07月13日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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<杜:ト、ズ、もり、やまなし、と(じる)、ふさ(ぐ)>
(漢検2)
杜:ト・ズ やまなし・ふさぐ・とじる・もり
意味 :①やまなし。バラ科の落葉小高木。 ②ふさぐ。とじる。「杜絶」 ③もり。神社の森。
大見出し:〈杜若〉(かきつばた)〈杜夫魚〉(かくぶつ)〈杜父魚〉(かじか)〈杜衡〉(かんあおい)杜撰(ズサン)杜漏(ズロウ)杜氏(トウジ)杜鵑花(トケンカ)杜絶(トゼツ)杜仲(トチュウ)<杜翁〉(トルストイ)〈杜松〉(ねず)杜ぐ(ふさ-ぐ)〈杜鵑〉・〈杜宇〉(ほととぎす)〈杜鵑草〉(ほととぎす)
杜(もり)

(大字源) (「杜撰」「杜漏」「杜絶」は、漢検2とほぼ同じ、略。)
・もり:(和語)
・やまなし:熟語ナシ。
・と(じる)、ふさ(ぐ):
 杜隔(トカク):ふさぎへだてる。さえぎりとめる。
 杜諫(トカン):いさめて思いとどまらせる。諫止。
 杜権(トケン):閉ざした生気が再び動き始めようとすること。
 杜口(トコウ):口をふさいで言わない。緘口。

(参考:四字熟語辞典から)杜口結舌(とこうけつぜつ):権勢のある者に対して、あえてものを言わないたとえ。*記事掲載済み。

 杜津(トシン):渡し場をふさぐ。
 杜漸防萌(トゼンボウホウ):物事のしだいに生じてくるのを防ぐ。 「漸(ゼン)を杜(と)じ萌(ホウ)を防ぐ」
 杜塞(トソク):ふさぐ。ふさぎとじる。ふさがる。
 杜黜(トチュツ):ふさぎしりぞける。さまたげしりぞける。
 杜門(トモン):門をふさぐ。門を閉じる。転じて、客を避けること。 
 杜門却掃(トモンキャクソウ):門を閉じ交際を断ち、清らかな生活をする。却掃は、掃除の意。

・その他
 <お酒関連>
 杜康(トコウ):中国の太古に初めて酒を造ったという伝説の人。転じて、酒の異称。
 杜氏(トシ・トウジ):(国)酒を造る人。 *漢検2では“トジ・トウジ”
 杜酒(トシュ):自家製の粗末な酒。
 白杜(ハクト):(大辞林)(中国古代に酒を造った杜康にちなむ)白酒の異名。
 
 <杜甫、杜牧関連>
 小杜(ショウト):晩唐の詩人・杜牧のこと
 大杜(ダイト) :盛唐の詩人・杜甫のこと
 李杜(リト)  :李白と杜甫
 老杜(ロウト) :杜甫のこと。
 
 <“ずさん”関連>
 杜園(トエン):詩文・著作に誤りが多くて信じがたいこと。杜撰(ズサン)はこの語の転訛ともいう。

 <呉音“ズ”関連>
 杜多(ズタ):(仏)梵語。僧をいう。沙門。桑門。頭陀(ズダ)。

 <その他>
 要杜:(現時点、不詳)

👍👍👍 🐔 👍👍👍 熟字・当て字の<杜仲>はなんて読むでしょうか・・・当ブログ模試で出題済みですが^^・・・難問かも・・・画面右上の「検索」欄に「杜仲」と入れて、その横の「ウエブ」を「このブログ内で」にして検索すれば調べられます・・・勿論、漢検2の「杜仲」の説明のところにも書いてあります・・・👍👍👍
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お知らせ:「籤」関連記事の加筆

2017年07月13日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・今日は退院後初のMRI検査・・・といっても今日はMRIを撮るだけ・・・第1回の経過“検査”は来週の休み明け・・・さて、脳内状況はどうなってるやら・・・
・退院直前に見せてもらったMRIでは脳内に3、4箇所、小さな白い点があって、それが出血の跡だと説明されていたけど、どうなってんのかな・・・しかし、MRIなんて、この歳で初めて撮った・・・意外に脳みそ、大きくて、ビッチリ頭の中に詰まってる感じだったな、まだボケ等の老人性の病気には大丈夫そうな感じだが・・・
・退院後もこんな記事内容を連日のように作ってんだから、脳のはたらきはそれなりにOKのような気がするが、まだ目が・・・といってもだいぶ良くなっている。両目で長い時間、物を見ていることができるようになってきている・・・まだ、どうしても辞書などをみるときは字が小さいので片目で見てしまうが・・・事故前は、辞書の小さな字も靉靆ナシでも両目で見えていたのだが・・・
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●既掲載記事「熟語の読み・一字訓読(その204)」を下記のとおり、加筆しております。

 「●熟語の読み・一字訓読(その204)です。
 <籤:セン、くじ、うらな(う)、くし、ひご>
 ・くじ:当籤、抽籤、籤子=①くじ ②しるし・札、神籤(みくじ)
 ・うらな(う):神籤(シンセン)、籤語=予言・籤(くじ)の文句、籤詩
 ・くし:竹籤(チクセン) *竹をけずり物を貫くに用いるもの
 ・ひご:(大・字になし。邦語か・・・)竹籤(たけひご)
 *牙籤(ガセン、ゲセン):象牙製の小さい札。書名を記して書物の帙の外に下げて目印とするもの。

 <2017.7.13追加・加筆>
 (漢検2)
 籤:セン くじ・ひご・くし
 意味:①くじ。おみくじ。ふだ。占いのふだ。「抽籤」「当籤」
    ②うらなう。ためす。
    ③かずとり。ものを数えるときの竹の棒。
    ④くし(串)。物をさし通す竹ぐし。
 下つき:牙籤(ガセン)・抽籤(チュウセン)・当籤(トウセン)
 大見出し:籤(くじ) 籤(ひご)〈御神籤〉・御御籤(おみくじ)空籤・空鬮(からくじ)竹籤(たけひご)抽選・抽籤(チュウセン)富籤(とみくじ)

 (大字源)
 籤題(センダイ):書物の表題。題簽
 牙籤(ガセン):①蔵書の一つ一つを捜し出しやすいように付けた象牙製の札。②(俗)歯ブラシ。つまようじ。
 書籤(ショセン):書物の題名を記して張り付ける紙片や布片。題簽
 漏籤・・・熟語掲載あるも意味掲載ナシ・・・

 *大字源では、「籤」の意味は、
  ①くじ。おみくじ。神意を問うて吉凶を占うのに用いる札。「籤詩」
  ②うらない問う。
  ③しるし。表題。「書籤
  ④ふだ。また、書札によって上申する。「・・・投ㇾ籤・・・」
  ⑤するどい。同)尖。類)鋭
  ⑥つきさす。また、物を刺し通す、先のとがった細長い棒。

 *「牙籤」「牙箋」について
・広辞苑では、
牙箋(ガセン):「象牙で作った箋(セン)③」とあって、「箋③」のところに、「巻子本の軸や帙簀(ちす)の紐に結びつけ、または冊子に挿入し、検出の用に供する札。竹・木・象牙などで作り、書名や年号などを記し、その上部に孔をあけ、紐を通したもの。籤(セン)。」とあり、この意味では「牙箋」=「牙籤」となるようだ・・・。
また、「牙籤(ゲセン)」が別に掲載されており、そちらでは、
「牙籤(ゲセン)」:(ガセンとも)象牙製の小札。書名を記し、書物の帙(ちつ)の外に下げて目印とするもの。
とあるので、やはり「牙箋」=「牙籤」で良いようだ・・・。

 *その他
  漢検2掲載熟語「蠹簡(トカン): 虫が食った書物。」を調べていたら、
 「蠹簡を“籤整“”するを要す」(黄庭堅)という文章に出遭った・・・意味は不詳だが、おそらく、この「籤」は牙“籤”とか書“籤”とかと同様の意味の“籤”だろう・・・。

👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
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