FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

北方謙三

2024-09-27 17:07:07 | 雑感等々
9/22㈰に情熱大陸に出ていたとは。

見逃し配信で早速チェック。
この作家も大好き。
漢とは、死にざまとは、友よ、滅びの美学、とか。
テーマが時代に合う合わないとかを越えて好き。
男同士も男女も、ベタベタになってないのもいい。
ハードボイルド小説はマッチョに陥っていないのもいい。
なによりこの人の書く文体が好き。
そして題名のセンスが抜群。

眠りなき夜
弔鐘はるかなり
君に訣別の時を
林蔵の貌(かお)
絶海にあらず

そして、なんといっても 「逃がれの街」
これは「逃れ」が正しい書き方なのに、敢えて「逃がれ」にしたらしい。この方が疾走感が生まれるからだと。

なんか初期の作品ばかりだが、20代のころに読んだものが印象的なのかな。

勿論、水滸伝もいい。こんどじっくり書きたい。


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森村誠一展

2024-09-27 16:36:36 | 雑感等々
35年前。
秋の夜長のボロアパート6畳一間で読んだ「人間の証明」。
殺人シーンで本当にその現場に居合わせたような嫌な気分になった。
そのくらいリアリティがあったのを思い出した。
出身地の熊谷市で過したこともあるし、町田市在住の小説家だったのでとても身近な存在に感じる。
とにかくハンサム。
駅前本屋の「久美堂」さんにはささやかな森村誠一コーナーもあるよ。



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書いては消し削除して書いては…

2024-09-20 14:41:45 | 雑感等々
仕事のトラブルやいき詰まりなどで書くこと忘れたり気が起こらなかったりもあるが、ほとんどがこれで放り出してしまう。

大学時代大嫌いな奴から「おまえって気分屋だよな」と言われて沸騰したことがある。これは図星だからだ。

気分屋。
浮き沈み。
飽き性。
惚れ性。

優しくて冷酷で。
使命感と無責任。

人の心はコインの裏表。

決して開き直りではない。矛盾をはらんでいるから人。
人間臭いのは人だけで十分。

本物じゃなくて偽物でいい。

だから映画に逃避するんだ。
ガチの悪になれないから「JOKER」を来月観に行くが楽しみなのだ。

本当のバッドエンドが怖いから、後味の悪い映画に浸りたいのだ。



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キャラクター設定

2024-09-19 00:24:06 | 雑感等々
普段の自分とはなんだろう。
社会人として存在している自分は本当でこの場では嘘なのか。
あるいはその逆は。
今、パソコンに向かっている自分は嘘なのか本物なのかとか。
嘘とは何なのか。真実とは何か。
ここでは備忘録を記すつもりもないしなにかのレポートもしない。
深夜の告白を演じているつもりもない。
だから想でも良いし、作り話でもいい、ガチの真実でもいい、単なる思い出話でも構わない。
自由に。ご自由にどうぞ。
個人的な見解は様々だろう。
自分は自由に。好き勝手に。そしてここが大事だがガス抜きができるかどうか。
正気で生きていくことはタヤスイことじゃないと思う。
人の生き方にとやかくはない。
みんなそれぞれの宇宙なり世界を作って独自で生きているだろうし。
戯言をタワゴトともザレゴトとも読む。
戯れれば良いと思う。
もっと文章力、構成力が抜群にあればどんな内容でも楽しいのにとは思う。
力不足なだけ。
高尚なものはない。
ただただ精進するのみか。


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映画 PERFECT DAYS

2024-09-16 11:42:49 | 雑感等々
むかし友達の看護師に言われた。
普通が有難い。普通でいることが最高なんだ。
普通に暮らすということがどれほどいい人生か。

この映画を見てそれ思い出した。

築40年以上の木造モルタルアパート。
住んでいるのは初老で無口な独り者。
公衆便所の清掃員。
夜明け前の早朝起床から植物にスプレーをかけて昭和風自動販売機で缶コーヒー買ってお気に入りのカセットテープを聴きながら仕事場へ向かう。
昼休みにサンドイッチ食いながら古いデジタルカメラで気になるものを写すのがささやかな楽しみ。
仕事帰りには浅草駅地下街の一杯飲み屋で焼酎飲んでいる。
眠くなるまでツラツラ古本を読む。
休みの日には行きつけの銭湯で一番風呂入って、古本屋で掘り出しもの見つけに行く。
毎日判を押したような普通の日々。
これがパーフェクトな日々・・・・・
役所広司のニコッと笑顔になるアップが何度かある。
ここで全国の独り者初老男は感じる。
うわ~オレを描いた映画だと。
表面上。
でも違う。違うな。
あんなにスカイツリーが温かく見守っている街に住んでいないし役所広司みたいにモテもしない。
なんでこんなにモテるんだ。
役所広司だから。
懐に余裕があるときたまに行くこじゃれた小料理屋で石川さゆりが女将をやっているところなんか知らないし恋仲にもならん。なれん。

ああやっぱりファンタジー映画なんだな。

外国人が描いたオカシナ日本人や風景はめずらしくなかった。

リドリー・スコットやタランティーノみたいにヘンな感じの日本も好きだ。
ヴィム・ヴェンダースはそういう臭味を取り除いたものをつくった。
でもどこか変な映画だ。面白かったけど。ヴェンダースはそういう監督だ。

ああ森田芳光監督がこの映画を見たら何ていうだろうか。




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