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酔いどれの誇りと踊る熊へ

長渕剛の詩「復興」に違和感

2011-04-07 21:47:24 | 日記
悲しさと、怒りと、もどかしさと、とまどい、ジレンマ・・・・こんな複雑な気持ちを表現するのに、

これが誰もが皆が思っている共通の認識だ!なんていう内容なら、とても違和感を覚える。

「原因と結果の法則」の危ない落とし穴は、一つ。

「こういう一つの結果が出たことは、ある一つの原因が引き起こしたことなのだ。」と短絡的に思い込んだ時なのだ。

これは違う。

様々な原因が複雑に絡み合って、ある通過点で定点観測をした時に人はそこに一つの結果を見つけるのではないのだろうか。

そしてその結果とやらは即また次の原因となって過ぎ去ってしまう。

つまり、いっけん魑魅魍魎な原因には複雑怪奇な結果がついてくる、その連続が「原因と結果の法則」だと思うのです。

天災と人災が絡み合い、人間も動物も植物もあらゆるものが巻き込まれていく今その中で、これがその「張本人」なんだろうとぶつけるのは

なにか違う。

子供っぽい犯人捜しにみえるし、とても収まりきれない複雑な問題を気持ち放り投げて単純化しようとする弱さが見え隠れするのです。

そしてこれを沢山のメディアが、ホレ待ってました!とばかり取り上げる流れにに強い違和感を覚えるのです。

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