ある小説を読んでいてふと思い出したので急遽このブログに書きます。
30年以上前。
大学1年の時の夏。
3万円のボロアパートで夜台風が過ぎ去るのを寝っころがりながらウツラウツラしていた。
ぼろいので雨戸もしっかり閉めて。
大粒の雨が洗車機の水圧のようにバサバサ雨戸を叩きつけていた。
その時!
バサバサ!バサバサバサ!!!と雨戸とガラス窓の間になにか生き物が入り込んで暴れている音がし始めた。
その音がものすごく迫力あって台風で飛ばされたカラスかなにかがはまり込んだのかと思った。
恐る恐る窓ガラスを開けると…網戸と雨戸の間に大きな大きな銀ヤンマが暴れているのを見つけました。
子供の手のひらサイズのデカいやつでした。
模様からして鬼ではなく銀です。
安心して部屋の中へ入れてしばらく好きに飛ばしてました。
彼女も友達もいない六畳の和室の汚い僕の部屋で元気よくあっちこっち出口を探してました。
ものすごい雨だったのですがものの5分と経たずに通り過ぎていき静かになった夜空にこの珍問者を
逃がしてやりました。
それから彼女も友人もできた。
彼が台風の夜、台風の夜道の駅として利用してもらった恩返しをしてくれたんだと思います。
いや、僕はそう思いたいのです。
今日の様な天候の中ある小説を読んでいてふと思い出しました。
その小説は今年直木賞を受賞した作家の30年前に出版されたものです。
読了後にその感想も書きたいです。
30年以上前。
大学1年の時の夏。
3万円のボロアパートで夜台風が過ぎ去るのを寝っころがりながらウツラウツラしていた。
ぼろいので雨戸もしっかり閉めて。
大粒の雨が洗車機の水圧のようにバサバサ雨戸を叩きつけていた。
その時!
バサバサ!バサバサバサ!!!と雨戸とガラス窓の間になにか生き物が入り込んで暴れている音がし始めた。
その音がものすごく迫力あって台風で飛ばされたカラスかなにかがはまり込んだのかと思った。
恐る恐る窓ガラスを開けると…網戸と雨戸の間に大きな大きな銀ヤンマが暴れているのを見つけました。
子供の手のひらサイズのデカいやつでした。
模様からして鬼ではなく銀です。
安心して部屋の中へ入れてしばらく好きに飛ばしてました。
彼女も友達もいない六畳の和室の汚い僕の部屋で元気よくあっちこっち出口を探してました。
ものすごい雨だったのですがものの5分と経たずに通り過ぎていき静かになった夜空にこの珍問者を
逃がしてやりました。
それから彼女も友人もできた。
彼が台風の夜、台風の夜道の駅として利用してもらった恩返しをしてくれたんだと思います。
いや、僕はそう思いたいのです。
今日の様な天候の中ある小説を読んでいてふと思い出しました。
その小説は今年直木賞を受賞した作家の30年前に出版されたものです。
読了後にその感想も書きたいです。