叱咤激励。
可愛さ余って憎さ百倍。
非常に危うい。
父親と子(特に息子)の立ち位置は死んでも変わらない。
そして期待値は他人様の子達の比ではない。
苛烈。
この言葉がピッタリと当てはまる。
勿論全人類の親子関係がこれとは言わない。
しかし俺にはとても分かる。
息子が5歳でも50歳でも関係がない。
しかし、この苛烈な関係が鎮火する時が来る。
必ず来る。
いや、絶対とか必ずとかを安易に使うべきではないかもしれない。
しかし個人的な実感としてこれは確かにあった。
だからお互いの「エネルギー値」が高い時要注意だ。
父親七十代、息子五十代とかになると関係も「とろ火」になる。
父の説教&ダメ出しも一時間もたない。
それを聞いている息子も余裕を持って聞いていられる。
なんだったら遠い昔を思い出して、笑ってもいられる。
正月の帰省は俺も憂鬱の種だった。
父と息子の間に「孫」という伝家の宝刀があればまた話は違ってくるのだろう。
そんな家系が全てではない。
父の歯がゆさ。息子の悔しさ。
この危ういパワーバランスが人の世にお役に立つことができれば幸せだ。