…そうなっていたかったのにね。
それが、いつまでも続くと思ってたのにね。
「永遠」という枕詞が狂わせたのかな。
そういって他のせいにしたいなと思うよ。
今は。
ゴブリンも笑っているよ。
ハロウインの夜も近づく。
夢の中の夜。騒いでいたのに…
静かな朝を一人迎えていた。
あまりにもボクが泣き虫だったから。
初秋が過ぎ、街の喧騒の中で一人っきり歩く。
もう君には出会うことないのに。
パーティーの狂った化粧が溶けて、
涙でドロドロになった
僕の顔を
笑ってくれる君はもういない。
願いがかなうなら死んでもいい。
そんなこと言ったら、いつも本気で怒ってくれたね君は。
会いたいけど会えなくて良かったよ。
ひとりで洗面所で顔を洗うのが僕には気が楽だよ。
少し眠るよ。
明日も明後日も仕事だよ。
ハッピーハロウイーン。