FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

「いつも二人で」1967

2019-10-26 23:39:18 | 創作詩
…そうなっていたかったのにね。

それが、いつまでも続くと思ってたのにね。


「永遠」という枕詞が狂わせたのかな。


そういって他のせいにしたいなと思うよ。

今は。

ゴブリンも笑っているよ。


ハロウインの夜も近づく。



夢の中の夜。騒いでいたのに…



静かな朝を一人迎えていた。


あまりにもボクが泣き虫だったから。


初秋が過ぎ、街の喧騒の中で一人っきり歩く。



もう君には出会うことないのに。



パーティーの狂った化粧が溶けて、



涙でドロドロになった



僕の顔を



笑ってくれる君はもういない。




願いがかなうなら死んでもいい。


そんなこと言ったら、いつも本気で怒ってくれたね君は。





会いたいけど会えなくて良かったよ。



ひとりで洗面所で顔を洗うのが僕には気が楽だよ。




少し眠るよ。



明日も明後日も仕事だよ。



ハッピーハロウイーン。

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