My letter to you
思い出すことは多々あれど
言葉に出すと虚しさだけが残る
虚しさを誤魔化す為に飲まずにはいられない
酔いに任せた勢いは一瞬で終わる
虚しさの色合いが色濃くなり尾を引く
世の中の閉そく感だけが理由じゃない
自分の弱さだけを責められない
人はなぜ自分から手枷足枷をはめるのだろう
自由とはなんと不自由なことだろう
思い出そうとすることは忘れようとしていること
忘れたことは思い出したこと
Letter to you
瓶からこぼれ落ちた手紙は海の底へ溶け落ちていく
君の手元へ届く前に
それでも
My letter to you
いつも
忘れるからまた書き始める
言葉が気持ちの幅を狭めていく前に
海底へ溶け落ちる前に
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