FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

哀愁の街角にて

2022-05-22 22:01:18 | 雑感等々
若さ万歳のこの国では失笑されることやぶさかではないが。


オジサンが100mダッシュも出来ず。40代に買ったTシャツも着れなくなり。

腕相撲も連敗して。視力も落ち続けて。失うだけ失い続けて。

夢実現も秒読み段階かもしれない。いや、もう遅いかもしれない。

が。

でも。

絵は見るもの。本は読むもの。バイクは乗るもの。年はとるもの。

そこらの若造には出せない、唯一のモノ。

何に勝てるか。



哀愁だろ。


そこで笑う人は、生きてきてなにも手放せなかった人。


なにも失わなかった人。


か。



すでに失って無いことを未だ気づいていない人だ。



だから、かつて落としたものを見つかりもせずに拾いに行く。街へ。


分かっているくせに行く。哀愁の街へ。





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