場末のスナックでよく見かけるのがこれだ。
足げく通って御目当ての娘に入れあげて飲みたくもない酒を入れる。
脈アリ脈無しセンサーの鈍っているオッサンが少なくない。
自分の容姿と年齢と経済状況とかで成功率を把握できるはずの年齢なのに。
毎回飲み代5千円払って週5通う。
ちょっとずつ店外デートの誘いを提案する。
なにも進展しない。
横で見ていて痛いのだ。同じ男として、オヤジカテゴリーとして。
店の娘は客としてしか見ていないのが99、9%。
何らかの異常気象で惚れた錯覚をする娘もいるが稀の中の稀。
そのときは向こうからアクションを起こしてくれる。
だからピンポイントで固執しないで執着しない。
優しく自分の酒を作ってくれたり自慢話を熱心に聞いてくれたりしてるのは
仕事だから。
サクサクっと次いこ次。
若ぶって今どきの歌なんか歌わないで良いから。
40年前のサザンを歌おうよ一緒に。
どうせ聞いちゃいないよ皆。
な。