明日が来ないこともある。
そんな経験をしたくないのに。
だから、もっとここへ残しておく。
文章で。
不完全な、酔っ払いの、紙屑のような文章を。
涙は、押しとどめて。
しっかりと下手くそな文章を残していこうと思う。
後悔はなし。
思いでもない。
日記帳もどこへいった。
あやふやな記憶が私を沈める。
どこへでも行ったのに、どこにも行けなかった。
そんな、出来損ないの夢の残骸が私に覆いかぶさる。
逢いたくてしかたないのに。
自業自得の極みのような、悪ふざけですます。
夜よ涼しくなれ。少しでもいいから。
闇が優しい。顔が見られないのが良いの。
暗闇が私の柔な心を慰めてくれるの。
酒の力をかりて。
人の手をかりて。
時間を味方につけて。
皆を虜にしたい。
いい意味でね。
一人で生きていく。
そう決めてから、何年経つのか。
お喋りとは違うの。
丁寧にあなたに伝えたい。
それが。
饒舌ともいうのか。