FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

踊る人形に愛をこめて

2025-02-11 21:58:56 | 創作詩
暖かい、小学生。

泣きぬれた、中学生。

傷ついた、高校生。

自分の限界を知った、大学生。

路頭に迷った、社会人。

迷って、迷う、そんな繰り返しの人生。

もう少しで、廃棄されようとされた、フランス人形。


涙が、おれには見えたから。


いま、家にある。


その、人形。


なにも語りかけない。しゃべらない。


そう、普通の人形。

それが、オレの誰にも見せたことのない震えて眠る姿を見ている。


誰にも言えない。


誰にも、知らせたくない。
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