FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

マーク・ウオールバーグの真骨頂「ローン・サバイバー」

2014-03-27 13:40:11 | 日記
ゴツゴツ!ごつごつ…岩が砕け、骨が砕け肉体がちぎれ…木が折れて…バキバキ、ゴツゴツ、ガシガシ…

ネイビーシールズ!エリート中のエリート軍人であり、職業軍人たち。マーク・ウオールバーグ違和感なし!地獄へ向かう前の静けさ。何を思いながら黙々と準備をする?プロフェッショナルたちがこれから目にするものとは…運命の4人。


山羊飼いの村民たちを殺さず解放した彼らに待ち受ける地獄めぐり、険しい山脈と同じく想像を絶する険しい試練が待ち受ける。


ヤバい。非常にヤバい。正気の沙汰じゃない。200人対4人!

指が被弾して千切れても、足に穴が開いても、 頭に銃弾を食らっても逃げなければならない。岩の断崖を落ちても逃げなければならない。仲間が駈けつけてくるまでは!もう俺の精神状態が持たない。


本当に酷いことが起こっている。

戦争ヤバいよマジで。

主人公マーカス。唯一の生存者。

仲間とはなにか。

決断決断!の連続。生と死。決断→死。決断→生。

こんなことの繰り返し繰り返し。オカシクなる。

殺るか殺られるか。

キツイ!あまりにもキツクてキビシイ過酷な世界。

流麗なカメラワークで自分も5人目の隊員になっている錯覚におちいる。

一緒にいてマーカスに何度弱音を吐いたことか…もう、だめだ~…と。

平和なニッポンに住み慣れたフニャフニャ男を自分に感じてしまった。

これは貴重な感覚だ。

この情けなさを忘れないで生きて行こう。


音響がスゴイ。

銃声音。爆弾の音。プロペラ音。ライフルに弾カートリッジをはめ込む音。

とにかくリアルだ。監督のこだわりが感動する。

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[LIFE!]観たよ。う~ん…

2014-03-25 10:21:46 | 日記
まずこれがリメイク映画だということ。

そして主人公ウオルター・ミッティーの妄想で成り立っていること。

どこでどうやって妄想を断ち切って現実に向けて走り出したのか…

現実と妄想の繰り返しが多いのでこれは妄想なのか?現実なのか不安になってくる。

集中できない箇所があり。

リストラ推進責任者との妄想バトルが長すぎる。

本編に入る前に予告編でマーベルコミックス映画予告編とかで食傷気味でこれが来た。


出会い系サイトの交際申込みボタンを押すシーンが名シーン。

だけどそのあとの恋愛物語がいらないかな…

自分には他人に自慢できたり誇れるような体験談や遍歴が無いことに愕然とするキッカケで充分だと思う。

恋愛を成就させなくても良い。むしろ現実はそちらの方がほとんどなのだから…

それでも人生捨てたもんじゃないよというメッセージで貫徹しておけば良かった。

相手の息子との交流がとても大切。

なぜなら男子同士でしか通じ合わないことを描いているから。

スケボーをお土産に持ってくることで終わらせた方がイイ。

どうもハリウッドは恋愛成就をこだわる悪いところがある。

リストラされる、恋愛成就せず、ロマンチックな出会いも無いけど

自分次第で人生捨てたもんじゃない!のが「LIFE!」なんだということを

出した方がイイ。

とかいろいろ言いたいこと言ったけど。

思い入れが強すぎたみたいだよ。この映画に。


自分の妄想の方が勝ってしまい期待値をグンと上げてしまったようだ。


映像は最高。

ほんのチョイ役のも含めて出演者全て最高。

ショーン・ペンを会えた時の静かな感動も最高。

主人公が試練と生まれ変わりの冒険を全うして帰ってくるときの

精悍な姿が最高。冒険家の魅力的な姿が凝縮している。

とは言えこれは感想を述べたりうだうだと批評したりするもんじゃないね。

ここまでウダウダ書いててなんだけど…

インスピレーショを受けたらこの主人公の様に全身全霊で生き始めることでしょ。

冒険に旅立たなくて良いから日常なる森羅万象を感じ取ること。

孤独にならないこと。

卑屈にならないこと。

友達を大切にすること。

自分の人生を大切にすること。

自分自身を大事にすること。勿論甘やかすことじゃないよね。

時間は短い。

「LIFE」は短い。

これはよく分かる!

主人公と同じ40代の男として共感する。

だから「その瞬間を楽しめ」つべこべ言わず。

ショーン・オコンネル談。夢も現実も生きているから考えていることが分かる。

生きているのだから夢幻の様に過ぎ去ってしまう人生を思い切り生きよう。

後悔しないために。


死ぬ寸前になって、「あ~、もっと冒険・挑戦・していくんだった…失敗を怖がって

誤解を恐れてなんであの時やらなかったんだろう…」


絶対いやだ。死んでも嫌だ。そんなこと思いながら死ぬのは。

ぼォ~と生きていくのなんかいやだ。

退屈は抹殺。

退屈は敵。

生きてく実感を。

生きていくその先に死があるのだから後悔しない人生を。

納得できる人生を。

人のことはどうでもいい自分自身の人生を。

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なんで?DVDになってないのだ!

2014-03-19 14:45:11 | 日記
マイケル・ダグラス主演の

「ランニング」という映画が昔封切られた。

1980年だから私が中一の時だった。

家庭も仕事も上手くいかない男、中年男の話。

何だか人生うまくいかないことだらけで不器用に生きていくマイケル。

本当に自分が打ち込めるもの、それはマラソン。いや純粋に走ること「ランニング」すること。

お金も名誉も無くただただ走ることだけが、生きる実感をもてること。

でも人は独りでは生きていけない。

大切なものを取り返さなくてはならない。

「ウォール街」ゲッコーの顔も良いが、

34年前のマイケルダグラスの顔がとてもイイ。

夢中になれるものを持っているのか。

それを大事にしているのか。

そういう自分を支えてくれる人たちを大事にしているのか。

問題を突き付けてくる映画。

とても良い映画だ。

が、いかんせん当時の13歳じゃあやっぱりピンとこなかったのだ。

今一番DVD化を望む映画の一本だ。

なぜこれが未だ?

音楽はアンドレ・ガニヨンだ。これがすこぶるいい。

レコードのEP盤を何十回も聴いた。

中年男子は観るべき一本。

自信を無くしつつあったり、やりたいことが見つからない、疲れつつある男子に必見の一本。

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LIFE 

2014-03-18 13:25:22 | 日記
ひょっとしたら、今年1位の作品になる予感がする…


予告編だけで自分のことを映画にしたんじゃないかと思うくらい似ている…ような…病的に妄想癖がある主人公なんですな~
全然予備知識なしで観に行きます近々。明日から封切り。ベン・ステラーの映画は初めてだ劇場では。
変わりたい!人生やり直したい!日常から脱したい!生まれ変わりたい!充実させたい!色んなことを思いつくけど、家庭も持たず気ままに生きている独身バツイチの男が妄想するとこれに近いのかもしれない…
果たしてイタイ男を描いた物語なのか?それとももっと違う何かを示唆した物語なのか?
楽しみです。思いっきり影響受けに行こうと思います。

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北方謙三「擬態」

2014-03-14 18:37:22 | 日記
今読んでま。

北方の文体好きだな。

10年くらい前の本です。

主人公が自分と同じくらいの世代でバツイチのところも似ていていい感じです。

しかし主人公の方が喧嘩バリバリ強くて、精神的にもタフでそこだけ似ていまへん。

でも面白いので夜寝るときに読み返してま。

酒飲んでないときは手に取りま。

北方謙三の「擬態」ね。


「抱影」も面白かった。絵描きで飲み屋を数件経営している男が主人公。

北方謙三は純文学畑出身だからかなのか、ストーリーが少しヘン(奇妙・不思議)な感じを受けることがある。

心象風景や客観描写などハードボイルドなのだが…

「逃れ」を「逃がれ」と書いて「逃がれの街」と題名したり。

ちょっと難しい様な変わった仕掛けを言葉に織り込んでくるのが面白いし好きだ。


昔はくすぶっている若者が日常からはみ出していきエネルギーを爆発させるようなアクションも沢山書いていたけど

ここ最近は40前後の男が出てくるのもいい感じだ。


歴史小説も随分長いのを書いているけどもいつも核となるのは友情と死と生き様だ。

ベタベタしない友情をストーリーの中で見ると静かに感動することができのよね…

松田優作が映画化を熱望していた「檻」なんかも主人公と脇役の高樹警部のある意味友情物語に見える。

友情の意味の範囲がとても広い。

運命の繋がりの様な世界。

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