戻りたいのか？

昨夜賑わっていた駅前商店街。

台風やら何やら大人しくしてるのも厭きた連中が飲みに繰り出していた。

呼び込みの兄ちゃんやガールズバーの娘らやコスプレの娘らは忙しそうだ。

オレはいつものバーで飯食って酒飲んで帰宅。

帰り道思った。20代も30代も40代も戻りたくないなと。

大学時代も嫌だ。高校時代は消したい。

なぜ好きなように生きてこれなかったのか。

好き勝手に生きてきたのだろうか。

不満は残る。あの時の選択は失敗だったといつも後悔する。

どんな道を進んでも後悔するのだろう。性格だ。

５０代。思い通りの人生になると勘違いした。

もう一度０からやり直す。

今まで積み上げてきたもの崩す。

麻雀なら流局。

輪廻転生は御免だ。

一回で終わり。

あの時に戻らない戻れないから精神が保てるんだ。

欲張り全開の世の中だ。

もっと欲しい。もっと欲しい。もっと欲しい。もっとくれ…・・・・

こんな言葉ばっかり聞こえてくる。気が狂うよ。

まだ欲しいのか？まだ足りないのか？

欲しくないし戻りたくもない。

金持ち目立たず遊びまくる

なんでオレが？思いつつ社長の代打でとある経営者向けの会合に参加したことが

あった。

懇親会である経営者をみて興味が出てきたので色々話をした。

ただなにかちょっとおかしいな。

その人に違和感を感じた。

なんだか会社社長のイメージと少しズレがあった。

もっと事情通な他の社長を捕まえてあの人はどういう人なのかと聞いてみた。

ああ社長というよりは…H県Ｔ市の資産家だね。三代目だ。

その人が毎日欠かさずアップしているブログを覗くと

あの自粛中もエレベーター付きの豪邸に籠らずに超一流のホテルを泊まりに出歩いていた。

というか高級車で日本中長距離移動していた。

なんでだ？と一瞬思ったがVIP会員なんだね。上級国民か。

あの不要不急外出自粛のときにオレは人気のない街中を歩いて顧客の打ち合わせに行っていたことをここに書いたのも思い出す。慣れないマスクを着けて。

格差だな。いや運だな。いや家柄だ。

六十過ぎてるのに叩き上げの社長ではないからか顔はとっつぁん坊やみたいに若い。そしてその反動なのか叩き上げでのし上がってきた創業社長が大好きみたいだった。

トイレ掃除を何十年続けていることも自慢していた。トイレの神様か。

オレは忙しい社員よりも時間の融通が利く社長がトイレ掃除をすればいいと

思っている。

その姿を見て心動かされて社員が勝手にやるならそれでいい。

でも金持ちになるからトイレ掃除するって…その根性はどうなのか。

会社で一番忙しくて一番稼いでいる社長自ら進んでトイレ掃除するって聞こえはカッコいいが現実はどうなのか怪しいと思っている。

本当に社内をキレイにしいと思ったらダスキンに頼めばいい。

創業オーナー社長と利害関係抜きで話をするのは楽しい。

とくにそういう役職を知らずに話をするのはもっといい。

だから酒場は面白いんだ。

人間力なんて気取った言い方じゃなくてお互いハートに響くかどうかなんだよな。

あの資産家社長もお殿様みたいで可笑しいけど根は良い人だし嫌いじゃない。

うちの社長みたいに泥水すすって這い上がってきた人特有のギラツキがないのも悪くない。

でもそこまでなんだよ。

人それぞれ

おれは

書いていて、

面白いから

気持ちが

スッキリするから気まぐれに

続けている。

君は

面白いの。

どうなんだろう。

飯を食うを大切にしたい

死ぬまでにあと何回飯を食うことが出来るだろう。

年を取ったということか。

この前までは飯を食う金と時間があるなら酒だった。

今はうまい飯を楽しく有意義に食う最高の時間にするには？と

少しだけ考えるようになった。

笑えるな。

その店の雰囲気や客筋や店員の態度など見てしまうな。

ただ腹をいっぱいにしたいだけっていうのはここ数年なくなった。

自炊を一切しないから外食がほとんどとなると行くところも決まってくる。

店の未熟な対応や今は激減したが客を一段下に見る態度など見受けられても

自分だけなら早々済ませて退散しその店の存在を頭から消すだけだ。

良いお店ってやっぱり少ないよ。

好き嫌いの個人差もあるし。

お店っていうのは店主とスタッフと客で作るってのはよくわかる。

この三角形がうまく作れれば息の長いお店でいられるのではないか。

相性は男と女のはなしだけじゃないのだな。

しっくりくる。こない。おちつく。疲れる。

文句やクレームを伝えることなんかしなくていい。

ただこちらが離れればいいだけだ。

人間関係と似ている。

お金が介在した方が気が楽だというのもある。

大事な時間と空腹という三大欲求を満たすためにどれだけ意識を向けるか。

そんな段階になってきたのだな。笑える。