FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

小銭の旅路

2022-06-09 22:03:20 | 雑感等々
小銭入れに百円玉と五十円玉をパンパンに入れて。

さ、行くぜ。湘南へ。鎌倉へ。七里ガ浜へ。


お土産はナシだぜ。


だって、過去の遺留品を捨てに行くのだから。



思い出は駿河湾に沈めてやるぜ。




思い出は、俺にとって、スーパーの試食品。



食べて捨てる。




大事に取っておいたら、ロクなことないよ。


そうだろ?




だから、恥も年齢もかき捨て。生き進むのさ。だろ?





出会いも、お別れも、サクッとやろうぜお互いに。





まあ、そういうことだ。

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ケルンの一石

2022-06-09 21:26:49 | 雑感等々
森村誠一の


サインに添えられる


言葉。


僕の文章師匠。


そして俳句の魅力を写真とともに無限に広げてくれたカッコイイ兄貴。



そして、わが町田市にご存命中の本物の作家だ。



誇りです。



オレみたいな、チンピラ読書家の居場所も書物の中で作ってくれる。




一石投じたい。




自分自身の人生に、草木も生えない山の奥にある石ころを見つけたい。



俺だけの、石を。


オレの頂上に積み上げたい。

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さよならの手を振る

2022-06-09 21:04:08 | 雑感等々
七十五歳の、独身の女性が改札口で手を振ってくれた。

見送る僕に振ってくれた。


その時。

このひとは、生まれた年も場所も生きてきた経歴もすべて置き忘れて


今に、まさにこの瞬間に反応したのだ。


あまりの感動に、僕はそのひとに振り返すことも出来なかった。


その瞬間をつかんだ人には、かなわないよ。



嬉しかったな。



今日の暑さも一瞬に忘れたくらい。


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冷夜伴奏

2022-06-09 20:52:20 | 雑感等々
真夜中が好き。


すべての人が寝静まる。

そして、すべての獣たち、虫たち、草木がめざせ、朧月がそれらを照らし


土が息を吹き返す。



そんな営みを、眠ったふりをしながら聴く。



水無月の雫の落ちる、一滴に耳を澄まし。





あの人この人のことを思い馳せ、泣いて静かに微笑み。




眠りにつく夜。




もっと、わたしに奏でておくれよ。夜のとばりよ。





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一番欲しいものは?

2022-06-09 20:44:51 | 雑感等々
なにが、欲しい?


金?


寿命?


健康?


若さ?





全部要らない。





なぜ?





そのすべてに、サヨナラしたから。





もう過去のものだ。




じゃ、なぜ過去を懐かしむ?






それは簡単、恥ずかしくて大嫌いだったものを、愛し始めることが出来るようになったから。





自分の経た道を。受け入れられるようになったから。




どうだ。

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