日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

原発は後から国民負担が高く付く・・・「安い」と言うのは今だけのこと・・・騙されてはいけない

2012-05-29 16:39:24 | 日記
● ①原発は電力会社の利益になる  ②すぐには電気料金をあまり上げずに済むかも

▲ しかし、後後まで核廃棄物の中間処理と最終処理をしなければならず、廃炉の経費も高く付くもので、それには百兆円以上(2百兆円とも言われる)巨額の経費が掛かります。

その費用は後に電気料金と税金で賄わねばなりません。 

このことを電力会社も政府も言わないようにしていて、先送りでのごまかしであり、非常に不誠実です。

▲ しかも、現在、多くの使用済み核燃料は、行き場が無いので原発の貯蔵プールに保管されている状態です。

稼働中の原子炉ほどではありませんが、このままにしておくのは地震大国の日本では危険があります。

なお、他の原発再稼働以上に危険なのはもちろん今の福島第一原発の現状です。

再度大地震や大津波に襲われたら大変な量の高濃度放射物質が飛散あるいは海へ流出する恐れがあるからです。

海抜20mほどの防潮堤の建設も至急必要です。 

地域独占と総括原価方式を止め、自由化しなければ電気料金は上がってしまう

2012-05-29 13:13:30 | 日記
 ● 電力会社10社は4割以下の「家庭むけ」から7割近くの利益を上げていた

経済産業省が全国の電力会社10社の収益構造を調べたところ、最近5年間の平均で、販売電力量で38%しかない家庭向けから利益の69%を上げていることが5月23日に分かったそうです。

地域独占を保障し総括原価方式で電気料金改定を認可している経済産業省が「今までそんなことも調べたことがなかったのか?」と言いたくもなりますが、この結果も大いに問題です。

わずかながら競争があり、また個別交渉が必要な「企業向け」より、競争ゼロで取りやすい家庭むけの料金の方を割高にしていることは明らかです。

 ● 総括原価方式では設備高、経費高の方が、X3%で利益が多くなるので、コストダウン努力をしないのです。

火力発電燃料の天然ガスの購入価格も日本が一番高く買わされていて、安く買うための対策不足であり、対策の遅れです。

燃比を良くするための努力も計画もまったく不十分で、遅過ぎます。

 ★ したがって、地域独占と総括原価方式を止め、発送電分離・電力自由化しなければ電気料金は上がってしまうのです。

 ● 原発は電力会社の利益になるし、たしかにすぐには電気料金をあまり上げずに済むかも知れません。

しかし、後後まで核廃棄物の中間処理と最終処理をしなければならず、廃炉の経費も高く付くもので、それには2百兆円以上とも言われる巨額の経費が掛かります。

その費用は後に電気料金と税金で賄わねばなりません。 

このことを電力会社も政府も言わないようにしていて、先送りでのごまかしであり、非常に不誠実です。