★異説を唱えるウイルス学者の予測が大ハズレだったこと
▼12月12日(土)の「正義のミカタ」というテレビ番組の中で、異説を唱える京都大学の宮沢孝幸准教授というウイルス学者(ウイルス共進化分野)が「今がピーク! 慌てる必要なし! 徐々に収束する!」と書いたボードを掲げて登場。
そして自身の作った「目玉焼きモデル」に基づいて新規感染者数の日別推移表を分析し「大阪、東京、愛知は収束に向かう」「ただし、地方では感染増加の可能性がある」と予測しました。
なぜそう予測するかについてあれこれもっともらしい解説をしまして、「騒ぎ過ぎですよ。心配要りませんよ。感染はそのうち収まりますから」と自信たっぷり。
私はそれを見ていて「何をバカな、感染は拡大するに決まっているだろう!」とテレビに向かって反論していました。(今その録画を再確認)
「もし、そんなに簡単にピークアウトして収束に向かうのなら、どうして武漢市やテグ市やミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨーク等々の都市であれほど感染が拡大し続けたのか?? それも含めて説明してみろ!」と言いたい。
「ウイルス学者」としてこんな大事な時期にテレビに出てこんな非科学的な仮説を自信たっぷりに吹聴する人もいるので困ったもの。
番組の方も面白い説をとなえる学者が居ると呼ぶのはまだしも、これに反論できる学者もコメンテータも呼ばずに、この楽観論を拝聴した経済学者とか他のコメンテータたちが安心し、経済対策の方ばかり重視する話になってしまう有様は余りに認識が甘く、メデアとしては無責任だった。