参院、川口環境委員長を解任=国会初、安倍政権に痛手(時事通信) - goo ニュース
参院は9日午前の本会議で、野党7党が共同提出した川口順子参院環境委員長(自民)の解任決議を賛成多数で可決、川口委員長は解任された。常任委員長の解任は衆参両院を通じて初めて。安倍政権にとって痛手で、夏の参院選に向けて与野党の対決色が強まりそうだ。自民党は後任の人選を急ぐ。
解任決議は、川口氏が中国訪問の日程を国会の了承を得ないまま延長したのを受け、民主、みんな、生活、共産、みどり、社民、日本維新の会の7党が提出した。
本会議の趣旨説明で民主党は「渡航許可違反だ。委員長として不適格のそしりを免れない」と指摘。自民党が反対討論、みんなの党が賛成討論を行った後、記名方式で採決された。新党改革は共同提出には加わらなかったが賛成した。
本会議後に記者会見した川口氏は、中国滞在を延ばして楊潔※(※=竹カンムリに褫のつくり)国務委員と会談したことを念頭に、「日中関係を改善するという大きな国益を守ったことで解任されるという国会の判断は理不尽だ」と述べた。
なんか、バカバカしいですね。
野党のやり方、考え方が幼稚ですよね。
有権者はどう捉えるかですが、どうなんでしょう。
ワイドショーでは、また自民党叩きなんでしょうか。
まずは流会になった環境委員会での議題は何だったんでしょう。
また委員長が不在だと会議が進められなかったんでしょうか。
今朝の読売新聞社説では、「参議院規則では、委員長の代理を立てる事が認められている
25日の委員会は代理による議事運営も可能だったはずだ。」との記事も。
川口氏が優先させた楊潔チ国務委員との会談内容も気になりますが
これは会談して初めて有意義かどうかわかる事ですので
川口氏が会談を優先した判断にあまり関係ありません。
それよりも尖閣問題に触れられる可能性があったようですから、楊氏に会った意義があります。
国務委員の位がどの程度中国共産党内で発言力があるかどうかが問題ですが
先月訪中したケリー国務長官とも面会していますから外交の窓口にはなっているようです。
しかし楊氏は尖閣についてはかなり厳しく日本を批判しています。
過去、野田首相と尖閣を巡り結構激しく言い合ったようです。
ですから、面会したから日中関係が好転するはずはありませんが
実際会って会談したら、中国の今の考えを生で感じる事もできたと思います。
収穫があまりなくてもそれは結果論でしかなく、会えば何らかの感触が探られたと思います。
今回の野党共闘での自民党批判劇では残念ながら野党が得たものは何もないでしょう。
言い換えれば、野党で結束したのでしょうが、一党だけでも自民党側に付いてたら
その政党は国民から見直され、多くの支持を得たのではないでしょうか。
橋下大阪市長は、「外交は政府の仕事だ」と川口氏の行動には否定的でしたがどうなんでしょう。
川口さんには元外相という経験もありますし、
今回の訪中もアジア諸国の元外相による国際組織の会合に中国外務省の外郭団の招聘で行ったものです。
何でもかんでも難癖を付けて中国要人は訪日を避けている今、
川口氏の訪中は無駄ではありませんし、楊潔チ氏との会談も無駄ではないと思います。
野党の考える事は、与党を攻撃する事ばかり。
もっと国益を考えて行動すべきではないでしょうか。
いつまでも子供の喧嘩みたいなことをしている場合ではないと思いますね。