<!-- 拉致問題で進展は? 日朝協議きょう再開 新報道2001 2014年3月30 -->
今朝の「新報道2001」に菅官房長官が出演されていました。
「河野談話」についての考えも述べられていました。
菅氏は最初日韓関係について
「日本は今までの歴史をさかのぼると、何とか日韓はうまくやりたいと、これは当然の事ですが
その場しのぎで解決して、また時間が来るとまたおかしくなる。その繰り返しだった。
ですから私たち政権は基本的な事は、日本の立場をしっかり主張して、そういう中で本格的な日韓関係を築いていきたい。」
その後
3:36頃~ 塩田潮氏が
「河野談話の検証という風に言って、しかし見直しはしないという話がありましたが、
あれは この日韓の関係の将来どういう風に考えるという事なのか」と聞いたところ
菅氏は
「ここは大事な事だと思います。河野談話が発されて一時日韓関係が物凄く良くなったんですよ。
しかし時が経ってまた元に戻った。
その中で衆議院予算委員会で河野談話を作成した当時の官房副長官、事務方の責任者である
石原元副長官が出席されて、そこで証言されたんです。
例えば慰安婦の方16人の方から意見を伺った。その裏付け捜査が全くしなかった。調査しなかった。というのが一つ。
それと同時に、これは新しかったんですが 日韓の間ですり合わせが行われたんじゃないか。
という事が推測されるという証言があった。
更に言われたのは 当時はこれで良かった。そして日本は 石原さんの話ですと、善意のなかで言われたことが
今日(こんにち) このような状況が出来て非常に悲しい。と証言をされた。
ですから擦り合わせ部分というのはどうかというのは政府としてやはり検証するという事は
私は政府の立場で責任だと思います。
しかしここは見直しはしない。と総理は明言しています。私も見直しをすべきじゃない。
当時の政府間で合意した事ですから。」
それに対し平井解説副委員長が
先週の萩生田氏の発言(見直しもあり得る)を持ち出し
そして最初の菅さんの発言で、「日韓関係はその場しのぎでは駄目だと言ったが、見直さないというのはその場しのぎではないか」と。
それに対し菅さんは
「見直しは相手が応じなければ駄目じゃないですか」と。
政府としては簡単に河野談話を見直すとは言えないようです。
ということは
①河野談話は見直さない。
②河野談話が発表される経緯は検証する。
即ち、河野談話を破棄することはないが検証しその結果を公表するという事ではないでしょうか。
まずは
①強制性があったという証拠はない。
②韓国側の求めに応じ、韓国側が納得できる文面にした。
それは韓国の怒りが収まり日韓関係がうまくいく事を目的とし
日本が韓国に譲歩した結果の河野談話だった。ということです。
日本が反省しなければいけない事は歴史問題ではなく
その場しのぎの考えで、韓国に配慮してしまった事です。
今後、河野談話の検証と従軍慰安婦の強制性について検証すべきでしょう。
そして、その結果を国内外に公表すべきです。
それにより韓国側が反発してきても迎合することなく真実を貫いてもらいたいです。