スパイ防止法では1985年、自民党が最高刑を死刑とする国家秘密法を議員立法で提案。国民の知る権利を損なうとの反発を受けて廃案になった。上川氏は「多角的な観点から慎重に検討すべきだと考える。国民の十分な理解が得られることが望ましい」と述べるにとどめた。

秋のライン「紅葉」

上川陽子さんには期待していました。

法相の時のオウム真理教幹部の死刑執行の指示は躊躇や逡巡があったろうと思いますが、

それでも決断されました。

そして岸田政権での外相就任。

期待しました。

もしかしたら岸田さんよりも総理に相応しいかもと。

もしかしたら高市さんよりも総理の座に近いかも。

と思っていたら中国ブイ撤去に慎重な姿勢。

そして今回のスパイ防止法にも慎重な答弁。

ちょっとガッカリです。

 

日本はスパイが暗躍していると聞きます。

900人近い国民が長年にわたり拉致され続けても。

それでもスパイ防止法がない日本。

中国に不当にも拘束され、真面な裁判も受けられずに暗い独房で何年も我慢を強いられた日本人たち。

スパイ防止法があればスパイ交換で拘束された日本人を救えるのに。

それでも慎重な上川さん。

1985年(中曽根政権)にも自民党が議員立法で国家秘密法を提案したようですが、

40年近く経っても未だにスパイ法がない日本。

これではスパイ天国と言われても仕方ありません。

そんな不名誉な名称を返上する為にもそして国益の為にもスパイ防止法が必要です。

 

先日の中国ブイ撤去にも上川さんは慎重な意見でした。

なぜ撤去しないのか。

航行の邪魔にもなり、もしも船舶事故が起これば放置した日本が責任を追及され兼ねません。

総合的に判断すれば、撤去するのが妥当です。

過去に何度も中国ブイ設置があり、その都度何もしなかった日本政府ですから、

前例に倣えば撤去を躊躇うのも分かりますが、それでも昨今の中国の横暴さを考えれば撤去が妥当と言えます。

 

中国ブイ撤去にしても、今回のスパイ防止法にしても上川外相は慎重すぎます。

それが上川さんの長所なのかもわかりませんが、それでもガッカリです。