調査会の特定失踪者470人と警察の870人(R7.3.10)
令和7年3月10日月曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1781号。
遅くなりましたがクラウドファンディングおかげさまで成立しました。
ありがとうございました。
よく聞かれる質問で「調査会の言っている特定失踪者約470人と警察発表の約870人の関係はどうなっているのですか」というのがあります。
それについてお話しです。
拉致被害者は「調査会の言っている特定失踪者約470人」
「警察発表の約870人」
ただし、特定失踪者約470人の内約50人は国内で見つかっているとの事。
意外と拉致ではなかった人が50人もいたのには驚きます。
ニュースで国内で見つかった人、不幸にも事件に巻き込まれて亡くなった方もいたと聞いた事があります。
特定失踪者とされた中島修一さんを国内で発見 長野県警「北の拉致の可能性なし」 - 産経ニュース
何らかの事情、個人的な事情で失踪したのでしょう。
こんな事件もありました。⇩
コラム・高村智庸の「ワイドショー事件簿」・時効後発覚した女性教師殺人事件の顛末
警察庁のHPには家族の許可を取っている方の名前が都道府県ごとに載っています。
拉致の可能性を排除できない事案に係る方々|警察庁Webサイト
行方不明者871人(そのうち氏名等公表者は450人)
また各都道府県の警察署や、各自治体のHPにも被害者の氏名が掲載されています。
その掲載方法により、熱心な自治体とそうでない自治体もがあると感じます。
では一番熱心に、そして必死になって捜し、取り返そうとしている筈の政府はどうでしょう。
ちょっと熱心さが足らないと思う事もしばしばです。
一人一人の力は弱いです。
家族だけ、友人も含む人たち、自治体全体で、そして政府。
規模が大きくなるに従い、被害者からの距離があり熱心さが弱まっていると感じます。
それは仕方がない事ですが、それでも探索する力が大きいのは警察や各自治体に政府です。
では力が大きい政府の熱心さはどうでしょう。
どうも他人事と思っているようなところがあります。
政府はそれだけ力があるのですから、もっと政権内、そして議員全体に。
更にはマスコミも巻き込み、国民全体、世論の力はものすごいものになる筈です。
政府も世論も自分の家族だと思って必死になり、あらゆる方策を講じて欲しいです。
でも、なんか他人事なんですよね。
勿論、自分の家族ではない人が大多数ですから他人事なのは分かりますが、
政府は国民をどう思わなければならないかです。
高市早苗さんは常に、
国の究極の使命は、「国民の皆様の生命と財産」「領土・領海・領空・資源」「国家の主権と名誉」を守り抜くこと
と述べられています。
4年前の総裁選では演説の最初にこの言葉を述べられて、驚いたものです。
今まで演説の冒頭にこの様な言葉を述べた候補者は知りません。
それだけ国のトップの心構えがしっかりしたと感じます。
では実際、総理総裁になった時にはどう拉致問題に取り組み、そしてどんな方法で取り返そうとされるのか、
高市さんの拉致問題に対する考えを聞いてみたいです。
口ではもっともな事を言っても実際その立場になったら理想論で終わる人もいます。
そう、石破さんです。
総理になって以降、石破さんにはガッカリです。
巷ではネバネバと言われていました。
「ねばならない」と理想を言っても実際具体的にどうするかを言わないですし実行もしない、そんな感じです。
今まで総理候補になっても中々総理になれなかった石破さん。
派閥云々よりも、実はそれだけ能力がなかっただけではと、最近言われています。
小泉訪朝時には拉致議連の初代会長でしたが、熱心さに欠けていたらしいですし。
荒木さんの話では特定失踪者や警察発表の拉致の疑いのある方でしたが、
他には政府認定の17人(内15人帰国)もあります。
いつも、この政府認定の被害者だけが拉致被害者の様に報道されていますが、
実はもっともっと多くの日本人が北朝鮮に拉致されたままだという事、
そして政府はこんなにも多くの国民を取り戻せない、いいえ取り戻そうとしていない実態を
もっと多くの国民に知っておいて欲しいです。
もしかしたらあなたやあなたの家族、あなたの友人が拉致されたかもわからないのです。
他人事だと思わず、もっと真剣に考えて欲しいです。
「子供には罪はない」と朝鮮学校への補助金をやめない自治体の首長は自分の子供、
そして自分の兄弟が拉致被害者だと考えて欲しいです。
総理大臣も、知事も町長村長も、首長ならもっと国民、都道府県民、市区町村民の事を自分の家族だと思って欲しいです。
そして拉致問題も他人事と思わないで欲しいです。