「全ての拉致被害者」とは何なのかというお話しです(7月30日のショートメッセージ)
政府は全ての拉致被害者を取り戻す、と言っています。
しかし政府認定の被害者だけでなく、拉致疑いの人が800人以上います。
その中には暴力的に連れていかれた人もいるでしょうし、騙されて行った人もいるでしょう。
また自分の意志で訪朝したが、その後帰国できない人もいます。
北朝鮮には自由がありません。
一旦北朝鮮に入国したら最後、北朝鮮の判断如何では出国できない国なのです。
北朝鮮に都合がいい人だけを返し、これで解決だ、と言われる事を危惧します。
一部の人だけを返し、その見返りに巨額の補償金を渡してしまっては困るのです。
拉致被害者全員が帰って来なくては、解決にはなりません。
しかし拉致被害者全員と言ってもそれが誰なのか日本政府は把握していません。
やはり完全な問題解決には北朝鮮の体制が変わるしかないでしょう。
金政権が崩壊するしかないのです。
それがいつなのか。。。。
米国人ドンチョル・キム氏が北朝鮮から解放されて2年です。
2年経ってインタビューした産経新聞。
https://www.sankei.com/world/news/200729/wor2007290019-n1.html
では日本政府は独自に彼から北朝鮮の内情を聞き出したのでしょうか。
水面下で動いていたと信じたいですが、そんな様子もありません。
また米朝首脳会談で北朝鮮は変わると思っていましたが、それは淡い期待で終わりました。
北朝鮮はコロナ禍で大打撃を受け、経済制裁が効いていると言われています。
今こそ最後のチャンスだと思いたいです。
これが北朝鮮崩壊の切っ掛けになればと思います。
勿論、淡い期待ですが、それでも何とか良い方向に行って欲しいと期待します。