いつまで経ってもスッキリしない兵庫県、告発文書問題です。
といっても兵庫県以外の人たちにとってはどうでもいい話かもわかりませんが。。。。
それでも告発文の内容も兎も角、告発者の勤務態度や公用PCに保存されていたデータも問題があります。
ですから元県民局長が善で、斎藤知事が悪だとは言いません。
100か0か。。。そんな極端な話ではありませんし、そんな割り切れる問題でもありません。
まず、告発文書の扱い方です。
告発文書について法的な事は詳しくはありませんが、
私が勤務しているパート先でも一応、内部通報と外部通報(弁護士事務所)があり、
告発者は守られると教えられています。
とは言え、今までハラスメントで訴えた事がないのでどこまで守られるのかは不明ですが。。。
しかしこの制度が世間一般に周知され、ここ最近は管理者も私たちパートのおばさんにも気を遣っている感じがします。
そんな中の、斎藤知事を巡る告発文書問題ですから、告発された側が犯人捜しをするなんて、あり得ない。
そもそもパワハラと思っていてもただの叱責かもわかりませんし、こちら側に落ち度があるかもわかりません。
それでも度を過ぎた叱責ならやめて欲しい、と願うのは当たり前。
それが当たり前かどうかを判定するのは中立の立場の人である筈。
それが兵庫県ではパワハラだと指摘された側(斎藤知事)が犯人捜しをしたのです。
これがそもそもの間違いの始まりだったのです。
これではパワハラを受けた側が訴えられず、我慢するしかありません。
なにせ報復されるかもわからないのですから。
生活が懸かっています。減給だったり停職だったりするのですよ。
更には職場のパソコン内の情報が言いふらされ、貶められ。。。。
そんな事、耐えられますか。
勿論、公用パソコンに私的情報を保存するべきではありませんし、
それが業務時間中に書き込んだとあれば訓告や懲戒処分は当然です。
ですから元県民局長への停職3か月の処分に異論はありません。
ただ、私的使用が14年間で200時間、多い日は1日3時間。
これが多いのか少ないのか。
均等割りすれば、1日3、4分。
中には休日出勤もあったようですから、その日に3時間連続だったかもわかりませんし。
それに、犯人捜しをしたのが斎藤知事の仲間たちと聞けば、公平な判断がされたのか疑問です。
※いわゆる「牛タンクラブ」の仲間たちは重要ポストに任命されています。
小橋浩一総務部長、井ノ本知明県民生活部長、原 田 剛 治産業労働部長、そして片山副知事。
私的文書だった事は今までの経緯から想像できます。
そしてそれをN党の立花孝志氏が選挙で広め、斎藤知事再選に大いに影響したと言えます。
それも立花氏自ら白状したように、「10年間で10人と不倫していた」との話はデマだった様です。
デマを選挙公報に載せ、政見放送で訴え、選挙掲示板のポスターにも書き、
選挙演説でも訴えたのです。デマをです。斎藤さんが有利に働くようにです。
ではこのデータは誰から聞いたのかです。
これは斎藤知事の指令の元、片山副知事が元県民局長の取り調べ後にPCを取り上げています。
ですからこの情報は片山副知事が漏洩したと想像できます。
そしてその情報をバラまいたのは井ノ本氏だったとの証言もありますし、
百条委員会でも井ノ本氏が漏洩させたと受け止められる答弁をしています。
※片山副知事の取り調べの手法⇩
公務員には守秘義務があります。
つまり公務員として知り得た事は退職後も口外してはいけない、守秘義務が課されています。
その職務中に知り得た情報、その立場でなければ得られない情報は守らねばなりません。
そもそも斎藤知事は自分の指令で片山前知事に元県民局長の取り調べをさせています。
当然、その結果は知事に報告している筈ですし、PC内の情報を最初に知ったのは片山氏。
そして片山氏から井ノ本氏に情報が流れたと、容易に想像できます。
それでも知らないと斎藤知事。
知らなかったとしても片山氏に問い質せれば分かる筈です。
それを斎藤知事は第三者委員に調べてもらう事を検討すると言っているのです。
こんなところが信用できません。
とはいえ、今更知事選をもう一度なんて思っていませんから。
齋藤さんにはもっと謙虚になって頂き、そして目立ちたがり屋の性格を何とかして欲しいです。
県職員や県会議員はそれぞれ分断され、そして知事への不信感もありそうですから、
今後、知事派と反知事派に分かれる事がないようにしてもらいたいです。
反目し合って一番困るのは県民です。
そこのところを忘れないで貰いたいです。
※参考にした記事はこちら⇩(当初、記事冒頭に入れたのですが、またもや不具合が生じ、仕方なく最後に入れました)
斎藤知事告発の県民局長「PCデータ」がSNS拡散したのはなぜ 側近に浮上した漏洩疑惑 - 産経ニュース