粘り強く交渉?(R3.12.24)
令和3年12月24日金曜日のショートメッセージ(Vol.629)。
平成17年(2005)の参議院内閣委員会、細田官房長官は森ゆうこ議員の「どうやって取り返すのか」という質問に対して「先方も政府で、彼らのこの領土の中においてはあらゆる人に対する権限を持っておりますので、これは我々が説得をして、そして彼らがついに、実は生きておりました、全員返しますと言うまで粘り強く交渉をすることが我々の今の方針でございます」と答弁しています。
その「粘り強い交渉」の結果が16年後の今日です。
粘り強く【調査会NEWS3544】(R3.12.23): 荒木和博BLOG (way-nifty.com)
★粘り強い交渉ってどんな交渉なのでしょう。
日本政府の誰が北朝鮮の誰に交渉しているのでしょう。
交渉という言葉も違和感があります。
もっと強く出られないのかとも思います。
誘拐事件ならネゴシエーターが粘り強く交渉します。
相手が暴走しないように、被害者を殺害しないよう腫れ物に触る様に
そして相手の心を読んで交渉します。
では北朝鮮という国家が起こした拉致という犯罪に対し、
日本政府はどう交渉するのか、被害者を無事救出する為にどうすればいいのか。。。。
普通の国でない北朝鮮。
民主主義国家の常識が通用しない北朝鮮。
北朝鮮という国家が解体するのを待つのか、
武力行使をチラつかせ、場合によっては実際武力を使って救出するのか。
現実問題として実現が不可能に近いようにも思えます。
他に圧力をかける方法はないのか、
民主主義国家で北朝鮮と国交のある国の協力を得られないか、色々考えます。
今まで日本政府は出来る限り、あらゆる方法を講じているのかも疑問です。
必死になって、何が何でも被害者を救出する強い意志が感じられません。
強い意志があれば、拉致担当を官房長官という超多忙の人に兼務させません。
独立した省庁で、独立した担当大臣をなぜ任命しないのか。
河村建夫氏を副総裁特別補佐に任命するぐらいなら、
拉致担当大臣を単独で任命した方が道理が通るし、国民も納得します。
そしてそれが北朝鮮への圧力に少しはなると思いますが、どうでしょう。