両国はアユンギン礁を含む南沙(英語名スプラトリー)諸島の領有権を争い、緊張が高まっている。海警局は今回の接触に関し「責任は完全にフィリピン側にある」と主張した。

中国とフィリピンが領有権を争っている南沙諸島で中国海警局船はフィリピン船を取り締まりました。

中国側の発表ではフィリピン船が故意に接近し接触したと主張していますが、

その実、どうなのかわかりません。

この海域では以前から中国船とフィリピン船と揉めています。

 

 

して15日からの中国の法令で領海内の外国人は拘束すると発表していましたが、

この発令を待っていたかのような今回の事件です。

記事では「取り締まった」とありますが、新聞社によっては「拿捕」としています。

 

同じ事が尖閣諸島沖で起きないとは言い切れません。

寧ろ、その様な事態が起こる可能性が高いです。

勿論、尖閣諸島は日本固有の領土ですが、中国側は自国領だと主張していますから、

日本の主張は無視されるでしょう。

それどころか、尖閣諸島に領土問題があるかのような日本政府の姿勢ですから

日本の漁船が拿捕される可能性が高いと言えます。

尖閣諸島が日本固有の領土だと言うなら、日本人の上陸を許可すべきで、禁止すべきではありません。

 

尖閣諸島を行政区としている石垣市の上陸も拒否している日本政府です。

拒否する理由も明らかにせず、一方的に上陸許可を出さない日本政府です。

石垣市は上陸し、地区名を表示する標柱設置を希望しても日本政府は拒否しているのです。

 

先頃、海上調査した石垣市の調査団によると、ヤギ被害や漂着ごみの弊害を発表しています、

しかしそれにも拘らず、無視し続けている日本政府です。

動きが遅いです。

検討検討で、いつまで経っても検討ではこの問題から逃げているとしか思えません。

 

領有権を主張するなら速やかに石垣市の上陸を許可し、

島の整備と共に、中国が不当占拠しない様に様々な対策をするべきです。

中国海警局船が尖閣諸島近海に常時停泊し、日本の漁船を追い掛け回してきた時点で対策を講じるべきでした。

 

12年前の自民党公約では尖閣諸島に公務員の常駐を検討すると宣言していました。

それがいつの間にか中国への配慮か、中国からの報復を恐れたのか、立ち消え状態になっています。

グズグズしているうちに、検討検討と言っているうちに石垣市の漁船が中国に拿捕される可能性が出てきました。

後悔先に立たずですか?

それともまだ間に合いますか?

いずれにしても如何に尖閣諸島を守り切るか、

如何に尖閣諸島で軍事衝突を起こさせないか、

その事をよく考えて日本政府には対応してもらいたいです。

いつまでも検討検討では間に合わないと、言いたいです。