昨日はボクシング女子に生物学的男子が出場し、生物学的女子と戦い、
予想通り、生物学的男子が勝利しました。
というか女子の方が危険を感じて1分も経たずして棄権したのです。
同じく生物学男子である台湾のリン・ユーチンさんが今日女子枠で戦います。
同じ様な経過をたどるだろうと思いつつ、体型が昨夜のイマネ・ケリフさんよりも華奢ですからどうなる事か、
と思っていました。
ところが、ところがです。
なんと蔡英文さん、頼清徳さんがXに応援の投稿をしているのを見たのです。
When I met boxer Lin Yu-ting 林郁婷, I saw an athlete who is fearless in the face of challenges, whether they come from inside or outside the ring.
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) August 2, 2024
Today, when she represents #Taiwan on the Olympic stage, we will be behind her & all the Taiwanese Olympians making us proud. pic.twitter.com/UfSqIqgSxC
※翻訳:ボクサーの林郁婷に会ったとき、リングの内外を問わず、どんな挑戦にも恐れを知らないアスリートだと私は思いました。 今日、彼女がオリンピックの舞台で#Taiwan代表として出場するとき、私たちは彼女と台湾のオリンピック選手全員を応援し、誇りに思います。
As an avid sports fan, I have always admired the determination of our athletes—like our boxing contestant Lin Yu-ting 林郁婷, whose focus & discipline are truly inspiring. At #Paris2024 & beyond, we firmly & proudly support her & all #TeamTaiwan. pic.twitter.com/Ar59Z25HlV
— 賴清德Lai Ching-te (@ChingteLai) August 2, 2024
そりゃあ、台湾の選手ですから当たり前と言えば当たり前ですが。。。
で、本当にこの論争は間違いではないのか、この二人の性別検査はどんなものだったのかと。
台灣拳后林郁婷陷入性別爭議,曾在東京奧運資格賽被她擊敗的日本女子拳擊奧運金牌得主入江聖奈表示,她很清楚林郁婷魔鬼般的訓練量,因此對於這種情況感到難過
— 想縮入被窩的青 (@HaiRuore) August 2, 2024
「作為在國際大賽上活躍的選手,禁藥檢測是強制進行的,尿檢也是在工作人員面前進行,從身體的特徵上來看,我認為已經被判明是女性」 pic.twitter.com/XwCyfKy1aW
ポスト中「入江セナ」との名前があります。
誰?
入江聖奈さん? 入江聖奈 - Wikipedia
早速Xを見てみる事に。
ああ、ボクシング選手でカエルが大好きな女子がいましたね。
まずリポストしているのが
生物学的に考えると「性」というのは連続的な形質。哺乳類の場合、「性染色体がXXだとメスでXYだとオス」が基本。だけど、その間には様々な程度と頻度で、中間的な特徴を示す個体が存在する(→)
— Hiroki Gotoh@静大4年目 (@Cyclommatism) August 2, 2024
この様なことを踏まえると、ヒトにおけるスポーツ競技における「男子」「女子」の区分けは相当難しいと感じる。(性自認に関しては考えず)身体的特徴に限って判断したとしても、必ず様々な程度や階層で「中間的」な選手が存在するのは、性決定/性分化の仕組みを考えると必然なので。
— Hiroki Gotoh@静大4年目 (@Cyclommatism) August 2, 2024
続きを読むと、成程と思います。
そうだったのか。。。
完全に男女の別に分かれる訳ではないのですね。
で、入江さんのポストは・・・
で、入江さんのポストは⇩
ただ、XY染色体があったとて身体的特徴に現れなかった場合とか、それがどれくらい運動能力に影響するのか、など専門家の意見がない状態で「男が女をボコボコにしている!」みたいな選手の尊厳を傷つけるような発言は嫌です
— 入江聖奈 (@seeenaaa09) July 31, 2024
それと、国際大会で活躍するような選手だと、ドーピング検査が義務付けられていて、尿の採取は係員の前で行っているから、身体的特徴は女性だと判明していると思うし、、
— 入江聖奈 (@seeenaaa09) July 31, 2024
いやあ、単純ではないのですね。
XXなのか、XYなのかで簡単に決められない部分もある様です。
でも、問題になっている2人のボクシング女子に出場する選手はどんな検査を受け、
そしてどんな結果だったからIOCは女子枠への出場を認めたのでしょう。
昨日の報道では2人ともXYの遺伝子だったから女子の競技に出られなかった。
しかしIOCはパスポートの性別で決める。と言っていました。
更にはホルモン量がどうとかも。
もう何が何だか、分からなくなりました。
どうもIOCもきちんとした検査の種類、検査方法、検査結果での判定等々、
明確なルールを決めているのか疑問です。
それさえ決めていればこんな混乱は起きなかった筈です。
勿論、各国のその道の専門家やスポーツ界の重鎮、経験を積んだ専門家等々で協議しているのかと思います。
今更ですが。。。。
ハッキリとした基準がないから、疑いの目を向けたり、
命を脅かす事になる事もあり得ます。
更には誹謗中傷に発展する事もあるでしょう。
その辺の事を日本国内でも議論する事も必要でしょうし、
最終的にはIOCが断固とした検査内容や基準を決めてべきではないかと思うのです。
そうでなければ現場の選手は勿論、コーチも混乱するのではと。
一番の被害者は当事者である選手ですし、そして誹謗中傷の標的になるのも選手だと思います。
東京五輪でもトランスジェンダー問題で批判もありました。
今回はトランスジェンダーと言うよりもより深刻な遺伝子問題、ホルモン量が関係してきます。
今オリンピックの競技がたけなわです。
オリンピック中に問題にならない様に、せめて東京東京五輪後の3年間できちんと決めておくべきでした。
それにしてもいくつもの競技での誤審とも言える審判問題。
セーヌ川の汚染問題、選手村の食事や空調問題等々、もっと準備をきちんとしておいて欲しかったですね。