箱根湯本 早雲寺から正眼寺の旅
箱根湯本駅から歩いて15分位の所に小田原北条5代の菩提寺である早雲寺があります。行き方にはいろいろあるようですが、はじめての身としては町の観光案内の方に聞き、町役場の中を抜ける道を選びました。ちょっと林の山道を通るので、間違えたかなと思いましたが、安心してください。ちゃんと着きました。東海道歩きの人ならご存知かと思いますが、旧東海道沿いの臨済宗大徳寺派のお寺です。
先だって、大船の玉縄城祉のガイドで玉縄北条一族は勉強したばかり。やはり本家の小田原北条氏累代のお墓もお参りしたくて思い切って訪れました。寺の縁起によれば2代氏綱が建てたことになっており、伊勢宗瑞(北条早雲)から氏直まで後北条5代のお墓があります。豊臣秀吉の小田原攻めの時に焼失していますので、江戸時代に今のように整えられました。
この早雲寺から10分位歩くと正眼寺があります。早雲寺と同じく臨済宗大徳寺派のお寺で、境内には曽我兄弟の供養塔と曽我堂があり、なかには曽我兄弟の像があるとガイド本に書いてありました。それより、何より感激したのは、この正眼寺には足湯があることでした。源泉かけ流し。しばし足湯に浸かり、旅の疲れを癒しました。15分位まったりとした時間を過ごしましたが、なんだか足の疲れが回復したような気がしました。足湯のことを英語では”Footbath”と言うらしいです。「ふっとばすぞ」なんて言ってみて、上機嫌でお寺をあとにしました。
このあたりを弥坂と言うのですが、正眼寺から箱根湯本駅に行く途中に弥坂湯という公衆浴場があります。町の住民以外は一人650円。このお風呂は東海道歩きの途中に入ることにして今回は足湯で我慢しました。僅か1時間強の旅でしたが、なんだかんだと結構楽しめるものです。京都からは鳴海宿。日本橋からは戸塚宿で中断したままの東海道歩きを再開せねばと思った1日でした。