人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

ポルトガルワインを試す ーー⑱CARMビスパード・ティント・レゼルヴァーー

2021-06-05 15:17:38 | グルメ

今年の2月にこのワイナリーのCARMビスパード・ティントを飲みました。使用しているブドウはトウールガ・ナショナル、ティンタ・ロリス、トウールガ・フランカの3種類で度数も13.5%と同じです。価格は前回が1,430円(税込)。今回が1,980円(税込)と少し高め。価格の違いを飲み比べてみたかったのですが、4カ月前の試飲の味を覚えているはずもなく、そのコメントも酸味と若干の渋みを感じたこと位しか書いてありませんでした。カタログには、熟したブラックベリーやいちじくのアロマ、樽の香り。なめらかとあります。多分レゼルヴァという樽熟成の工程の違いが味に出ていると想像しています。昨晩テレビで1本150万円もするワインを飲む場面を放映していましたが、果たして味に1000倍の違いがあるかどうか?ワンコインの価格差を文章で表現しようとする方がなんとも庶民的で慎ましいワインの楽しみ方かと思いました。やっかみですね。

さて今回は世界遺産「アルト・ドウロ・ワイン生産地域」について。ポルトガル人のワイン消費量は年間48ℓで世界4番目。日本人が2.5ℓなのでなんとその約19倍。毎月ワインボトルを64本を空にする計算になります。まさに水がわり。安くて美味しいわけです。1本150万円のワインを一晩で空にするなんて恥ずかしくてとても言えません。そのワインの消費量を支えるためにスペインから流れるドウロ川(総延長925㎞)沿って25万haもあるブドウの段々畑が造られました。その生産方法と景観が世界遺産になった理由です。このワイナリーCARMはドウロ地方の東端、スペイン国境に近い所にあります。ブドウ畑の写真がありましたが、一度行ってみたい世界遺産の一つです。

 

 

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