ポートワインの3本目は10年熟成トウニー・ポートワインです。これまで飲んだケヴェド・ルビー・ポートワイン、ケヴェド・トウニー・ポートワインと同じケヴェドのワインです。ルビーはステンレスタンク3年熟成品、トウニーは樽熟成の4年ものですが、今回は樽熟成の10年もの。カタログには、ライトブラウンカラー、ドライフルーツ、シナモン、フローラルな香り。コーヒー豆を連想させる味わい、長い余韻と書いてあります。実際にコルク栓を抜き、グラスに注ぐとまず色が透明感のあるレッドに驚きました。これまで飲んだ2本は濃いワインレッド色で若干渋みも感じました。この10年熟成品は、香りも爽やか味わいもフルーティな感じがして全く別物の印象でした。1,100円程度の価格差でこんなに味わいが違うとすれば、50年熟成の22,000円のポートワインはどれほどの味わいか?とても気軽に飲める値段ではないですが、この店のワインを全て制覇したら、最後にご褒美で飲んでみようと思いました。
このポートワインはピンキリで奥が深いですね。カタログに掲載されているもので安いものは1,980円、最高品は22,000円。製法を国が厳格に管理してブランド価値を保っているだけあって、価格それなりのおいしさに感心しました。