木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

スイミングクラブ変遷1

2012年09月07日 | 水泳(所感)
個人的な回顧録っぽくなるが、大阪に転勤になった当時、最初に通ったのが、住んでいた天満に近いSスイミングスクールであった。

このスイミングの特徴は60分のレッスンのうち、20分くらいがストレッチに費やされる点である。
Tシャツと短パンを履いて、別室でみっちりとストレッチを行ったうえで、初めてプールに入ることができる。
今でこそコアトレーニングの重要性が叫ばれるようになったが、10年も前に全体で延々とストレッチを行うのは苦痛だった。

もうひとつこのクラブで面白かったのは、進級試験がある点である。
ジュニアのコースには進級試験というのは付き物だが、このSスイミングスクールでは成人クラスにも適用されていた。
どのようにクラス分けされていたか忘れてしまったが、コーチに「進級試験を受けたい人はいますか?」と聞かれ、希望者は泳いでみせ、合否をコーチが判断するという形だった。

いい大人が衆人注目の下、泳がされれるのはなかなかシュールな光景であった。
何だかんだと半年くらいは通ったような気がするが、自然と足が遠のき、フェイドアウトするように辞めてしまった。