木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

名古屋考④

2008年05月30日 | 私的名古屋考
名古屋の一部の道路にはバスレーンというゾーンがある。分かりやすいよう赤っぽい色で舗装されていて、建前はバス専用の道路だ。片道3車線あると、一番真ん中に近い部分に設けてある。バス停も道の真ん中にあるのだが、その部分は広島と同様に屋根付きの停車場が出来ている。バスレーンは、その停車場がある関係上、完全にまっすぐという訳でなく、ぐにゃぐにゃと曲がっている。バスレーンには、一般車も平気で通っていて、しかもスピードを出して飛ばしている車が多い。よそ者がこのバスレーンに入ると恐怖である。普通に走っていると、バス停付近で、バスレーンは急に曲がり、そのまま普通に直進していると、対抗のバスレーンに入ってしまいそうになる。おまけにゆっくり走っていると、後ろから煽られる。恐怖というとバスレーンがある道路での右折も怖い。片道3車線だと、中央から順に、バスレーン、右折レーン、直進レーンとなる。右折車は、曲がろうと停車している時に、左右から抜かれていく。信号に右折の青信号が出ても、対向車だけでなく、右レーンの直進車にも気を付けなければならないのである。バスレーンには、極力入りたくない。

名古屋考③

2008年05月29日 | 私的名古屋考
名古屋には、平和公園という147ヘクタールにも及ぶ広い公園がある。ロケーションは市中心部とは言えないものの、それでも、名古屋駅からでも地下鉄に乗って17分。近くには人気のある街、星ヶ丘も近く、十分に都市部である。この公園は桜などでも有名だが、何と言っても凄いのは、19万基とも言われる墓が集中していることだ。墓地としての歴史は浅く、名古屋市内に点在していた墓をここに引っ越しさせたのは、昭和22年から32年のことだという。278カ所にあった墓を半ば強制的に移動したというから、その意気込みは凄い。名古屋では、現在、緑が丘公園というところにも、36000基の墓を建てており、集中させるのが好きなようだ。都市部にこれだけの数の墓が一カ所に集中しているというのは、珍しいことでなないだろうか。

名古屋考②

2008年05月28日 | 私的名古屋考
名古屋の地下鉄に乗っていて不思議に感じることがある。改札横の駅員事務室にマイクがあることだ。気を付けていると、改札を入る、出るたびに、駅員さんがマイクを通して「ありがとうございます」と挨拶をしている。サービス?がいいようだが、爽やかな駅員さんだけでなく「ありゃあます」(と聞こえる)と、低く呟くように言う駅員さんもいて、あまり愉快な気分になれない時もある。地下鉄に乗ると、網棚がない車両(正確に言うと、ごく一部しかない)があったり、カーテンが付いている車両もある。ホームに降りると、表示が不親切なのは、関西と同様。トイレに行こうとすると、改札の外に出なくてはならないことが多い。首都圏や関西は、トイレが改札内にあることが多いのに、名古屋地下鉄は改札外にあるのがほとんどだ。なんとなく不思議な気分になる。


名古屋考①

2008年05月15日 | 私的名古屋考
名鉄線で職場まで通っている。最近、面白いことに気が付いた。満員電車なのに、反対側の扉付近では悠々と新聞を読む人がいる。これはどういうことであろうか。この名鉄線は、途中のほとんどの駅で片側しか扉が開かない。開かないほうの扉付近に立っている人はかなり初期の段階から乗っている人であろう。その人たちを扉一列目とすると、二列目頭上に吊革がある。その吊革に掴まっている人は、どういうわけか、吊革を死守している。すると、後ろからどんどん乗客が押し寄せても、二列目の人が1列目のナイトよろしく後ろをブロックしているような格好になって、1列目の人は悠々なのである。片側しか開かないこの名鉄線に限った現象なのかもしれないが、なんともへんてこりんな現象である。2列目のナイトの中には、ターミナル駅で大量に人が降りる時にも、吊革を離さない人がいる。困った人たちである。